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三井住友信託銀行(SMTB)への転職で後悔しないための全知識|内部事情から成功の秘訣まで

「三井住友信託銀行に転職すべき?」「三井住友信託銀行に転職するにはどうすればいい?」など、三井住友信託銀行株式会社(以下、三井住友信託銀行)への転職を検討していませんか?

大手信託銀行として、転職人気ランキング上位の三井住友信託銀行ですが、社内からは悪い口コミもあり、知らずに入社すると後悔する可能性があります。

また、三井住友信託銀行は転職難易度もかなり高く、十分な対策が必要ですが、選考を有利に進められるコツも存在します。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者が三井住友信託銀行へ転職をする上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

  1. 三井住友信託銀行への転職|評判・年収・難易度まとめ
  2. 三井住友信託銀行の求人・採用情報
  3. 三井住友信託銀行はそもそもどんな会社か
  4. 三井住友信託銀行の行員からの口コミ・内部事情
  5. 三井住友信託銀行の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
  6. 三井住友信託銀行の選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと
  7. 三井住友信託銀行の転職で使うべきエージェント3選
  8. 三井住友信託銀行への転職に関するQ&A

最後まで読めば、三井住友信託銀行に転職すべきか、転職を目指す際は何をすべきかわかり、三井住友信託銀行への転職で失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 三井住友信託銀行への転職|評判・年収・難易度まとめ

三井住友信託銀行は、三井住友トラストグループの信託銀行で、銀行事業のほか資産運用・資産管理・不動産事業などを展開しています。

まずは、三井住友信託銀行について、評判、年収といった転職前に知っておくべきポイントを紹介します。

1-1. 三井住友信託銀行の行員からの評判

口コミサイトをもとに行員からの三井住友信託銀行の評判をまとめると、以下の通りになります。

評価
待遇 3.2
ワークライフバランス 4.2
キャリア・成長 3.1
やりがい 3.0
職場の雰囲気 3.0

行員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、下記の通りです。

  • ◎行員育成のサポートが手厚いので、成長しやすい環境
  • ◎大手信託銀行ならではの顧客基盤や大規模案件などにやりがいを感じる人が多い
  • ◎調整は必要だが、日常的な有給休暇の取得はしやすく、長期休暇も取得しやすい
  • ○一部の金融機関にはやや劣るが、年収は高く待遇に満足しているという人が多い
  • ○住宅関連の福利厚生などが手厚いが、一部改正によって不満を持つ方もいる
  • ○会社主導での部門を超えた異動は少ないが、希望を出せばチャレンジできる制度が整っている
  • △一部の部門や、役職の場合はハードワークとなりやすい
  • △年功序列の色が強いので、成果が年収に直結しない点にやりがいを感じないという方も

三井住友信託銀行とあわせて検討される企業との比較

三井住友信託銀行とあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

待遇 ワークライフバランス キャリア成長 やりがい 職場の雰囲気
三井住友信託銀行 3.2 4.2 3.1 3.0 3.0
三菱UFJ信託銀行. 3.2 3.0 3.4 3.2 3.2
SMBC信託銀行. 3.6 3.6 3.3 3.3 2.9
みずほ信託銀行. 3.3 3.6 3.4 3.1 3.0

比較すると、大手信託銀行の中でもワークライフバランスの満足度が特に高いです。

私が転職エージェントとして聞いた実際の行員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元行員の方から、以下のような声をよく聞きます。

  • 仕事量は少なくないが、有給休暇の取得はしやすくオンオフのメリハリがつけやすい
  • 一部、忙しい部署や役職もあるが、基本的には法定残業時間以内に収まるように調整されている

ただし、年功序列の色が強く、成果を出すことが年収につながらないのでモチベーションが削がれるという方もいます。

過去にサポートした中でも、「成果を出すことよりも在籍している年数が長いことが重視されるので、合わないと思うようになった」などの理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

1-2. 三井住友信託銀行の平均年収

三井住友信託銀行の正行員の平均年収は、728万円です。

しかし、同じ信託銀行と比べると以下の通りで、年収や待遇の満足度が低い点には注意しましょう。

平均年収 平均年齢 平均勤続年数 待遇の口コミ評価
三井住友信託銀行 728万円 41.9歳 14.8年 3.2
三菱UFJ信託銀行. 915万円 43.8歳 16.6年 3.2
SMBC信託銀行. 1,095万円 39歳2月 14年11ヶ月 3.6
みずほ信託銀行. 1,072万円 41.4歳 16.4年 3.3

