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Sansan中途採用の完全ガイド|応募前に知るべき注意点全てがわかる

「Sansanは中途採用してる?」「中途でSansanに入社するにはどうすればいい?」など、Sansan株式会社(以下、Sansan)の中途採用が気になっていませんか?

Sansanは中途採用を行っていますが、人気企業で転職難易度も高く、十分な対策が必要です。

また、社内からは悪い口コミもあるので、悪い面も理解して転職しないと入社後後悔することになります

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者が、Sansanへ中途入社を目指す上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

  1. Sansanの中途採用情報|待遇・求人や申し込み方
  2. 中途入社先としてSansanはどうなのか
  3. Sansanの社員からの口コミ・内部事情
  4. Sansanはそもそもどんな会社か
  5. Sansanの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
  6. Sansanの中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと
  7. Sansanへの中途採用で使うべき転職エージェント

最後まで読めば、Sansanの中途採用の情報から、中途採用されやすくなるためのコツまでわかり、Sansanへの転職で失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. Sansanの中途採用情報|待遇・求人や申し込み方

Sansanは、「Sansan」「Bill One」などを手掛ける大手ソフトウェア会社で、年間通して中途採用も行っています。

ここではSansanの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

1-1. 中途採用職種

Sansanの中途採用の職種は大きく分けると下記の4つです。

ビジネス職 営業、マーケティング、bizdevなど
コーポレート職 コーポレート(人事・法務など)
エンジニア職・研究開発職 ソフトウェアエンジニア、インフラエンジニア、モバイルエンジニア、機械学習エンジニア、セキュリティエンジニアなど
クリエイター職 ブランディング、マーケティング、プロモーションなど

上記のような職種がありますが、中途採用では全ての職種で幅広く募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

1-2. 求人情報

過去に「doda」「マイナビAGENT」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントや「キャリア採用サイト」で募集されていた求人情報をご紹介します。

ビジネス職

求人概要 予定年収 勤務地
インサイドセールス
※子会社への出向確定ポジション
560万円~658万円 東京都渋谷区
法人営業(BillOne担当) 560万円~756万円
マーケティング企画 623万円~994万円
事業戦略企画 805万円~1,246万円
セールスオペレーション企画 603万円~756万円
BizDevマネジャー 700万円~994万円

ビジネス職においては、セールス(インサイド・フィールド)やマーケティングなどで募集を行っています。

コーポレート職

求人概要 予定年収 勤務地
採用企画・実行担当/キャリア採用の戦略推進等 623万円~882万円 東京都渋谷区
商事法務担当 700万円~1,001万円
内部監査担当 854万円~1,064万円
役員秘書 504万円~910万円

コーポレート職においては、人事や秘書など幅広いポジションで募集を行っています。

エンジニア職・研究開発職

求人概要 予定年収 勤務地
共通認証基盤エンジニア 714万円~1,449万円 東京、大阪、福岡、愛知(名古屋)
テクニカルリード アーキテクト 1,001万円~1,806万円 東京都渋谷区
Webアプリ開発エンジニア 714万円~1,127万円
社内SE(社内業務システムの導入・開発・改善) 714万円~1,288万円
アルゴリズムエンジニア(データ戦略) 847万円~1,785万円

エンジニア職・研究開発職においては、基盤エンジニアやアプリ開発など幅広いポジションで募集を行っています。

クリエイター職

求人概要 予定年収 勤務地
【リードプロダクトデザイナー】UI/UX全般をリード 763万円~1,204万円 東京都渋谷区
【プロダクトマネジャー】「Sansan」UXデザイン全般をリード 980万円~2,254万円
コンテンツライター・プランナー 609万円~798万円
ブランドエディター 623万円~1,001万円

クリエイター職においてはUI/UXデザイナーやコンテンツライターなどのポジションで募集を行っています。

1-3. 採用メッセージ、求められる人物像

Sansanの過去の求人にて述べられていた、求める人物像の一例はポジションごとに以下のようなものがあげられます。

bizdev

  • 事業環境・組織の変化に対し、柔軟に適応できる方
  • 周囲を巻き込み、主体的に行動できる方
  • 関係者と協力しながら、適切なコミュニケーションを取れる方
  • 当社の企業理念である「Sansanのカタチ」に共感できる方

