退職代行は「頭おかしい」と言われる3つの理由|口コミでわかる実態と注意点

「退職代行は頭おかしいってどういうこと?」「使わない方がいいの?」など、退職代行の悪い評判が気になっていませんか?
退職代行は、一部否定的な声があるのは事実ですが、アリと考える人が増えていて、こうした意見は少数派です。
ただ、サービスの選び方や使い方次第では、スムーズに退職できないなど注意点もあります。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の退職をサポートし、自らも4回の退職経験を持つ筆者が、退職代行は頭おかしい、という声の真実について以下の流れで解説します。
- 退職代行は「頭おかしい」と言われる全理由
- 肯定派も多い!退職代行はアリと考える人の声
- 結局退職代行は使うべきか|メリット・デメリットまとめ
- これを意識すれば失敗しない!退職代行の選び方
- 23社を一覧で比較!退職代行のおすすめは?
- 退職代行の利用前にやっておきたい5つのこと
- 退職代行の申し込み〜退職までの流れ
このページを読めば、退職代行が頭おかしいと言われる理由から、その実態やメリット・注意点までが全てわかり、退職代行で失敗することがなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 退職代行は「頭おかしい」と言われる全理由
退職代行は、退職手続きを代行してくれて、会社と直接のやりとりゼロで退職ができるサービスです。
引き止めにあったり、怖くて退職が言い出せない人も、スムーズに辞められるメリットがあり、近年急速に利用者が増えています。
しかし、以下の理由で「頭おかしい」という声もあるのが事実です。
- 辞める意思は自分で伝えるべき
- 急な欠員で職場に迷惑がかかる
- そこにお金をかけるのが理解できない
それぞれの内容や、実際どうなのかを解説していきます。
理由1. 辞める意思は自分で伝えるべき
最も多いのがこれで、自分から言わないことが非常識で「頭おかしい」という声です。
自分で上司に申し出て辞めるのが正式な方法なのは確かで、こうした考えを持つ人は一定数います。
「自分で言うべき」という法律はない
ただし、退職代行に代わりに退職を伝えてもらうことは、違法ではなく、全く問題ありません。
「退職希望を伝えるのは本人であるべき」という法律はなく、他人に頼むのは自由だからです。(参考:民法「第六百二十七条」)
人に頼んでも、退職の申し出としては成立するので、それだけで頭がおかしい行為とは言えないでしょう。
理由2. 急な欠員で、職場に迷惑がかかる
退職代行を使うと、前触れなく突然辞めることになるので、職場では急な欠員で迷惑がかかります。
その影響を受けた方からは、迷惑に感じる思いから、「頭おかしい」と言う声が上がりやすいです。
全て辞めた人が悪い、とは言えない
退職代行は、きついハラスメントがあったり、言い出しにくい職場環境が理由で使われることが多いです。
これを踏まえると、急な欠員で迷惑がかかったとしても、それは本人をそこまで追い詰めた会社の責任とも言えます。
後ろめたさを感じる方もいますが、辞めた本人がそこまで責任を感じる必要はありません。
理由3. そこにお金をかけるのが理解できない
退職代行は2~3万円の料金がかかりますが、そこにお金をかけるのが頭おかしいと感じる人もいます。
自分で退職希望を出して辞めるくらい、大したことないと考える人もいて、こうした人には割高なのは確かと言えます。
金額は妥当と考える人も多い
しかし、退職の大きなストレスから解放されるなら妥当と考える方も多く、それゆえに利用者も近年右肩上がりで増えています。
引用元:マイナビキャリアリサーチ「退職代行サービスに関する調査レポート(2024年)」