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「SMBC信託銀行」「みずほ信託銀行」といった競合他社も検討しましょう。

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、三井住友信託銀行の年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

25歳 450万円~500万円
30歳 700万円~750万円
35歳 850万円~900万円
40歳 900万円~950万円
45歳 950万円~1,000万円
50歳 1,000万円~1,050万円

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

1-3. 三井住友信託銀行の転職難易度

三井住友信託銀行への転職難易度は「かなり高い(高度なスキルや経験があっても難しい)」です。

中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

  • 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
  • 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
  • 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う

1-4. 三井住友信託銀行へはどうやって応募すべきか

三井住友信託銀行に応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点で三井住友信託銀行の転職に有利になるからです。

  • インターネット上に出ていない、三井住友信託銀行の非公開求人に応募できる
  • 三井住友信託銀行の傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
  • 三井住友信託銀行側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、三井住友信託銀行に転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

これらに登録し、「三井住友信託銀行に転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほど三井住友信託銀行と比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. 三井住友信託銀行の求人・採用情報

ここでは三井住友信託銀行の中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

2-1. 採用職種

三井住友信託銀行の職種は大きく分けると下記4種類です。

Gコース(全国型)総合職 個人業務、法人業務、投資家ビジネス、資産管理業務、不動産業務、マーケット業務、IT・デジタル関連業務、リスク管理業務、財務業務、その他コーポレート業務など
Rコース(全国型・地域限定型リテール)総合職
※引越しを伴う可能性あり
資産運用コンサルティング業務など
Aコース(エリア限定)総合職
※引っ越しを伴わないエリア限定
産運用コンサルティング営業、不動産営業推進業務など
資産運用アドバイザー(エリア型)
※契約社員からの採用
※無期雇用契約への転換可
資産運用コンサルティング営業

上記のような職種がありますが、中途採用ではどの職種でも、幅広く募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

2-2. 求人情報

過去に「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「doda」といった大手転職エージェントや「キャリア採用サイト」で募集されていた求人情報をご紹介します。

Gコース

求人概要 予定年収 勤務地
【海外大型案件担当】社内SE 600万円~1,300万円 東京都府中市、東京都江東区
デジタルマーケティング 500万円~1,300万円 東京都千代田区
【東京/法人コンサルティング】株式実務・コーポレートガバナンスコンサル 500万円~1,300万円 東京都千代田区
運用会社(AM)向け営業/投信受託、BPOサービス等 400万円~1,300万円 東京都港区
非居住者向けローン営業 500万円~1,100万円 東京都千代田区
国内外の産業調査(格付け・調査)  500万円~1,300万円 東京都千代田区
不動産開発・有効利用に関するコンサルタント 500万円~1,300万円 東京都千代田区

Gコースにおいては法人向け営業やリサーチャー、社内SEなど様々なポジションで募集を行っています。

Rコース

求人概要 予定年収 勤務地
金融コンサルタント 500万円~1,200万円 首都圏

Rコースの場合は、金融コンサルタント(リテール)での募集を行っています。

Aコース

求人概要 予定年収 勤務地
非居住者向けローン営業(海外富裕層向け) 500万円~1,100万円 東京都千代田区
プロジェクトファイナンス事務 500万円~1,300万円 東京都千代田区
資産運用コンサルティング業務 300万円~600万円 首都圏、関西圏、中部圏

Aコースにおいては、海外富裕層向けの営業や、プロジェクトファイナンス事務といった本社を起点としたポジションや資産運用コンサルティング業務での募集も行っています。

資産運用アドバイザー※契約社員

求人概要 予定年収 勤務地
資産運用コンサルティング営業 320万円~350万円 全国各地

資産運用アドバイザーは契約社員での募集が盛んで、全国各拠点にて募集を行っています。

1年ごとに契約更新が行われ、5年の継続で無期雇用に転換となります。

2-3. 採用メッセージ、求められる人物像

三井住友信託銀行は、自行の強みとして、以下のようなメッセージを述べています。

幅広い事業領域が連携してお客さまや社会の課題解決に取り組む組織においては、個々人にも高い当事者意識をもってチャレンジする姿勢が大切です。(引用元:三井住友信託銀行

