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40代障害者の転職は難しい?現状と成功させるための全ポイント

「40代障がい者の転職は難しい?」、「失敗しないために気をつけることはある?」など、40代障がい者の転職について気になっていませんか?

障がい者の転職は40代でも十分チャンスがあり、決して難しくありませんが、事前に知るべき注意点もあります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、40代の障がい者の転職について以下の流れで解説してきます。

全て読めば、40代障がい者の転職は難しいのか、失敗しないためのポイントはあるかまでが全てわかり、後悔のない転職ができるようになるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

目次

1. 40代障がい者の転職は難しい?

一般の40代の転職に比べると、障がい者の40代の転職は難しくはありません。

企業は、今後長く活躍してくれる、なるべく若い人材を欲しがるのは事実です。

しかし、障害者雇用の場合は、「障がいが自社の業務にマッチするか」が最も重視され、年齢はそこまで重視されません。

1-1. 障がい者の転職は、40代でも十分チャンスがある

一般の中途採用では、「長く活躍してくれるか」を特に重視され、定年までの時間が少ない40代は、20~30代に比べて年齢だけでかなり不利になります。

しかし、障がい者の採用では、「障がいと自社の業務内容がマッチするか」の方が重視され、年齢だけで不利になることは少ないです。

以下は、大手転職エージェント「doda」の利用者の年齢データです。

一般向けのサービスに比べ、障がい者向けのサービスは、40代以上の中高年の割合が大きいです。

登録者の割合
dodaチャレンジ
(障がい者向け)
doda
(一般向け)
~20代 32.2% 53.3%
30代 27.5% 27%
40代~ 40.3% 19.7%

データ引用元「dodaチャレンジ」、「doda会員レポート

対象の求人が豊富にある証拠で、一般の40代に比べると、多くの方がこうした転職サービスを使って転職を成功させています。

実際に「dodaチャレンジ」のサイト内には、40代の障がい者の方の転職成功事例がいくつも紹介されています。

就職に成功している人は、他の年代に比べても多い

以下はハローワークから就職を決めた障がい者の年齢別の割合です。

全年代のうち、就職を決めた人の割合
19歳以下 7.4%
20代 19%
30代 21.4%
40代 26%
50代 18.1%
60代 8.2%

データ引用元:厚生労働省「障害種別、年齢別のハローワークにおける雇用状況について

40代は、他の年代と比べても就職を決めている人が多く、最もチャンスが大きい年代と言えます。

身体障害者の方は特にチャンスあり

また、障がい別に、就労している人のデータをまとめると以下の通りで、身体障害者の方は、働いている人の大半は40代以上となっています。

就労している人の割合
身体 知的 精神
~20代 6.6% 47.7% 15.9%
30代 16.2% 26.9% 26%
40代~ 76.8% 24.4% 57.9%

データ引用元「平成30年度障害者雇用実態調査

多くの人が活躍できているため、身体障害者の方は、40代以上でも、特に転職先が見つかりやすいはずです。

1-2. 企業が雇う障がい者の人数は、年々増えている

40代だけに限りませんが、企業が障がい者の方を採用する人数は年々増えていて、チャンスは広がり続けています。

以下は障害者雇用で働く方の人数の推移で、実際に精神、知的、身体全ての区分で増えています。

障害者雇用集計結果

引用:厚生労働省

増えている理由は?

企業が雇うべき障がい者の数を増やすよう、国が数年おきに制度の変更をしつづけているからです。

「法定雇用率」という、企業が雇うべき、障がい者の割合は国が決めていて、以下のように上がり続けています。

法定雇用率
1988年 1.6%
1998年 1.8%
2013年 2%
2018年 2.2%
2021年 2.3%
2024年(予定) 2.5%
2026年(予定) 2.7%