QAエンジニア

  • 当事者意識を持ち、自ら考え行動し、その判断や成果を周囲に伝えられる方
  • 物事の本質を深く掘り下げ、論理的に整理・解決できる方
  • 成長への意欲を持ち、変化や挑戦を前向きに楽しめる方
  • 柔軟な対応力と高い協働性を持ち、チームの成果を最大化できる方

商事法務

  • 事業成長を法務の観点から現場と共に力強く推進できる方
  • 周囲を巻き込み、主体的に行動できる方
  • 関係者と協力し、適切なコミュニケーションが取れる方

WEBディレクター

  • プロジェクトの全体像を俯瞰しながら、細部のクオリティーにまで気を配り、クリエイティブ制作の進行を管理できる方
  • 大局的な視野を持ち、中長期な目線で業務構築ができる方
  • 速いスピードが求められる環境で変化することを苦とせず、臨機応変に対応できる方
  • 多くのステークホルダーの間に立ってコミュニケーションを円滑につなぐ役割が果たせる方

また、Sansanは以下の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」(引用元:Sansanを大事にしており、社員の口コミではカルチャーフィットを強く求められるという声が多くあがっています。

ミッション

  • 出会いからイノベーションを生み出す

ビジョン

  • ビジネスインフラになる

バリュー

  • 仕事に向き合い、情熱を注ぐ
  • Lead the customer
  • 体験を想像する
  • 意思と意図をもって判断する
  • 最速を目指す
  • グロースマインドセット
  • 感謝と感激を大切にする
  • 変化を恐れず、挑戦していく

上記を踏まえると、以下のような点をアピールすると良いでしょう。

  • 主体性を持って仕事に取り組んできた経験
  • 目標に向けて高いコミットメントを発揮した経験や実績
  • 周囲を巻き込んで仕事を進めることのできる高いコミュニケーション能力を発揮した経験や実績
  • Sansanのミッションやバリューへの共感

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

1-4. Sansanへはどうやって応募すべきか

Sansanに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でSansanの転職に有利になるからです。

  • インターネット上に出ていない、Sansanの非公開求人に応募できる
  • Sansanの傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
  • Sansan側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、Sansanに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

上記の3社に登録し、「Sansanに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほどSansanと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. 中途入社先としてSansanはどうなのか

中途採用を目指すべき?という方に向け、下記の観点でSansanを評価していきます。

社員からの評判 ・「職場の雰囲気」「キャリア・成長」は他の人気企業と比較しても高い評価
・「やりがい」面は他の人気企業と比較しても評価は平均よりやや低め
・「待遇」「ワークライフバランス」面は他の人気企業と比較しても評価は低い
年収 ・業界平均より高いだけでなく、一緒に検討される「マネーフォワード」「サイボウズ」などの大手ソフトウェア会社と比べても高い
中途入社難易度 ・高い(高度なスキルや経験が必須)ので準備が必要

それぞれの観点について解説します。

2-1. Sansanの社員からの評判

口コミサイトをもとに社員からのSansanの評判をまとめると、下記の通りです。

評価
待遇 2.8
ワークライフバランス 2.8
キャリア・成長 3.7
やりがい 3.4
職場の雰囲気 4.2

社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、以下の通りです。

  • ◎社員の士気が高くスピード感がある
  • ◎若手のうちから裁量があり、フィードバックも多いので成長を実感しやすい
  • ○業界内では年収は高めだが、成果主義なので本人の評価次第で待遇に差が出る
  • ○エンジニアはフレックスなので自由度が高いが、その他の職種はやや働き方の自由度が落ちる
  • ○カルチャーフィットを強く求められるので、合う合わないはハッキリしている
  • △営業など一部の職種・役職ではハードワークとなりやすい

社員からの口コミについては「3.Sansanの社員からの口コミ・内部事情」でより深掘りしますから、気になる方は読み進めましょう。

Sansanとあわせて検討される企業との比較

Sansanとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

  • サイボウズ.:クラウドサービスの「kintone(キントーン)」などの製品群を持つ、ソフトウェア会社
  • マネーフォワード.:会計などを主軸とする「Moneyforwardクラウド」シリーズの製品群を持つ、ソフトウェア会社
  • freee.:会計などを主軸とする「freee」シリーズの製品群を持つ、ソフトウェア会社