また、自行の行動規範として、以下の6つを挙げています。(引用元:三井住友信託銀行

  1. お客様本位の徹底
  2. 社会への貢献
  3. 組織能力の発揮
  4. 個の確立
  5. 法令等の厳格な遵守
  6. 反社会的勢力への毅然とした対応

また、三井住友信託銀行は、中期経営計画など、随所でデジタル化の推進を掲げています。

上記を踏まえると、以下のような点をアピールすると良いでしょう。

  • プロフェッショナルとして、自立した人物であること
  • 当事者意識を持って、業務に挑戦した実績を持っていること、また姿勢を持ち合わせていること
  • デジタル化などの変化に適応できる柔軟な人物であること
  • 金融パーソンとして、高い倫理観を持っている人物であること

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

3. 三井住友信託銀行はそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

三井住友信託銀行は、三井住友トラストグループ傘下の、大手信託銀行です。

会社ホームページ:https://www.smtb.jp/

3-1. 会社概要

社名 三井住友信託銀行株式会社
設立 1925(大正14)年7月28日
(2012(平成24)年4月1日商号変更)
代表者 大山 一也
従業員数 13,848人(2024年3月31日現在)
本店所在地 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
事業内容 信託銀行業務

3-2. 事業内容

三井住友信託銀行の事業内容は以下のとおりです。

信託銀行業務 銀行業務(預金、貸出など)及び信託業務(有価証券の信託、不動産関連の信託業務、相続関連など)

一般的な商業銀行と違い、有価証券の信託業務や、相続関連の業務(遺言執行、遺産整理等)が業務として含まれます。

3-3. トップメッセージ

画像引用元:三井住友信託銀行

三井住友信託銀行は、信託会社を起源とし、資産運用・管理や不動産、銀行業務へと領域を広げてきた金融グループです。

創業以来、投資家と事業者を結びつける新たな金融仲介に取り組み、産業金融を通じて日本の経済成長を支えてきました。

今後は「資産運用立国」構想や新NISAにも対応しながら、投資家と産業界をつなぐ令和時代の産業金融を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

3-4. 今後の事業展開

三井住友信託銀行は2023年度~2025年度の中期経営計画を発表しており、3つのテーマと9つの戦略を実行予定としています。

簡潔にまとめると、以下のようにテーマ別の施策を実行予定です。

  • 事業の成長と資本効率の向上・・・資産運用・管理ビジネスの強化(法人向けサービスや商品の拡充)、デジタル化による提案力や生産性の向上、信託銀行ならではのファイナンス手法で不動産などのソリューションを強化
  • 人的資本の強化・・・リスキリングやデジタルスキルの向上による次世代リーダーの育成、働きやすい環境整備など
  • 経営基盤の高度化・・・IT投資による、業務プロセスの抜本的な改革、リスク管理の強化、グローバル展開を見据えた海外ビジネスの拡大やガバナンスの強化など

特に、システムの投資やIT技術に対する従業員の教育、抜本的な改革など、ITへの投資が事業戦略として目立ちます。

上記を踏まえると、以下のような特徴を持つ方に向いた企業と言えるでしょう。

  • ITシステムなどの活用や海外展開など積極化など、事業の変化に対応できる方
  • 変化が大きい中でも、ブレずに顧客起点での提案をできる方

3-5. 三井住友トラストグループについて

三井住友トラストグループ株式会社(以降、三井住友トラストグループ)は、三井住友信託銀行を傘下に置く銀行持株会社です。

三井住友トラストグループは、2011年に「中央三井トラスト・ホールディングス」と「住友信託銀行」の合併によって誕生しました。

三井住友トラストグループの主要会社は以下のようなものが挙げられます。

会社名 主な事業領域
三井住友信託銀行株式会社 信託銀行
三井住友トラスト・ウェルスパートナーズ株式会社
資産継承・事業継承に関するコンサルティングなど
三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社
※パナソニックとの合弁会社
法人・個人向けのリース・クレジット、カード・ファイナンスなどの総合ファイナンスの提供
三井住友トラスト・カード株式会社 クレジットカード