ハラスメント気質の上司がいたり、ブラックな職場にいて、以下の理由で退職が言い出せない人もいます。
- 人手不足を理由に強い引き止めが予想される
- 裏切り者使いされそうで怖い
- 精神的・肉体的に限界で、もう出勤自体が難しい
こうした人にとっては救世主のような存在で、「これで済むなら安いくらい」と考える人もたくさんいます。
結論|退職代行は「頭おかしい」は的外れ
ここまでをまとめると以下の通りで、ひとくくりに「頭おかしい」と切り捨てるのは的外れと言えます。
- 辞める意思は自分で伝えるべき
→他の人が伝えても退職は正式に決まる - 急な欠員で職場に迷惑がかかる
→本人を追い詰めた会社の責任でもある - そこにお金をかけるのが理解できない
→妥当な金額と考える人が多く、利用者が急増している
また、近年は事情によっては使うのも仕方ないという意見が多く、否定的な声は少数派です。
2. 肯定派も多い!退職代行はアリと考える人の声
頭おかしいというネガティブな声がある一方で、以下の理由で、逆に使うのもアリと考える方もいます。
- 上司がパワハラ気質なら仕方がない
- 心身が限界なら使うのもあり
- 引き止めが面倒なら仕方ない
- シンプルに効率的
- バックれるよりマシ
近年は、こうした肯定派の意見がむしろ主流となってきています。
使ってもいい理由1. 上司がパワハラ気質なら仕方がない
このように、パワハラ気質の上司がいる現場では、仕方がないと言う声はとても多いです。
言い出す勇気が出なかったり、そばにいるのも苦痛な関係性だと、頼るしかないのもうなずけます。
使ってもいい理由2. 心身が限界なら使うのもあり
精神的・肉体的に限界の場合も、使うのはやむなしと言う声もあります。
退職代行を使うと、即日で出社が不要になるように、書類の手続きなどを業者が代行してくれます。
そのため、もう出社自体が難しいところまで追い詰められた人には、ありがたい存在なのは確かです。
使ってもいい理由3. 引き止めが面倒なら仕方ない
退職時に強い引き止めがあるケースも多く、こうした場合も仕方ないと言う意見があります。
退職代行は、本人に連絡しないよう伝えた上で、淡々と退職手続きを進めてくれるので、引き止めを受ける心配はなくなります。
人手不足の職場が多く、引き止めを受けやすい昨今では、強い味方になるのは間違いありません。
使ってもいい理由4. シンプルに効率的
このように、効率的に辞める手段として、退職代行を使ってもいいと考える人もいます。
確かに、言い出すストレスはもちろん、辞めると伝えてからの職場の人間関係など、面倒なことが多いのが退職です。
退職代行に頼めば、家にいるだけで退職が成立するので、便利なツールとして使うのもありでしょう。
使ってもいい理由5. バックれるよりマシ
世の中には、音信不通で急に職場に来なくなる、バックれる人がいるのも現実です。
それと比べると、お金を払って正式に連絡までする分、まだ退職代行はマシと言う声もあります。
退職の意思すら確認できない状況に比べると、企業にとっても後処理がしやすくなるのは確かです。
近年「頭おかしい」といった否定の声は減ってきている
500人を対象にしたアンケート調査(2024年)では、退職代行を使うのはアリと考える人が約8割というデータもあります。(PR TIMES)
以前までは、退職代行なんてありえない、頭おかしいといった声が一部あったのも事実です。
しかし、近年はサービス自体が世間によく知られるようになり、変な辞め方として一方的に叩いたり、といった声は減ってきています。
3. 結局退職代行は使うべきか|メリット・デメリットまとめ
結論から言うと、以下に一つでも当てはまる方は、むしろ退職代行の利用がおすすめです。
- 退職を言い出す勇気がどうしても出ない