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

待遇 ワークライフバランス キャリア成長 やりがい 職場の雰囲気
Sansan. 2.8 2.8 3.7 3.4 4.2
サイボウズ. 3.0 3.8 3.5 3.5 4.3
マネーフォワード. 3.1 3.5 3.8 4.0 4.1
freee. 3.6 4.5 3.6 3.8 4.3

一緒に検討されるソフトウェア会社の中でも、キャリア・成長や職場の雰囲気のスコアが高めです。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のような声をよく聞きます。

  • 若手のうちから裁量がある仕事を任せてもらえ、フィードバックが盛んなど、成長しやすい環境
  • 会社に勢いがあるので、雰囲気が良い

ただし、営業などの職種ではハードワークとなりやすく、出社がメインなので自由度が低いという口コミが目立ちます。

過去にサポートした中でも、「残業時間が多く、出社比率がコロナ禍が終わって増えたことから負担が大きいと感じるようになった」などの理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

2-2.Sansanの平均年収

Sansanの正社員の平均年収は、750万円です。

一緒に検討される大手企業と比較すると下記の通りで、同じ大手ソフトウェア会社と比べても高くなります。

平均年収 平均年齢 平均勤続年数 待遇の口コミ評価
Sansan 750万円 32.1歳 2.9年 2.8
サイボウズ. 687万円 35.8歳 6.2年 3.0
マネーフォワード. 711万円 34.0歳 2.5年 3.1
freee. 678万円 32.7歳 1.7年 3.6

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、Sansanの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

25歳 550万円~600万円
30歳 600万円~650万円
35歳 750万円~800万円
40歳 750万円~800万円

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

2-3. Sansanの中途採用難易度

Sansanへの転職難易度は「高い(高度なスキルや経験が必須)」です。

中途採用を積極的に行っていますが、高い知名度などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

  • 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
  • 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする

3. Sansanの社員からの口コミ・内部事情

改めて、Sansan社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

評価
待遇 2.8
ワークライフバランス 2.8
キャリア・成長 3.7
やりがい 3.4
職場の雰囲気 4.2

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

  • ◎社員の士気が高くスピード感がある
  • ◎若手のうちから裁量があり、フィードバックも多いので成長を実感しやすい
  • ○業界内では年収は高めだが、成果主義なので本人の評価次第で待遇に差が出る
  • ○エンジニアはフレックスなので自由度が高いが、その他の職種はやや働き方の自由度が落ちる
  • ○カルチャーフィットを強く求められるので、合う合わないはハッキリしている
  • △営業など一部の職種・役職ではハードワークとなりやすい

3-1. 待遇に関する口コミ

  • 業界内では高めだが、評価次第で待遇が大きく変わる
  • 等級によって給与レンジが定められている
  • 全体的に昇給傾向で、新卒年収も高い
  • ただし、降格もありうるので年収が下がることもある
  • マネジメントキャリアを選択しない場合も、昇級は目指すことができる

待遇に関する評価は他の人気企業と比べると低いです。

業界内では年収が高めではあるものの、評価次第で給与が大きく変わるという口コミが多いです。

給与レンジは等級によって設定されており、同じ等級でも評価によってボーナスの支給額に変化があります。

全体的に昇給している傾向があり、2023年には新卒の年収を約560万円に引き上げるなどの施策を行なっています。

ただし、昇格も降格もシビアに行われる傾向があり、評価されていないと給与が下がります。

ボーナスは、収益部門の営業などは振れ幅が大きく間接部門は一定の金額に落ち着きやすいとの声もあります。

このほか、メンバークラス以降はマネジメント系・プロフェッショナル系のキャリアを選択することとなりますが、以降も昇給はしていきます。

参考:役職別の年収目安

Sansanの役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

役職目安 年収目安
スタッフ(S1) 450万円~500万円
スタッフ(S2) 500万円~550万円
スタッフ(S3)※新卒入社時 550万円~600万円
スタッフ(S4) 600万円~650万円
スタッフ(S5) 700万円~750万円
アシスタントマネージャー 850万円~900万円
マネージャー 1,000万円~1,050万円
シニアマネージャー(副部長級) 1,300万円~1,350万円
シニアマネージャー(部長級) 1,500万円~1,550万円
取締役 6,100万円