なお、三井住友銀行やSMBC信託銀行などを傘下に置く、三井住友フィナンシャルグループとは別組織となっています

また、三井住友トラストグループは中途採用は積極的に行なっておらず、非常に狭き門です。

採用ページでも三井住友トラストグループという、単体としての募集ページはないため、経歴を送りうまくフィットすればチャンスがあるかもしれない、という程度です。

親会社である、「三井住友トラストグループ」への転職を希望する場合は、ハイクラスな求人が集まる下記エージェントに相談しましょう。

4. 三井住友信託銀行の行員からの口コミ・内部事情

改めて、三井住友信託銀行行員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

評価
待遇 3.2
ワークライフバランス 4.2
キャリア・成長 3.1
やりがい 3.0
職場の雰囲気 3.0

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

  • ◎行員育成のサポートが手厚いので、成長しやすい環境
  • ◎大手信託銀行ならではの顧客基盤や大規模案件などにやりがいを感じる人が多い
  • ◎調整は必要だが、日常的な有給休暇の取得はしやすく、長期休暇も取得しやすい
  • ○一部の金融機関にはやや劣るが、年収は高く待遇に満足しているという人が多い
  • ○住宅関連の福利厚生などが手厚いが、一部改正によって不満を持つ方もいる
  • ○会社主導での部門を超えた異動は少ないが、希望を出せばチャレンジできる制度が整っている
  • △一部の部門や、役職の場合はハードワークとなりやすい
  • △年功序列の色が強いので、成果が年収に直結しない点にやりがいを感じないという方も

4-1. 待遇に関する口コミ

  • 一部の金融機関には及ばないが、年収は高く満足しているという方が多い
  • 年功序列の色が強い
  • 年収におけるベース給与の割合が高め
  • 福利厚生が手厚いものの、2025年から、住宅関連の内容が一部削減される点に不満を持つ方も
  • 海外駐在員の間の給与は非常に高い

待遇に関する評価は他の大手企業と比較すると平均からやや低めとなっています。

メガバンクほどではないが、年収は高く満足していると話す方が多いです。

年功序列の色が強く、他行に比べると、年収に対する賞与の比率が低い傾向です。

また、寮・社宅などの住宅関連をはじめとした福利厚生が充実しているため、若手のうちから可処分所得は高いです。

ただし、2025年度から退寮した後の福利厚生が削減となるため、その点が残念に感じるという声もあります。

このほか、海外駐在員の処遇が抜群に良く、手取りが倍以上になると話す方もいます。

参考:役職別の年収目安

三井住友信託銀行の役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

役職目安 年収目安
一般職員(担当) 400万円~450万円
主務 600万円~650万円
主任 850万円~900万円
調査役・係長 1,100万円~1,150万円
主任調査役・課長 1,200万円~1,250万円
審議役・次長 1,300万円~1,350万円
部長 1,750万円~1,800万円
取締役 5,100万円

4-2. ワークライフバランスに関する口コミ

  • 元々ハードワークとなりやすい職場環境だったが、大幅に改善されている
  • 有給休暇の取得もしやすくなっているが、人員が少ないため、周囲との調整は必要
  • 長期休暇の取得は義務となっているので、年間の休暇は多い
  • 一部の部署や役職は、ハードワークとなりやすい

ワークライフバランスに関する評価は他の大手企業と比較しても高いです。

以前はハードワークが常態化していたものの、大幅に改善されているという口コミが多いです。

仕事量は多く、人員のバッファが少ないため、周囲との調整が必要であるものの、有給休暇の取得はしやすい傾向です。

また、金融機関ということもあって長期の休暇の取得(平日5日連続)も義務となっているので、休みは多いです。

ただし、以下のような部署や役割の場合は、ワークライフバランスが悪いと感じる方もいました。

  • 不動産などの一部の部門:日中は外部とのやり取りが多いため、定時後に書類仕事をしたりと上限ギリギリまで働いている傾向
  • 海外とのやり取りが発生する担当者:日常の業務のほか、海外時間に合わせての会議などでハードワークとなりやすい
  • 管理職:スタッフに比べて業務量が多く、ハードワークとなりやすい