- 引き止めにあって、退職できずにいる
- 身体的、精神的に限界ですぐにでも辞めたい
この結論の背景となった、退職代行のメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
メリット | ・退職を言い出すストレスから解放される ・引き止めに流される心配がない ・すぐに出社が不要になる |
デメリット | ・2~3万円は料金がかかる ・会社にとっての印象は良くない ・業者選びを間違えると、損をしたりスムーズに退職できない |
それぞれ解説していきます。
退職代行の3つのメリット
退職代行サービスの利用メリットは以下3つです。
- 退職を言い出すストレスから解放される
- 引き止めに流される心配がない
- すぐに出社が不要になる
メリット1. 退職を言い出すストレスから解放される
退職は、少なからず職場に迷惑をかけることになり、後ろめたさから言い出しにくいと感じる方が多いです。
上司がパワハラ気質だったり、顔を合わせるのもしんどく、伝える勇気がない方もいるでしょう。
退職代行を使えば、あなたは家で待っているだけで退職ができ、このストレスから解放されます。
メリット2. 引き止めに流される心配がない
退職代行を使えば、引き止めにあって流されてしまい、退職に失敗することがなくなります。
「君がいないと回らない」「待遇を良くするから残って欲しい」などと言われ、引き止められるのは良くある話です。
退職代行を使えば、担当者が間に入って淡々と進めてくれるので、流されやすい交渉下手の人でも安心です。
メリット3. すぐに出社が不要になる
退職代行を使えば、すぐに出社が不要になり、依頼してからは会社の人と顔を合わせる必要もなくなります。
1ヶ月前には希望を出す規則がある会社が多く、普通に退職希望を出してもすぐには辞められませんが、そうした心配はありません。
精神的、身体的にすでに限界で、すぐにでも辞めたい方には特に嬉しいサービスです。
正式な退職日は、退職代行が電話してから1~2週間先になることが多いです。
ただ、業者が今後出勤せずに退職するために、書類のやり取りなど手続きをサポートしてくれるので、あなたはすぐに出社が不要になります。
退職代行の3つのデメリット
退職代行サービスを使うデメリットは以下3つです。
- 2~3万円は料金がかかる
- 会社にとっての印象は良くない
- 業者選びを間違えると、損をしたり、スムーズに退職できない
デメリット1. 2~3万円は料金がかかる
退職代行は、2~3万円が退職前に請求されるのが普通で、すぐ払う余裕がない人もいるでしょう。
ただ、カード払いにも対応していて、「退職代行トリケシ」のように、後払いできるサービスも中にはあります。
また、退職の大きなストレスから解放される金額としては、安いと感じる人も多く、それゆえに利用者も右肩上がりで増えています。
デメリット2. 会社にとっての印象は良くない
当然ですが、ルール通り、事前に希望を出して挨拶をして辞めていくのに比べると、会社にとっての印象は悪くなります。
ただ、今後その会社や、そこの従業員と付き合うつもりがない方なら、大したデメリットとは言えません。
デメリット3. 業者選びを間違えると、損をしたり、スムーズに退職できない
退職代行は、業者によって頼める内容や料金、サービスの質が全く変わります。
不必要に高いサービスを選んでしまったり、いい加減な業者を選んで、スムーズに退職できず後悔する方もいます。
次の章から、こうならないための、退職代行の失敗しない選び方を解説していきます。
4. これを意識すれば失敗しない!退職代行の選び方
退職代行を使いたい方は、以下を意識して選びましょう。
- 運営元はどこか
- 料金は安いか
- 万が一失敗したら返金してもらえるか
- 実績のある、信頼できるサービスか