3-2. ワークライフバランスに関する口コミ

  • 部署による違いが大きく、営業などの部署や管理職の場合は忙しい
  • コーポレート系は比較的落ち着いている
  • エンジニアはフレックスなどの働きやすい制度が活用しやすい
  • 基本的には週に3回以上の出社が必須となる
  • 有給休暇の取得はしやすい

ワークライフバランスに関する評価は他の人気企業と比べると低いです。

部署による違いが大きく、残業時間がほとんどない部署もあれば、ずっと働いている部署もあると答える方が多いです。

特に、以下の部署や役職は忙しくなりやすいです。

  • 営業:数字の達成率によって自由度が大きく変わるものの、週末に資料を作ったりしているなど忙しい
  • マネージャー:部署問わず実務との兼務となるケースが多く、ハードワークとなりやすい

一方、エンジニアはフレックスなど、働きやすい制度が活用しやすいです。

コロナ禍以降の2023年からは出社比率が高まっており、週に3回は出社することが通例となっています。

このほか、有給休暇の取得はしやすいと答える方が多いです。

なお、会社全体の残業時間の目安は、月間27時間ほどとなっています。

3-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

  • 若手のうちから裁量があり、フィードバックも盛んなので成長しやすい環境
  • 会社からキャリアに対する明確な提示はないが、キャリア形成に役立つ制度は揃っている
  • 会社の成長や変化に適応する中で成長を実感する

成長・キャリアアップに関する評価は他の人気企業と比較しても高いです。

若手のうちから裁量権のある仕事を任せてもらえ、フィードバックが盛んな文化なので成長しやすいという口コミが目立ちます。

会社から明確なキャリアプランの提示はないものの、部署異動の機会が多く、社内公募制度もあるので様々な経験が積みやすいです。

なお、配属部署との適性があれば、長くその部署に留まりやすいとの声もあります。

このほか、変化が大きく、様々な場面を経験する中で成長を感じると話す方もいます。

3-4. やりがいに関する口コミ

  • 社員の士気も高く、スピード感があるのでやりがいを感じる
  • ユーザーファーストな視点で仕事に取り組める
  • 若手のうちから裁量権がある
  • プロダクトが強いため、個人の能力がどれだけ影響しているのか疑問になるとの声も
  • バックオフィスはホワイトな働き方となるので、メガベンチャーならではの成長を感じづらいと話す方も

Sansanにはやりがいを持って働いている方が多いです。

成長企業ということもあって社員の士気も高く、スピード感がある点にやりがいを感じている方が多くいます。

ユーザーファーストが会社に根付いているので、自社プロダクトが顧客の役に立っている実感が持てると話す方も多数います。

若手のうちから裁量権があり、手を挙げれば仕事を任せてもらえることも多いです。

ただし、プロダクトが強いが故に、自分が介在することの価値があるのか疑問になる時があるといった声もあります。

このほか、バックオフィスはホワイト環境すぎて、成長につながっているか不安になると話す方もいます。

3-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

  • ミッションドリブンな会社で、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」といった言葉が飛び交っている
  • 自社カルチャーへの適応を強く求められる
  • 社員同士の交流が盛ん
  • 実力主義で、昇格も降格もありうる環境
  • プロダクトが強い一方でマネジメントがうまく機能していないと感じるという意見を持つ方もいる

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は他の人気企業と比較しても高いです。

ミッションドリブンな会社で、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」といった言葉が非常に盛んに飛び交っているという口コミが目立ちます。