なお、会社全体の残業時間の平均は月間35時間ほどとなっています。

4-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

  • 長期的に育成していく傾向がどの部門でも強い
  • ただし、縦割りとなるため、裁量権をどの程度持たせるかは配属次第
  • 研修制度が充実しているだけでなく、資格取得は必須となるので一定以上の業務知識は得られる
  • 会社主導で部門を跨ぐような異動は少ないが、自分からチャレンジする制度は用意されている

成長・キャリアアップに関する評価は他の大手企業と比較しても平均からやや高めとなっています。

時間をかけて育成していく傾向があるという口コミが目立ちます。

縦割りで文化が異なるため、裁量権をどれだけ持たせてくれるかは、配属部門によって異なります。

また、研修内容が揃っており、資格取得が必須となるため、ベーシックな知識は取得できるとという意見も多数あがっています。

部門を跨ぐ異動は少ない傾向ですが、社内公募制度や社内副業制度などの、取り組み次第で業務経験を広げるような制度も用意されています。

4-4. やりがいに関する口コミ

  • 大企業ならではの大規模案件に携わることができる
  • 歴史ある信託銀行ということもあって、顧客基盤に恵まれている
  • 保険や投資信託の販売だけでなく、相続関連のサポートなどさまざまな経験ができる
  • キャリアの初期段階では吸収できることが多いが、一定レベルに到達するとルーティーンワークとなりやすい

三井住友信託銀行にはやりがいを持って働いている方が多いです。

大手信託銀行ということもあって、大企業ならではの案件に携わることができると話す方が多いです。

また、歴史のある信託銀行ということもあって、良い顧客基盤に恵まれていると感じると話す方もいます。

提供しているサービスが多く、相続関連のサポートなど、さまざまな経験を積める点にやりがいを感じるという声もあります。

若手の間は業務内で学ぶことが多く、充実感もあるが、慣れるとルーティーンワークが多く感じると話す方もいます。

4-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

  • 年功序列の色が強く、意思決定にも時間がかかるなど保守的な傾向
  • 他の金融機関に比べると、風通しの良さを感じると話す方が多い
  • コンプライアンス意識は非常に高い
  • 体育会系出身者が多い
  • 中堅以上の年代だと、合併前のカラーが目立つ人もいるとの声も

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は他の大手企業と比較すると下位です。

年功序列の色が強く、意思決定に時間がかかるなど、保守的な文化というコメントが多いです。

一方、他の金融機関と比べると風通しは良いと思うと話す方が多いです。

全体的にコンプライアンス意識が非常に高いと答える方が多いです。

体育会系出身者が多めで、営業に関してはその傾向が強いです。

また、合併によって生まれた経緯があるので、中堅以上の世代では仕事の進め方などに出身銀行の違いを感じるという声もあります。

参考:三井住友信託銀行から転職で出ていく人の事情

三井住友信託銀行は、安定した雇用体系、業界内での高いシェアから定年まで働く人がほとんどで、2022年度から2023年度の自己都合での離職率の平均は3.6%となっています。(引用元:三井住友トラストグループ

しかし、「待遇は良いが、年功序列の色が強い」「部門を超えるような異動が難しく、よほど目立たないと入社後に方向性を変えることが難しいと感じた」といった理由で転職を検討されています。

5. 三井住友信託銀行の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、三井住友信託銀行の中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

5-1. 三井住友信託銀行の中途採用で聞かれる想定質問40選

三井住友信託銀行の面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

  1. 三井住友信託銀行の「信託機能」をどのように理解し、業務でどう活かせると考えていますか?
  2. 資産運用や不動産、証券代行など多様な業務の中で、どの領域に最も関心がありますか?
  3. 金融業界のなかで、なぜ「信託銀行」を志望されたのですか?
  4. お客様の課題をヒアリングして、提案内容を組み立てた経験を教えてください。
  5. 組織内での業務分担や調整において、どのような工夫をされてきましたか?
  6. 三井住友信託銀行のビジネスモデルに共感した点を具体的に教えてください。
  7. お客様の長期的な資産形成や事業承継に関わる提案経験があれば教えてください。
  8. データや実績に基づいて課題を分析・改善した経験を教えてください。
  9. 金融商品や制度について、継続的に学んでいることがあれば教えてください。
  10. 前職での経験が、当行のどの業務領域で活かせると考えていますか?