これらに注意すれば、ハズレの業者を使って失敗することはなくなります。
ポイント1. 運営元はどこか
退職代行は、運営元が以下の3種類があり、それぞれ料金やサービスが変わります。
- 民間企業:退職希望や、有給の消化希望を伝えるだけ
- 労働組合:伝えるだけでなく、言い返された時に交渉もしてくれる
- 弁護士:未払い賃金の請求や、万が一の裁判まで全部やってくれる
比較すると以下の通りで、最もおすすめは、安くでできることも多い、労働組合です。
運営元 | |||
民間企業 | 労働組合 (おすすめ!) |
弁護士 | |
料金相場 | 2~3万円 | 2~3万円 | 3~6万円 |
退職希望を伝える | ◯ | ◯ | ◯ |
有休消化や退職日の希望を伝える | ◯ | ◯ | ◯ |
言い返されたり、対応を拒否された時の交渉 | △ | ◯ | ◯ |
未払い賃金請求・訴訟対応 | △ | △ | ◯ |
労働組合なら、会社に退職を反対されたり、有休消化を拒否された時も、反論して、法律を元に交渉してもらえます。
民間企業は、安いこともありますが、万が一対応を拒否された時に、反論ができない立場にあるので注意しましょう。
弁護士が最も万能ですが料金が高く、ただの退職で訴訟にまでなるケースはほぼないので、頼るべき人は限られます。
「悪質な会社で、残業代などの賃金を払わない」といった特殊なケースを除いて、使う必要はありません。
ポイント2. 料金は安いか
退職代行は、ほぼ同じサービスでも、それぞれ料金が違うので、安いサービスを選びましょう。
パート・アルバイトで退職を考えている方は、安くなるので、正社員と料金を分けているサービスがおすすめです。
一律料金のサービス | 全員が2~3万円 |
雇用形態で分けているサービス | 正社員は2~3万円、パートアルバイトは1~2万円 |
また、利用前にお金が用意できない人は、後払いができるサービスを選ぶのも重要です。
後払いだと、追加で3,000~5,000円の手数料が取られる場合もあるので、この点も踏まえて安いサービスを選びましょう。
ポイント3. 万が一失敗したら返金してもらえるか
退職代行は、万が一退職がうまく成立しなかった場合に、返金が受けられるサービスを選んでおきましょう。
代行業者が退職の意思を会社に伝えると、少なくとも2週間後には自動的にあなたの退職が成立します。
職業を選ぶ自由が法律で守られていて、以下のように法律で決まっているからです。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:民法「第六百二十七条」
しかし、希望日に退職できなかったり、少ないですが、スムーズな退職に失敗するケースがあるのも事実です。
万が一の時に安心なので、返金保証があるサービスの利用がおすすめです。
ポイント4. 実績のある、信頼できるサービスか
退職代行は、「〇万件の退職に成功!」のように、実績を明示している信頼できるサービスを選びましょう。
近年、利用者数が増えていることもあり、退職代行の業者も右肩上がりで増えています。
一部、素人が片手間でやっている、以下のようないい加減な業者も増えているのが現実です。
ひどい退職代行業者の例
- 退職日や有給消化の交渉に失敗し、「あとは弁護士や労基に相談して」と丸投げして終わり
- 会社に必要書類の発行をしてもらえず困っても、助けてくれない
- 会社に退職代行とは伝えず、依頼者の母親を名乗って退職希望を伝える
こうした業者を使うと、結局自分で連絡する羽目になったり、話がこじれて、高額な弁護士に頼らざるを得なくなります。
必ずたくさんの人に選ばれていて、実際に円満退職を成功させている、信頼できるサービスを使いましょう。
5. 23社を一覧で比較!退職代行のおすすめは?