法定雇用率が2%の場合は、100人の従業員のいる企業なら、2人は障がい者を雇わないといけないことになります。

決まりを守れないと、国にお金を支払う必要があり(不足一人につき年間60万円)、企業側も達成するために、なんとか障がい者の方を採用しようします。

今後も割合は上がる予定で、40代も含め、障がい者の方の就職のチャンスは広がり続けています。

ただ、40代障がい者の転職は、やり方次第では全然決まらなかったり、決めてもすぐに辞めてしまったりと、うまくいかない方も多いのも事実です。

次から、こうならないために、転職を成功させるためのポイントを解説していきます。

2. 40代の障がい者が転職を成功させるための3つのポイント

40代の障がい者の方は、以下3つを意識して転職を進めましょう。

  • なるべく障害者雇用での採用を目指す
  • 配慮して欲しいことは具体的に伝える
  • 必ず転職エージェントを使う

これらをするだけで、長く続けられる、マッチした職場に出会える確率が大幅に上がります。

2-1. なるべく障害者雇用での採用を目指す

障がいがあっても、それを隠して、一般の採用枠での転職を目指す方もいますが、長続きしない可能性が高くおすすめしません。

実際に障がいを隠して働いた場合、1年後も続けられている人は3割しかいないというデータがあります。

障がいをオープンにして、障がい者雇用で働いた場合は約7割なので、それと比べてもかなり少ないです。

障害者就労のデータ

引用:厚生労働省「障害者雇用の現状等

実際に障がい者の方が、一般枠での転職をしても、うまくいかずに短期離職するパターンには以下があります。

  • 障がいを知らない会社側から、苦手な仕事を任されてしまった
    例:学習障害で読み書きが難しいのに、手書きで日報を書く業務があった
  • 障がいを知らない上司や同僚から誤解され、会社にいづらくなってしまった
    例:精神障害(うつ病)の薬の影響で疲れやすく仕事が遅くなり、「仕事ができない人」というレッテルを貼られた

長く続けられる職場に出会いやすくなるので、なるべく障害者雇用での採用を目指しましょう。

そもそも障害者雇用とは?

企業が障がいのある方を採用する制度で、専用の採用枠から、障害者手帳を持っている人のみが応募できます。

少なくとも50人以上の従業員がいる企業は、一定の障害者を雇うべき決まり(法定雇用率)を守るため、この採用枠を作る必要があります。

2-2. 配慮して欲しいことは具体的に伝える

ご自身の障がいを踏まえ、働くにあたって配慮して欲しいことは、応募先に具体的に伝えるようにしましょう。

例えばASD(自閉スペクトラム症)の障がいを持つ方の場合は、以下のような要望を出すイメージです。

障がいの特性 配慮して欲しいこと
過集中がある
(一つの物事に没頭しすぎて、他の約束などを飛ばしてしまうこともある)
定期的に休憩を取るためにタイマーを使いたい
聴覚が敏感 仕事中に耳栓を使ったり、空いている静かな部屋があれば使わせて欲しい

引用:dodaチャレンジ

はっきり伝えておくことで、働き始めてから、「こんなはずじゃなかった」となる事態を減らすことができます。

遠慮して言えない方もいますが、障がいの特性を事前にしっかり知れて、「具体的に言ってもらった方がむしろ安心して採用できる」という人事の声も多いです。

具体的に伝えるためにも、自分が無理なく働けるにはどんな環境、仕事が理想なのかを、整理しておきましょう。

2-3. 必ず転職エージェントを使う

また、以下のようにメリットが満載なので、障がい者の方の転職では、必ず転職エージェントを使うべきです。

  • 転職後ミスマッチが起きにくい
  • 転職エージェント経由だと内定率が上がる
  • 好条件の求人が見つかりやすい
  • 転職時の手続きだけでなく、転職後もフォローしてくれる

転職エージェントとは、転職するときに間に入ってくれるエージェント(代理人)のことで、転職に必要なサポートをしてくれる完全無料のサービスです。

登録すると、あなたの経歴やキャリアに合わせて、求人の紹介から面接のセッティングや対策、内定後の手続きまで行ってくれます。

具体的に言うと下記の7つをしてくれ、あなたは面接以外で企業と直接やりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉
  • 内定後のフォロー(障がい者向けの場合)

逆に言うと、転職エージェントを使わないとこれらを全て自分で行う必要があるため注意が必要です。

次から、具体的に使うべき理由を解説していきます。

3. 40代の障がい者が転職エージェントを使うべき4つの理由

結論、40代の障がい者の方は絶対に転職エージェントを使うべきです。

以下の4つの理由で、使うことで転職が失敗しにくくなるからです。

  • 転職後ミスマッチが起きにくい
  • 転職エージェント経由だと内定率が上がる
  • 好条件の求人が見つかりやすい
  • 転職時の手続きだけでなく、転職後もフォローしてくれる

理由1. 転職後ミスマッチが起きにくい

障がい者の転職で、一番多い失敗理由が「職場・仕事場とのミスマッチ」ですが、転職エージェントを使うことでミスマッチが起きにくくなります。

これは、下記の要素を全て考え、あなたに合ったミスマッチの起きない職場を探して提案してくれるからです。

  • あなたはどんな仕事ができるか、どんな経験があるか
  • また、どんな仕事をしたいか、どんな待遇がいいか
  • 応募先にあなたの障がいを受け入れる準備があるか、環境はいいか

転職エージェントを使うことで、ストレスなく、長く働ける職場と出会えます。

なぜ、エージェント経由だとミスマッチが起きにくいの?