若手行員(第二新卒〜30歳前後)が準備すべき質問10個

  1. これまでに経験した業務の中で、特に責任感を持って取り組んだ内容は何ですか?
  2. 新しい金融知識や商品知識を学ぶ際、どのように取り組んでいますか?
  3. 若手として、上司や先輩との関係構築で意識したことを教えてください。
  4. 営業・窓口・後方支援など、経験した役割ごとの気づきを教えてください。
  5. お客様に信頼していただける対応をするために心がけたことはありますか?
  6. 前職で、定量的に評価された実績があれば教えてください。
  7. 三井住友信託銀行で身につけたいスキルや知識は何ですか?
  8. チームで業務を進める中で、意見が食い違った経験とその対応を教えてください。
  9. 変化の多い環境でどのように優先順位をつけて業務に対応してきましたか?
  10. 長期的に当行でどのようなキャリアを築いていきたいと考えていますか?

中堅行員(30代〜40歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 顧客のニーズを踏まえたソリューション提案を主導した経験を教えてください。
  2. 担当業務の中でプロセス改善に取り組んだ具体的な事例はありますか?
  3. 後輩や若手行員を育成した際に意識した点を教えてください。
  4. リスク管理や内部統制を意識して業務改善を行った経験を教えてください。
  5. 組織横断でのプロジェクトに参加した経験があれば、その役割を教えてください。
  6. 信託銀行における資産承継・相続対策などの経験があれば教えてください。
  7. 中堅としての立場で、組織運営にどう関与してきたか教えてください。
  8. 金融規制や税制改正への対応で、業務に影響した事例があれば教えてください。
  9. お客様の世代交代など中長期的な関係構築に関わった経験を教えてください。
  10. 当行での業務に対して、自身の強みがどう役立つと考えていますか?

管理職、シニア(40代以上)が準備すべき質問10個

  1. 組織マネジメントにおいて、課題抽出から改善までを主導した事例を教えてください。
  2. 成果を出すための人材配置や業務分担について、工夫した経験を教えてください。
  3. 目標未達時にチームを立て直した具体的な手法について教えてください。
  4. 他部署・他行との連携を進めた際に、調整で工夫したことを教えてください。
  5. 管理職としてコンプライアンスを徹底するために行った取り組みはありますか?
  6. リーダーとして部下育成で意識している価値観や指導方針を教えてください。
  7. 信託銀行の経営資源を活かした事業戦略上の提案を行った経験があれば教えてください。
  8. 社内のDX推進や業務効率化において、リーダーシップを発揮した経験はありますか?
  9. 高齢顧客や富裕層対応など、顧客層別に工夫した接点づくりの事例を教えてください。
  10. 三井住友信託銀行における管理職として、どのような組織貢献を果たしたいと考えていますか?

5-2. 三井住友信託銀行の中途採用選考でアピールすべきポイント

三井住友信託銀行への転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

  1. 全ての人がアピールすべきポイント
  2. 若手行員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
  3. 中堅行員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
  4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。

  • 信頼関係を構築する力
  • 複合分野への学習姿勢
  • 正確で丁寧な業務運営
信頼関係を構築する力

三井住友信託銀行の業務は、預金や融資といった短期型の取引ではなく、資産管理や不動産信託など中長期的に関係を築くものが中心です。

数値目標ではなく、顧客に寄り添い、時間をかけて信頼を得てきた経験を具体的に示すことで、同行の営業スタイルと親和性のある人物として評価されます。

複合分野への学習姿勢

信託業務では、金融のみならず、法律・税務・不動産の知識も求められます。

これらを横断的に理解しようとした実績(例:宅建・FP・税理士科目の学習、社内勉強会の企画など)があると、「継続的に知識を蓄積できる人材」としてプラス評価につながります。