23の退職代行サービスを比較してわかったおすすめは、以下の3社です。
正社員におすすめ | 退職代行トリケシ 反論されても交渉してくれて安心!労働組合運営のおすすめNo.1 |
パート・アルバイトにおすすめ | 退職代行モームリ 知名度が抜群で、パート・アルバイトの料金が安い |
未払い賃金の請求までしたい人向け | フォーゲル綜合法律事務所 弁護士運営の中でも、トップクラスの実績 |
一般的な正社員の方で、とにかくすぐに退職したい、という人は「退職代行トリケシ」を選びましょう。
労働組合の運営で、会社に対応を拒否された時も、交渉までやってもらえて、安く、実績も十分のサービスです。
この結論の根拠となった、23サービスの比較表は以下の通りです。
労働組合が運営(おすすめ度★★★★★) | ||||
サービス名 | 料金 | 後払い対応 | 返金保証 | 実績 |
退職代行トリケシ | 25,000円 | ◎ | ◎ | ◎ 2万人以上 |
男の退職代行 | 26,800円 (バイト19,800円) |
◯ 追加で3,200円 |
◎ | ◎ 5万人以上 |
わたしNEXT | 29,800円 (バイト19,800円) |
◯ 追加で3,200円 |
◎ | ◎ 5万人以上 |
退職代行OITOMA | 24,000円 | ◯ 追加で5,000円 |
◎ | ◯ 5千人以上 |
リーガルジャパン | 27,000円 | × | ◎ | – 非公開 |
あおぞら退職代行サービス | 詳細非公開 | × | ◎ | – 非公開 |
退職代行SARABA | 24,000円 | × | ◎ | – 非公開 |
退職代行ゼロユニオン | 23,970円 (バイト18,700円) |
× | ◎ | – 非公開 |
退職代行Jobs | 29,000円 | ◎ | × | – 非公開 |
退職代行即ヤメ | 20,000円 | ◎ | × | – 非公開 |
退職代行ガーディアン | 24,800円 | × | × | – 非公開 |
民間企業が運営(おすすめ度★★★☆☆) | ||||
サービス名 | 料金 | 後払い対応 | 返金保証 | 実績 |
退職代行モームリ | 22,000円 (バイト12,000円) |
◯ 追加で3,000円 |
◎ | ◎ 1.5万人以上 |
退職代行EXIT | 20,000円 | × | ◎ | ◎ 毎年1万人 |
やめたらええねん | 22,000円 | △ 2回払い対応 |
× | ◯ 2千人以上 |
辞めるんです | 27,000円 | ◎ | × | ◎ 1万人以上 |
退職代行ヤメドキ | 24,000円 | ◎ | × | ◎ 1万人以上 |
退職代行ニコイチ | 27,000円 | × | × | ◎ 5万人以上 |
退職代行プラスサービス | 21,780円 (バイト16,280円) |
× | × | – 非公開 |
弁護士が運営(おすすめ度★★★☆☆) | ||||
サービス名 | 料金 | 後払い対応 | 返金保証 | 実績 |
フォーゲル綜合法律事務所 | 33,000~55,000円 | ◎ | ◎ | ◎ 1万人以上 |
アディーレ法律事務所 | 33,000~77,000円 | × | ◎ | – 非公開 |
退職110番 | 43,800円 | × | ◎ | – 非公開 |
弁護士法人みやび | 27,500~55,000円 | × | × | – 非公開 |
弁護士法人川越みずほ法律会計 | 22,000~55,000円 | × | × | – 非公開 |
料金:別途かかる組合費含む金額。正社員の退職の場合。
おすすめの退職代行3社について、それぞれ解説していきます。
5-1. 退職代行トリケシ|正社員におすすめ
「退職代行トリケシ」は、一般的な正社員が対象のサービスの中でも、比較の結果が最も優れていました。
会社に反論されても対処できる、労働組合運営のサービスの中でも特に安く、返金保証も付いています。
相談実績も20,000件以上と多く、たくさんの退職を成功させている点でも安心のサービスです。
同じ料金、条件でサポートしてもらえるため、契約社員や派遣社員の方にも、こちらがおすすめです。
料金 | 25,000円(全ての雇用形態) |
後払い対応 | あり(追加料金なし) |
返金保証 | あり |
実績 | 相談実績20,000人以上 |
運営元 | 日本労働産業ユニオン(労働組合) |