自社カルチャーへの適応を強く求められるので、合う合わないはハッキリしています。

「Know me」というメンバー同士の会食をサポートする制度など、社員同士の交流を促す制度が豊富です。

実力があれば若手の登用もされ、フィードバックも盛んなので成長環境だと感じるというコメントもあります。

しかし、成果主義であるため、ダウングレードされる場合もあります。

ただし、プロダクトの良さで成長している側面が強く、マネジメントがうまく機能しているとは思わないという声もありました。

参考:Sansanから転職で出ていく人の事情

Sansanは、勢いがあり、業界内での高いシェアから人気の企業です。

しかし、「カルチャーフィットを強く求められるが、合わない」「もっとベンチャーらしい組織に属したい」「エンジニア以外はフレックスで働けないので、もっとフレキシブルな環境が良い」といった理由で転職を検討されています。

4. Sansanはそもそもどんな会社か

引用:東急

Sansanは、名刺管理サービス「Sansan」「Eight」や経理DXサービスの「Bill One」などを手がける、大手ソフトウェア会社です。

会社ホームページ:https://jp.corp-sansan.com/

4-1. 会社概要

社名 Sansan株式会社
設立 2007年(平成19年)6月11日
代表者 寺田 親弘
従業員数 【単体】1,797名(2025年2月28日時点)
【連結】2,060名(2025年2月28日時点)
本店所在地 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
事業内容 働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売

4-2. 事業内容

Sansanの事業内容は以下のとおりです。

  • 働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売

そして、主力製品は以下の4つです。

  • Sansan・・・名刺・営業履歴の一元管理サービス
  • Eight・・・名刺管理サービス
  • Bill One・・・経理DXサービス
  • Contract One・・・契約書DXサービス

4-3. トップメッセージ

画像引用元:Sansan

Sansanは「出会いからイノベーションを生み出す」ことを掲げ、複数の事業を展開する企業です。

これまで主力サービス「Sansan」や経理DXの「Bill One」、名刺アプリ「Eight」の強化・最適化を通じて、売上と利益の成長を両立してきました。

2027年5月期を目標に、新たな中期財務方針を掲げ、経営リソースを最も生産性の高いサービスへ柔軟に配分する戦略をとっています。

今後は「Bill One」の新機能開発や「Sansan」のソリューション拡充、第3の柱となる新規事業の育成に注力していく方針です。

4-4. 今後の事業展開

Sansanは中長期的な経営戦略として、以下の7つを軸としています。(引用元:Sansan

  1. 広大な潜在市場へのアクセス
  2. 優秀な人材の採用・育成と多様性の確保
  3. セキュリティリスクへの対応
  4. 技術力の強化
  5. 新規サービスの創出
  6. M&Aの活用

Sansan/Bill One事業においては、「Sansan」「Bill One」にて、広大な市場に対してアプローチを行っています。

また、「Eight」事業においては、より収益性を追い求めたビジネス展開を行なっています。

このほか、セキュリティリスクへの対策や、優秀な人材確保とのための採用力および技術力の強化を全社で取り組むべき課題としています。

そして、新規サービスの創出やM&Aの活用によって非連続的な成長を目指しています。

以上を踏まえると、新たな市場などにチャレンジしたい方などに向いた企業と言えます。

5. Sansanの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、Sansanの中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

5-1. Sansanの中途採用で聞かれる想定質問40選

Sansanの面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

  1. 業務で新しいツールやシステムを導入した際、どのように周囲を巻き込み、活用を促進しましたか?
  2. チームでの目標達成に向けて、あなたが主体的に行動した経験を教えてください。
  3. 業務改善を提案し、実行に移した経験について具体的に教えてください。
  4. データや数値を活用して課題を特定し、改善に結びつけた経験はありますか?
  5. 複数の部署や関係者と連携してプロジェクトを進めた際、どのように調整を行いましたか?
  6. 新しい業務やプロジェクトに取り組む際、どのように知識やスキルを習得しましたか?
  7. 業務上の失敗や課題に直面した際、どのように対応し、学びを得ましたか?
  8. 自社のサービスやプロダクトに対して、ユーザー視点で改善提案を行った経験はありますか?
  9. 業務の中で、他者の意見を取り入れて成果を上げた経験について教えてください。
  10. 業務の中で、目標達成のために優先順位をどのように判断し、行動しましたか?