転職エージェントは、あなたに転職後短期で辞められると、紹介料をもらえないので、長く働けそうな職場しか提案しないからです。

そもそも転職エージェントが無料で使えるのは、あなたが転職すると企業から紹介料をもらえるからです。

この、紹介料はあなたが短期(例えば3ヶ月未満)で辞めると返さなければならず、会社としても担当者個人としても大きなマイナスになります。

そのため、あなた・会社の事情を考え、長く働けそうな合っている会社しか紹介しません。

理由2. 転職エージェント経由だと内定率が上がる

同じ企業に申し込んだ場合でも、転職エージェント経由だと自分で申し込むよりも内定率が上がります。

内定率が上がるのは以下の3つの背景があります。

①企業は安心して採用できるから内定率が上がる

まず、<理由1>で紹介した通り、そもそもエージェント経由の方はミスマッチが起きにくいので入社後辞めにくいです。

企業からすると、お金をかけて採用し、研修までした後すぐ辞められると大損ですが、エージェント経由だと辞めにくい人しか来ないので安心して採用できます。

同じような経歴・スキルの人2人が「転職エージェント」「自分で応募」で来たとしたら、転職エージェント経由の人が優先して採用される傾向があります。

②書類や面接では伝わらないあなたの魅力を伝えてくれるから内定率が上がる

転職エージェントが企業の採用担当にあなたの魅力をつたえ、プッシュしてくれることもあります。

面接に失敗しても、エージェントの力でくつがえることもあり、転職エージェントを使うことで面接の合格率が高まります。

③企業ごとの選考のコツを教えてくれるから内定率が上がる

企業や応募するポジションごとに下記のアドバイスをもらえることもあります。

  • 面接で何を聞かれるか、どう答えるべきか
  • 書類では何をアピールすべきか

大手エージェントになると、特定の企業に複数の障がい者の方を転職させ、企業ごとの選考の内容を熟知していることも多いです。

そのため、自分で応募してきた人よりも圧倒的に有利に選考を進められます。

理由3. 好条件の求人が見つかりやすい

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 高待遇でインターネットに出さなくても優秀な人が採用できる求人
  • 社外には求人を出していることをあまり知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使うことで、これらの高品質な非公開求人を教えてくれ、それらに応募できるのもメリットです。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由4. 転職時の手続きだけでなく、転職後もフォローしてくれる

ここまで紹介した以外に、転職エージェントは以下の手続きを代行してくれ、あなたは面接以外で企業と直接やりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉
  • 入社後のフォロー

働きながら、通院しながらの転職も無理なくでき、面倒な調整は全て間に入ってもらえます。

また、障がい者向けの転職エージェントの場合、入社後のフォローも徹底しています。

入社後、「働きにくさを感じる」など転職先の企業に言いにくいことも、エージェントに伝えれば相談に乗ってくれ、必要なことは会社に伝えてくれます。

転職エージェントにデメリットはないの?

デメリットは2つ存在し、使い方によっては転職の失敗につながります。

  1. ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
  2. 相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある

それぞれ解説します。

デメリット①ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる

転職エージェントの業者にもそこで出てくる担当者にも、当たり外れがあることに注意しましょう。

×ハズレの転職エージント業者の特徴
  • 中小だったり、設立したばかりなので、優良企業とのパイプがなく、障がい者の求人をもっていない
  • 実績が少なく、企業ごとの障がい者採用の対策や、ノウハウが社内に貯まっていない
  • 1人1人の担当に無理なノルマを押し付け、利用者の幸せを考えない転職を強いる
×ハズレの担当者の特徴
  • 障がい者の事情や気持ちを理解していない
  • 知識のない人、入ったばかりの新人など、相談やアドバイスに価値がなく、手続きにミスも多い
  • ノルマに追われていて、的外れな提案・求人ばかり押し付けてくる

こういった業者や、担当者に頼ってしまうと、逆に足でまといになり、転職に失敗する原因になります。

これらを避けるためにも、下記を重視して転職エージェントを選びましょう。

  • 優良企業とパイプの強い、老舗・大手の転職エージェントを使う
  • 複数の転職エージェントに登録し、ハズレの担当者がついたエージェントの利用を止める

特に近年は、転職エージェントが急増していて、ハズレの転職エージェントが増えているので、注意して選ぶ必要があります。

資格さえあれば、インターネットを使うことで、簡単に転職エージェントを始められるようになったので、素人のようなエージェントも増えています。この5年間で約1万社も増えたというデータもあるくらいです。