退職代行トリケシ公式ページ
5-2. 退職代行モームリ|パート・アルバイトにおすすめ
「退職代行モームリ」は、パート・アルバイトの料金が正社員と分かれていて、非常に安い特徴があります。
退職希望の伝達のみができる、民間企業の運営ですが、正社員以外の方には料金面でのメリットが大きくおすすめです。
企業への電話の様子をYoutubeで公開して話題になるなど、知名度はNo.1のサービスでその点でも安心です。
料金 | 正社員、契約社員、派遣社員:22,000円 パート、アルバイト:12,000円 |
後払い対応 | 追加で3,000円払えば可能 |
返金保証 | あり |
実績 | 15,000人以上をサポート |
運営元 | 株式会社アルバトロス(民間企業) |
退職代行モームリ公式ページ
5-3. フォーゲル綜合法律事務所|未払い賃金の請求までしたい人向け
「フォーゲル綜合法律事務所」は、弁護士運営の中でもトップクラスの実績を誇る大手の退職代行サービスです。
民間企業や労働組合のサービスではできない、未払い賃金の督促や、退職金の請求、訴訟対応など、幅広く対応してもらえます。
弁護士運営だと、請求した残業代の一部など、成功報酬も取られることが多いですが、それもないので、安心して使うことができます。
料金 | 33,000円 (訴訟対応や退職金の請求もなら55,000円) |
後払い対応 | あり(追加料金なし) |
返金保証 | あり |
実績 | 10,000人以上 |
運営元 | 弁護士フォーゲル綜合法律事務所 |
フォーゲル綜合法律事務所公式ページ
6. 退職代行の利用前にやっておきたい5つのこと
退職代行の利用を考えている方は、最後の出勤日までに、なるべく以下をやっておきましょう。
- 会社から私物は持ち帰っておく
- 借りていた備品は会社に置いておく
- 引き継ぎは書面などで残しておく
- 退職後の必要書類を確認しておく
- 有休の残りを確認して、希望の退職日を決めておく
これらをやっておけば、退職後の会社とのやりとりを最小限に抑えられ、スムーズに手続きが進みます。
6-1. 会社から私物は持ち帰っておく
退職後に、私物を取りに会社に行く羽目にならないためにも、事前に私物はなるべく持ち帰っておきましょう。
残った私物については、不要なものは破棄、必要なものは自宅に郵送で、会社側が対応してくれるケースが多いです。
しかし、必ず対応してくれるとは限りません。万が一に備え、デスクやロッカーの私物は全て持ち帰っておくことをおすすめします。
6-2. 借りていた備品は会社に置いておく
以下のような返却が必要な備品は、なるべく最終出勤日までに会社のロッカーなどに置いておきましょう。
- 健康保険証
- 通勤定期券
- 社員証
- 社用のPC、スマホ
- 制服(できればクリーニングしておく)
- オフィスやロッカーの鍵
- 名刺
- 持ち出し禁止のマニュアル、データなど
置いておけば、代行業者が、ロッカーから回収するよう会社側に伝えてくれます。
これらを持ったままだと、少ないですが、退職後に直接持ってくるよう言われてしまうケースもあります。
スムーズに顔を合わせず辞めるためにも、置いていくことをおすすめします。
6-3. 引き継ぎは書面などで残しておく
取引先の連絡先や、システムの設計書など、伝えずに辞めると会社が困る情報がある方は、引き継ぎ書をロッカーに残したり、社用のPC内にデータで残しておきましょう。
法律上、引き継ぎはしなくても退職は可能ですが、しないままだと以下のリスクがあります。
- 「引き継ぎしないなら退職させない」と会社に強気に出られる
- 退職金の支給条件になっている会社だと、退職金がもらえなくなる
- 取引がなくなるなどして、会社が損をして、損害賠償を請求される
数えるほどですが、実際に引き継ぎをせずに退職した従業員が訴えられて、損害賠償を取られた事例もあります。(参考:ケイズインターナショナル事件)
万が一に備えて、できるだけの引き継ぎ書は作っておくことをおすすめします。
6-4. 退職後の必要書類を確認しておく
代行業者が企業に頼んでくれるので、退職後に必要な書類は確認しておきましょう。
頼むべき書類は、あなたの状況によって変わるので、以下をご参考ください。
退職後に会社からもうらう書類 | 何に使うものか | 必要な人 |
雇用保険被保険者証 | 雇用保険の切り替えや失業手当の申請 | 全員 |