若手社員(第二新卒〜30歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 新しい業務に取り組む際、どのようにして必要な知識やスキルを習得しましたか?
  2. 業務上の課題に対して、自ら提案し、改善を図った経験はありますか?
  3. チーム内での役割や貢献について、どのように意識して行動しましたか?
  4. 上司や先輩とのコミュニケーションで工夫した点を教えてください。
  5. 業務の中で、自分の成長を実感した瞬間について教えてください。
  6. 失敗やミスを経験した際、どのようにリカバリーし、学びにつなげましたか?
  7. 自社のサービスやプロダクトに対して、改善提案を行った経験はありますか?
  8. チームや会社に対して、自分が貢献できたと感じたエピソードを教えてください。
  9. 業務の中で、他者からのフィードバックをどのように活用しましたか?
  10. 業務の中で、目標達成のためにどのような工夫をしましたか?

中堅社員(30代〜40歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 業務の中で、チームや組織の課題を特定し、改善に導いた経験はありますか?
  2. 若手メンバーの育成や指導において、どのような取り組みを行いましたか?
  3. 複数の部署や関係者と連携してプロジェクトを推進した経験について教えてください。
  4. 業務の中で、KPIの設定や改善に関与した経験はありますか?
  5. 組織の中で、ボトルネックを発見し、改善につなげた経験について教えてください。
  6. 経営や事業の意図を理解し、自身の業務に反映させた事例を教えてください。
  7. 新規プロジェクトの立ち上げにおいて、どのように仕組みや体制を設計しましたか?
  8. 社内外の関係者を巻き込みながら、成果を出した経験について教えてください。
  9. リソースに制約がある中で、優先順位をつけて成果を出した経験を教えてください。
  10. 業務の中で、チームの生産性を高めるために取り組んだことはありますか?

管理職・シニア(40代以上)が準備すべき質問10個

  1. 組織の戦略を立案する際に重視した指標や前提条件について教えてください。
  2. これまでにマネジメントしたチームの構成と、その中で注力した体制づくりについて教えてください。
  3. チームの生産性を高めるために取り組んだ仕組みづくりや制度設計の事例を教えてください。
  4. 業績が伸び悩んだ組織に対して、どのように打開策を講じて成果に結びつけましたか?
  5. メンバーの目標設定や評価の際に、どのような点を意識して運用していましたか?
  6. 組織文化や働き方の変革に取り組んだ経験があれば教えてください。
  7. 事業部間や経営層との調整を行いながら意思決定をした事例について教えてください。
  8. 中長期の事業計画の中で、自らが実行責任を持ったテーマについて説明してください。
  9. 高難度な外部パートナー交渉やアライアンス経験があれば教えてください。
  10. 若手や中堅層の育成において、成果が上がったと感じる取り組みについて教えてください。

5-2. Sansanの中途採用選考でアピールすべきポイント

Sansanへの転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

  1. 全ての人がアピールすべきポイント
  2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
  3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
  4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接や職務経歴書で、Sansanへの理解と共感を示すために、以下のポイントを意識しましょう。

  • ミッション「出会いからイノベーションを生み出す」への共感
  • ビジョン「ビジネスインフラになる」の理解
  • バリュー「仕事に向き合い、情熱を注ぐ」の体現
ミッション「出会いからイノベーションを生み出す」への共感