デメリット②相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある

転職エージェント自体が、転職を成功させることで、企業からお金をもらっています。

つまり、下記のような人で、「転職できる見込みがない」と判断されると放置されたり、求人を一切紹介してもらえなかったり、利用を断られることもあります。

  • キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
  • 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない
  • 理想が高すぎて、転職が実現しなさそう

そのため、登録して、満足できるサポートを受けられなかった場合は、転職エージェント以外の手段を検討しましょう。

4. 40代の障がい者向け|転職エージェントの選び方とおすすめ

結論を言うと、40代の障がい者におすすめのエージェントは下記の5社で、おすすめ順に並べました。

なぜ、これらがおすすめなのかを選び方を合わせて紹介していきます。

4-1. 転職エージェントの選び方

40代の障がい者の方が選ぶべき転職エージェントは、

大手総合転職エージェントの障がい者向けサービス

で、障がい者専門のエージェントではなく、中途採用全般を支援している会社の障がい者向けのサービスを使いましょう。

具体的には下記の4社です。

サービス 親会社・運営会社
dodaチャレンジ パーソル(doda)
マイナビパートナーズ紹介 マイナビ
ランスタッド ランスタッド
ソーシャルパートナーズ アデコ

これらを使うべき理由は、企業の採用担当とのパイプが強いからです。

障がい者の中途採用はどの会社も少ないですが、健常者向けの転職は、大手企業だと毎年数十・数百人規模になることもあり、エージェントと採用担当のつながりは強いです。

障がい者を採用しようとするときも、人事は「普段付き合いのあるエージェントに相談しよう」と考えるので、大手の会社にしかない求人も多いです。

例えば、採用担当は、上司や現場から「障がい者を採用して欲しい」という指示をもらい、動きます。

障がい者を採用した経験の少ない担当者は、プロである転職エージェントに相談します。

その時、一番に頭に思いつくのが、普段からたくさんの転職者を紹介してくれる、大手エージェントなのです。

中でも、転職エージェントで規模が大きい「doda」「マイナビ」グループの下記2つは、求人数も多く絶対に利用すべきエージェントです。

4-2. 「atGP」は大手ではないが別格

おすすめの5社の中で、「atGP」だけは大手エージェントではなく、障がい者専門の転職エージェントですが専門サービスの中では別格ですので、積極的に使うべきです。

atGP自体が障がい者向けの転職支援サービスの先駆けの存在で、12万人以上の障がい者が登録していて、求人数は障がい者専門エージェントの中ではずば抜けています。

    正社員 契約社員 その他 (派遣・アルバイト)
大手エージェント dodaチャレンジ 611 696 224
ランスタッド 226 259 -
マイナビパートナーズ紹介 193 131 42
ソーシャルパートナーズ(旧:Spring、現LHH) - - -
障がい専門 atGP 473 629 316
ハッピー 62 97 6
マイナーリーグ 40 121 26
リコモス 103 - -
エージェント・サーナ - - -
DIエージェント - - -
ココピアキャリア - - -
トゥモローブライト - - -
エランシア - - -
ラルゴ高田馬場 - - -
アクロスタッフ - - -
ジョブサポートパワー(マンパワーグループ) - - -

※「-」は、求人数非公開もしくは対応していない雇用形態です。
※2024年3月時点

「障がい者を採用したい場合はatGP」と考える企業も多く、大手エージェントとは違った求人があるので、合わせて登録すべきです。

4-3. この5社であればサポートも問題ない

ここまで挙げた下記5社であれば障がい者の転職の実績も豊富でサポートも申し分ないです。

しかし、担当者によっては「使えない」「噛み合わない」と感じることもあるので、3社に登録し、下記を満たす担当者とだけ付き合いましょう。

  • あなたの話、要望をしっかり聞いてくれ、それにあった提案をしてくれる
  • 企業への応募や、転職自体を急かしてこない
  • 対応がスピーディで、丁寧
  • 転職や業界に対しての理解が深い

障がい(身体、精神など)別に、おすすめや制約はありますか?