源泉徴収票 | 所得税の手続き(転職先での年末調整や確定申告) | 全員 |
年金手帳 | 年金の切り替え | 2022年4月以前に20歳になった人で、会社に預けていた人 |
退職証明書 | 転職先から求められた場合に提出 | 転職先で提出を求められている人 |
健康保険の資格喪失証明書 | 国民健康保険への加入(役所で保険証を作る手続き) | 無職やフリーランスになり、国民健康保険に入る人 |
離職票 | 失業手当の申請 | 転職先がなく、失業手当をもらいたい人 |
6-5. 有休の残りを確認して、希望の退職日を決めておく
代行業者に聞かれるので、有給休暇の残りを確認し、それも踏まえて希望退職日を決めておきましょう。
退職日に迷ったら、以下の基準で決めておきましょう。
- 転職先が決まっている人:転職先の入社日の前日
- 転職先がない人:有給をフル消化した最短の退職日
転職先がある場合、退職と入社の間に空白期間があると、健康保険や年金の手続きが増えて面倒なので、入社日前日の退職がおすすめです。
特に転職の予定が決まっていない方は、有給を全て使っての最短の日にちでの退職がおすすめです。
有休を使うのを遠慮する方も多いですが、法律上は会社に退職時の有給休暇を拒否する権利はありません。
会社は社員に対して、「この時期は人が足りないから、有休の日にちを変えて欲しい」といった時期変更の希望は出せます。
しかし、退職前の消化だと変更できる日が他にありません。
よって、会社は要求をそのまま受け入れるしかありません。(「労働基準法 第三十九条」より)
7. 退職代行の申し込み〜退職までの流れ
次に、退職代行を使って退職する以下の流れを解説していきます。
- 公式から申し込み
- ラインや電話での聞き取り
- 料金の支払い
- 退職代行が、会社にあなたの退職希望を伝える
- 企業と書類のやりとり
- 退職完了
ステップ1. 公式から申し込み
まずは、以下の各社の公式ページから申し込みを行います。
正社員におすすめ | 退職代行トリケシ (https://torikeshi.jp) |
パート・アルバイトにおすすめ | 退職代行モームリ (https://momuri.com) |
未払い賃金の請求までしたい人向け | フォーゲル綜合法律事務所 (https://enman-taishokudaikou.com) |
ステップ2. ラインや電話での聞き取り
次に、退職代行業者から、ラインや電話で聞き取りがあります。
個人情報以外で、聞かれる主な内容としては、以下があげられます。
- 退職希望日
- 退職理由
- 会社に発行を頼みたい書類
- 有給残りや消化の希望
- 会社から借りているもの、会社に置いてきた私物の確認
申し込み前には、これらは整理しておきましょう。
ステップ3. 料金の支払い
クレジットカードや振込で、料金の支払いを行います。
ほとんどの業者が前払い制で、電話をかける前に料金を請求されます。
ただ、「退職代行トリケシ」のように、一部の後払い対応の業者を選ぶと、支払いは後回しにすることも可能です。
ステップ4. 退職代行が、会社にあなたの退職希望を伝える
聞き取りをもとに、実際に退職代行業者があなたの職場に退職希望の電話をします。
近年は退職代行サービスが世間でも知られるようになり、会社側もすぐに理解して淡々と話が進むことが多いです。
会社に向けて業者が話す、主な内容は以下のとおりです。
- あなたが退職したいことと、希望日を伝える
- 離職票など、本人に送って欲しい必要書類を伝える
- 退職届など、本人が送るべき書類がないか確認
- 退職理由を伝える(質問されたら)
- 本人には連絡しないよう念押し
個人経営の小さい会社や病院で、経営者が対応する場合は、業者に文句を言ったりといったケースもあります。
しかし、ほとんどは人事や事務などの担当者が対応し、あっさりと話が終わります。
ステップ5. 企業と書類のやりとり
その後、以下のような書類のやり取りを、あなたと企業の間で郵送で行います。
- 会社に送る:退職届、あれば借りていた備品、制服など
- 会社から自宅に送られる:離職票や退職証明書など
この時点で、会社に私物があったり、社用のPCなどを借りた状態だと、受け渡し会社に行く必要が出る場合もあります。
なるべく、最終出社までに私物は全て持ち帰り、社用のものは会社のロッカーなどに置いておくようにしましょう。
ステップ6. 退職完了
書類のやりとりが終わった時点で退職が完了します。