Sansanは、ビジネスにおける出会いの価値を再発見し、イノベーションを生み出すことをミッションとしています。

自身の経験や価値観がこのミッションとどのように重なるかを具体的に伝えることが重要です。

ビジョン「ビジネスインフラになる」の理解

Sansanは、ビジネスの世界で不可欠な存在となることを目指しています。

自らのスキルや経験が、どのようにこのビジョンの実現に貢献できるかを示しましょう。

バリュー「仕事に向き合い、情熱を注ぐ」の体現

Sansanは、目の前の仕事に本気で向き合い、情熱を注ぐ姿勢を重視しています。

これまでの職務で、困難に直面しながらも粘り強く取り組んだ経験を具体的に述べることで、バリューとの一致を示すことができます。

2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント

若手社員として、以下の点を強調することで、Sansanでの活躍をアピールできます。

  • 学習意欲と成長志向
  • チームでの協働経験
  • 変化への柔軟性
学習意欲と成長志向

Sansanは、未経験の領域にも積極的に挑戦し、学び続ける姿勢を評価します。

新しいスキルや知識を習得するために、自ら進んで行動した経験を具体的に伝えましょう。

チームでの協働経験

Sansanでは、職種や役職を超えた協働が求められます。

チームメンバーと連携し、共通の目標に向かって取り組んだ経験を示すことで、組織への適応力をアピールできます。

変化への柔軟性

Sansanは、事業環境の変化に迅速に対応する柔軟性を重視しています。

業務内容や担当の変更にも前向きに適応した経験を通じて、変化に強い人材であることを示しましょう。

3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント

中堅社員として、以下の能力や経験を強調することで、Sansanでの貢献を示すことができます。

  • プロジェクトマネジメント経験
  • 部門横断的な調整力
  • 後輩や部下の育成実績
プロジェクトマネジメント経験

Sansanでは、中堅層に主体的なプロジェクト推進が求められます。

予算管理やスケジュール設計など、プロジェクト全体をリードした経験を具体的に伝えましょう。

部門横断的な調整力

Sansanの事業では、営業、開発、カスタマーサクセスなど多機能の連携が鍵となります。

異なる意見や利害を調整し、プロジェクトを前進させた経験を示すことで、組織内での調整力をアピールできます。

後輩や部下の育成実績

Sansanは、人材の成長を事業の成長と捉えています。

後輩や部下の育成に関与し、チーム全体の成果向上に貢献した経験を具体的に述べることで、リーダーシップを示すことができます。

4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

管理職やシニア層として、以下の点を強調することで、Sansanでの戦略的な貢献を示すことができます。

  • 事業戦略の立案と実行経験
  • 組織文化の醸成と浸透推進
  • グローバルビジネスの経験
事業戦略の立案と実行経験

Sansanは、第二創業期としての戦略フェーズにあります。

市場分析をもとに、複数部門にまたがる戦略を立案・実行した経験を具体的に伝えることで、戦略的思考と実行力をアピールできます。

組織文化の醸成と浸透推進

Sansanは、企業文化とミッション・ビジョン・バリューの一致を重視しています。

自社の文化形成や再構築に取り組んだ経験を通じて、組織文化の醸成に貢献できることを示しましょう。

グローバルビジネスの経験

Sansanは、グローバル展開を進めており、海外チームとの連携や現地展開の経験は歓迎されます。

現地事情の理解と、事業推進の実績を絡めて語ることで、国際的な視野と対応力をアピールできます。

6. Sansanの中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと

Sansanへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由でSansanへの転職に有利になるからです。

  • Sansanの非公開求人に応募できる
  • Sansanの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
  • Sansan側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

6-1. Sansanの非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、Sansanの非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

Sansanに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、自分で探さず、必ず転職エージェントに相談しましょう。

6-2. Sansanの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、Sansanや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

6-3.Sansan側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、Sansanやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

7. Sansanへの中途採用で使うべき転職エージェント

Sansanの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

この3つに登録し、Sansanやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

  • 大手で求人数も多く、Sansanの求人も持っている可能性が高い
  • Sansanへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
  • 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

7-1. doda|全ての人におすすめ

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、Sansanなどの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。

doda公式ページ:https://doda.jp/

7-2. マイナビAGENT|20~30代は利用必須

マイナビAGENT

マイナビAGENT」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビAGENT公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

7-3. JACリクルートメント|年収600万円以上の方向け

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

Sansanへの転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを狙う方は、JACも使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

8. まとめ

Sansanの中途採用について、採用情報から、注意点、転職のコツまで紹介してきましたがいかがでしたか?

Sansanは、中途採用を行っており、転職先としても人気企業です。

人気企業の中でも、職場の雰囲気、やりがい面で良い口コミがある会社ですが、ワークライフバランス面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

またSansanへの中途入社を目指す方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

(参考)Sansanおよび、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

SanSan 第17期「有価証券報告書
サイボウズ 第28期「有価証券報告書
マネーフォワード 第13期「有価証券報告書
freee 第12期「有価証券報告書