正確で丁寧な業務運営

信託財産を預かるという業務の特性上、1件のミスが顧客の信頼を大きく損ねるリスクがあります。

よって、細部まで丁寧に確認し、ヒューマンエラーを防ぐ習慣(例:ダブルチェックの徹底、確認表の作成など)を持っていることを具体的に伝えることが重要です。

2. 若手行員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント

若手行員の方は、以下のポイントを追加で意識しましょう。

  • 金融知識の学習継続力
  • 顧客に配慮した対応の工夫
  • 指示を吸収する姿勢
金融知識の学習継続力

若手層においては、実務経験以上に「専門知識を吸収し続けられるか」が評価されます。

FPや信託関連資格の学習を継続している、勉強会やセミナーに自主的に参加しているなど、行動ベースのアピールが有効です。

顧客に配慮した対応の工夫

信託業務では「わかりにくい」を「伝わる」に変える力が必要です。

たとえば「高齢のお客様に、手書きの図を使って説明した」「不動産の評価方法をかみ砕いて話した」など、実際に顧客に合わせた説明や対応の工夫をしてきた経験は好印象です。

指示を吸収する姿勢

専門性の高い組織である三井住友信託銀行では、若手には「柔軟に吸収し、着実に実行する力」が求められます。

「上司からの指摘をもとに改善サイクルを回した」「一度の指示で的確に動けるよう努力した」といった素直さ・安定性を表すエピソードが有効です。

3. 中堅行員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント

中堅行員の方は、以下のポイントを意識しましょう。

  • コンサルティング提案の構築力
  • 部門間・外部との調整経験
  • 若手行員の育成経験
コンサルティング提案の構築力

三井住友信託銀行では、不動産信託や資産承継など、制度を組み合わせた提案をする能力が問われます。

「家族構成や資産状況を踏まえて相続対策のプランを作成した」など、テンプレートではない顧客本位の設計力を示すことが重要です。

部門間・外部との調整経験

信託銀行業務では、社内の法務・不動産部門や、社外の税理士・司法書士との協働が必要です。

「不動産売買と信託契約を連携させるために部門間を調整した」「税理士と分担し顧客説明に臨んだ」といった経験は、業務理解と連携力の証明になります。

若手行員の育成経験

信託業務のノウハウは属人化しやすく、継承が重視されます。

「OJTとして案件ごとに振り返りを実施した」「チェックリストを作成して新人教育に活用した」など、経験の共有を仕組みに落とし込んだ経験があれば、特に評価されやすいです。

4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • 組織変革を推進するリーダーシップ
  • 収益とリスクの両立を見据えた戦略思考
  • 経営目線での人材ポートフォリオ管理
組織変革を推進するリーダーシップ

三井住友信託銀行では、従来の信託業務に加えて、資産承継・相続・資産運用・不動産ソリューションなど事業領域の広がりに対応するため、組織・人材・業務の在り方を見直す変革が求められています。

管理職には、目先のマネジメントだけでなく、「業務プロセスの抜本的な見直し」や「部門横断での機能再設計」に取り組んだ経験をアピールすることが重要です。

たとえば「複数部門の情報共有体制を再構築し、提案スピードを倍化させた」など、全社レベルでの成果を示すことが効果的です。

収益とリスクの両立を見据えた戦略思考

信託銀行では、顧客本位の丁寧な業務運営を基盤としつつも、近年は「受託報酬型ビジネス」への転換や「不動産信託・相続マーケットの拡大」に注力しています。

管理職としては、リスクを抑えながら収益機会を捉える視座が不可欠です。

「法的・税務的なリスクを織り込んだ商品設計」「組織単位での収益構造の再構築」などの実践経験は、単なる慎重な判断ではなく、事業戦略に資する力として高く評価されます。

経営目線での人材ポートフォリオ管理

専門人材が多く在籍する三井住友信託銀行において、管理職には「人材の最適配置」と「スキルの見える化」が求められています。

特に業務の属人化を避けるためには、中長期の人材戦略に基づいた配属・育成・抜擢が重要です。

たとえば「相続・不動産・運用の3領域において次世代リーダー候補を育成」「スキルマップに基づき社内研修体系を刷新した」など、経営的観点からの組織設計経験は、行内での管理職登用においても強く評価される要素です。

6. 三井住友信託銀行の選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと

三井住友信託銀行へ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由で三井住友信託銀行への転職に有利になるからです。

  • 三井住友信託銀行の非公開求人に応募できる
  • 三井住友信託銀行の傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
  • 三井住友信託銀行側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

6-1. 三井住友信託銀行の非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、三井住友信託銀行の非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

三井住友信託銀行に行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、必ず転職エージェントに相談しましょう。

6-2. 三井住友信託銀行の傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、三井住友信託銀行や同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