退職後に、必要書類が届かなかったり、本来の給与が払われなかった場合は、催促の連絡をするなど、最後までサポートしてもらえます。
退職後は、以下の公的手続きが必要になります。
- 健康保険の切り替え
- 年金の切り替え
- 雇用保険(失業手当)の手続き
- 住民税の手続き
- 所得税の手続き
- 確定拠出年金の手続き
具体的にすべきことは、退職時期や転職先があるかなど、あなたの状況によって変わります。
詳細は、以下の記事で全て解説しているので、ご参考ください。
まとめ
退職代行は「頭おかしい」という声の真実を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
自分で言うべき、迷惑がかかるなどの理由で、否定的な声があるのは事実ですが、近年は少数派です。
以下に一つでも当てはまる方は、むしろ使うべきサービスといえます。
- 退職を言い出す勇気がどうしても出ない
- 引き止めにあって、退職できずにいる
- 身体的、精神的に限界ですぐにでも辞めたい
23の退職代行サービスを比較してわかったおすすめは、以下の3社です。
正社員におすすめ | 退職代行トリケシ 反論されても交渉してくれて安心!労働組合運営のおすすめNo.1 |
パート・アルバイトにおすすめ | 退職代行モームリ 知名度が抜群で、パート・アルバイトの料金が安い |
未払い賃金の請求までしたい人向け | フォーゲル綜合法律事務所 弁護士運営の中でも、トップクラスの実績 |
一般的な正社員の方で、とにかくすぐに退職したい、という人は「退職代行トリケシ」を選びましょう。
労働組合の運営で、会社に対応を拒否された時も、交渉までやってもらえて、安く、実績も十分のサービスです。
当ページの内容が、あなたにとってストレスの少ない、スムーズな退職の助けになることを心より祈っています。
まだ転職先が決まらない人へ
退職にあたり、転職先が決まらない方には、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントは、担当がついて、以下を全て行ってくれる無料の転職サービスです。
- 転職相談
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- 企業とのやり取りの代行
- 退職手続きのサポート
大手エージェントは企業との強いパイプがあり、表には出回らない、有名企業の急ぎの採用案件も多数持っていて、登録から1~2週間で内定が決まる場合もあります。
中でもおすすめは以下の大手6社で、サポート対象になる方の年収別におすすめ度をまとめました。
おすすめ度各社の特徴
・ おすすめ エージェント |
~500万円 | 500~ 700万円 |
700~ 900万円 |
900万円~ |
・ doda |
◎ | ◎ | ◎ | ◯ |
・ マイナビエージェント |
◎ | ◎ | ◯ | △ |
・ type転職エージェント |
◎ | ◎ | ◯ | △ |
・ パソナキャリア |
△ | ◯ | ◎ | ◎ |
・ LHH転職エージェント |
△ | ◯ | ◯ | ◎ |
・ JACリクルートメント |
× | △ | ◎ | ◎ |
・ おすすめ エージェント |
|
・ doda |
求人数やサポート実績は国内トップクラスで、大手優良企業の求人が集中している |
・ マイナビエージェント |
新卒領域では最大手なのもあり、20~30代の若手のサポートに特に強い |
・ type転職エージェント |
ITエンジニア、営業職、女性のサポートに強く、主に一都三県が対象 |
・ パソナキャリア |
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性の管理職の転職に強い |
・ LHH転職エージェント |
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い |
・ JACリクルートメント |
ハイクラスの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収700万円以上は登録必須 |
いずれも20年以上の実績があり、国内の大手優良企業の案件はこの6社に集中していて、ここから選べば間違いありません。
優良なエージェントでも、担当者に当たり外れがあるので、念の為3つは利用しておきましょう。