6-3. 三井住友信託銀行側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、三井住友信託銀行やその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

7. 三井住友信託銀行の転職で使うべきエージェント3選

三井住友信託銀行の転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

この3つに登録し、三井住友信託銀行やその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

  • 大手で求人数も多く、三井住友信託銀行の求人も持っている可能性が高い
  • 三井住友信託銀行への転職を有利にするためのノウハウを持っている
  • 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

7-1. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

三井住友信託銀行の中でも、年収800万円以上のポジションを狙う方は、必ず使っておきましょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

7-2. LHH転職エージェント

lhh

LHH転職エージェント」は、世界的に有名な大手人材会社アデコの運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

サポートを受けた利用者は、平均で年収を約100万円上げていて、年収アップの転職に強みを持ちます。

これまでの経験を活かしつつ、今よりポジション、年収を上げる転職がしたい方には特におすすめです。

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

7-3. doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、人気企業を目指すなら一度は相談しておきましょう。

doda公式ページ:https://doda.jp/

8. 三井住友信託銀行への転職に関するQ&A

その他三井住友信託銀行への転職でよく相談されるポイントについて解説します。

  1. 職種別に年収は変わりますか?
  2. 三井住友信託銀行の評価制度はどうなっていますか?
  3. 三井住友信託銀行で働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?
  4. 三井住友信託銀行の福利厚生はどうですか?

Q1. 職種別に年収は変わりますか?

はい、正社員のうち、Aコースの場合は他のコースよりも年収は下回る傾向です。

また、Gコースは、転勤先に海外が含まれていることから、駐在中の手当てなどで大きく年収が伸びるケースがあります。

Q2 . 三井住友信託銀行の評価制度はどうなっていますか?

三井住友信託銀行は、目標管理(MBO制度)で評価されると考えましょう。

年度はじめに決めた目標を、半期に一度の面談などを通して評価されます。

評価軸は、役割評価(コンピテンシー)と成果評価の2つで、役割評価は昇格や昇給、成果評価はボーナスに影響します。

行員からの口コミでは、以下のような声が上がっています。

  • 営業系の業務は差がつきやすいが、事務系は数字で差が見えづらいので大きな差が生まれない
  • 年功序列の色は強いので、悪目立ちしなければ、調査役までは基本的に昇格可能
  • 不透明な点もあるので、上司の心象に左右される印象がある

Q3. 三井住友信託銀行で働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?

評価制度を踏まえ、三井住友信託銀行で働きながら年収を上げるためには、下記2点が重要です。

  • 設定した目標(必要な資格なども)は必ず達成し、昇格やボーナスアップを狙う
  • 曖昧な項目もあるので、評価者をはじめ周囲へのアピールを行い、印象を良くしておく

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、三井住友信託銀行では大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

Q4. 三井住友信託銀行の福利厚生はどうですか?

三井住友信託銀行の福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

休暇 -完全週休2日制(休日は土日祝日)
-年間有給休暇20日~20日(下限日数は、入社半年経過後の付与日数となる)
-年間休日日数120日
-年次有給休暇
-5営業日連続休暇(年1回)
-リフレッシュ休暇(年2回)
-ウェルネス休暇(年2回)
-勤続年数に応じた連続休暇(永年勤続特別休暇/勤続15・20・25年)
-産前・産後休暇
-出産・育児休業など
住宅関連 -寮・社宅
-住宅手当
-住宅融資
年金・財形関連 -厚生年金保険
-厚生年金基金
-確定拠出年金
-財形制度利用可能
退職金 -あり
その他 -持株会加入
-契約保養所など

9. まとめ

三井住友信託銀行への転職について、口コミや転職のコツをまとめてきましたがいかがでしたか?

三井住友信託銀行は、ワークライフバランス面やキャリア・成長面などで良い口コミがある会社ですが、職場の雰囲気面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

三井住友信託銀行に転職を決めた方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

(参考)三井住友信託銀行および、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

三井住友信託銀行 第12期「有価証券報告書
三菱UFJ信託銀行 第19期「有価証券報告書
SMBC信託銀行 第22期三井住友フィナンシャルグループ「有価証券報告書
みずほ信託銀行 第22期みずほフィナンシャルグループ「有価証券報告書