上記5社であれば、どの障がいでも対応していて、基本的に制約もありません。

ただ、「ランスタッド」は、精神障がいの方は首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)にお住まいの方だけを対象としているので注意しましょう。

4-4. この5社を使うべきでない2つのケース

以上が40代の障がい者におすすめのエージェントですが、下記に当てはまる場合はここまで紹介したエージェントを使うべきではありません。

  1. ケース1. 転職先に障がいを隠して働きたい場合
  2. ケース2. 経歴・スキルに全く自信がなく、働くことに不安がある場合

ケース①転職先に障がいを隠して働きたい場合

障がいがあっても、隠して働く人もたくさんいて、以下のメリットがあります。

  • 求人が多く、より幅広い選択の中から選べる
  • 収入が障がい者の求人より高い傾向にある

ただし、障がいの理解を得られず、通院や服薬、業務内容の配慮が受けにくいというデメリットもあります。

上記踏まえ、障がいを隠して働きたい方は、障がい者向けではないエージェントに登録し、障がいを隠して支援を受けましょう。

エージェントは入社後のミスマッチを最も嫌がるので、障がいは応募先企業に隠せません。そのため、障がいをエージェントにも隠して転職を進める必要があります。

下記が大手で求人数も多く、万能な転職エージェントです。

ケース②経歴・スキルに全く自信がなく、働くことに不安がある場合

  • 企業で働いたことがない
  • 働けるイメージがない、不安だ

という方は転職エージェントをおすすめしません。

転職エージェントは、転職させることで初めてお金を稼げるので、スキルや経験がなく、すぐに転職先が見つかるか怪しいと判断されると満足なサービスを受けられない可能性もあります。

上記に当てはまる方が使うべきなのが、「就労移行支援」というサービスです。

就労移行支援とは

障がいがある方へ、スキルや知識の習得から、転職、転職先への定着をサポートする制度です。

「ビジネスマナー」「パソコンスキル」といったプログラムもあるため、社会人としての経験がなくても支援を受けられます。

利用料の自己負担が1ヶ月最大37,200円かかりますが、所得によって軽減され、多くの方が無料で利用できています。

下記の3社が優良と評判ですが、全国で利用者も多い、「りたりこワークス」が最もおすすめです。

対象エリア 障害に限定があるか 定着率実績 その他、エージェントの特徴
りたりこワークス 全国 限定なし 91%  累計利用者1万人以上
コネクト 大阪、兵庫、京都 限定なし 87%
フロンティアリンクキャリアセンター 全国 発達障害・精神障害の方中心 82% IT・プログラミングが中心

りたりこワークスは大手の就労移行支援サービスで、手厚い支援が受けられます。

下記の料金ですが、利用者の約9割の方が無料で使えているという実績があります。

  • 住民税非課税世帯/生活保護受給世帯の方:無料
  • 住民税課税のうち世帯年収概ね600万円以下などの条件を満たす方:9,300円/月
  • 上記以外の方:37,200円/月

不安な方はもちろん、「転職エージェントにお願いしていいのかわからない」という方は、転職エージェントと合わせて相談しましょう。

りたりこワークス公式ページ:https://works.litalico.jp

5. 40代の障がい者におすすめの転職エージェントの詳細解説

では、具体的におすすめの下記エージェントに関して解説をしていきます。

  1. dodaチャレンジ
  2. マイナビパートナーズ紹介
  3. atGP
  4. ランスタッド
  5. ソーシャルパートナーズ(アデコ)

5-1. dodaチャレンジ

dodaチャレンジ

dodaチャレンジ」は、業界1・2位を争う転職エージェントdodaによる障がい者向けの転職エージェントです。

doda自体が会員が700万人以上いて、優良企業に大量の人を紹介しているので、各企業とのパイプも強いです。「中途採用募集ならまずはdodaさんに」と考える企業の採用担当も多く、ここは必ず登録すべきです。

障がい者の転職支援数もNo.1、紹介した人の定着率も高いので、豊富な経験を元に丁寧に対応してくれます。

拠点 東京都港区/大阪府大阪市/愛知県名古屋市
対応エリア 全国
対象の障がい 限定なし
対象の職種 限定なし
紹介企業例 ANA/三菱地所/富士通/パナソニック/JR東海/花王/リクルート/みずほ
など複数の大手企業

dodaチャレンジ:https://doda.jp/challenge/

5-2. マイナビパートナーズ紹介

マイナビパートナーズ紹介

マイナビパートナーズ紹介」は、新卒採用〜転職まで手がける、マイナビの障がい者向けのサービスです。

新卒採用では業界トップで、新卒をたくさん採用するような大手優良企業とのパイプが強いのが特徴です。

マイナビパートナーズ自体が、設立から4年で100名以上の障がい者を採用してきた会社で、障がい者が活躍しています。

障がい者を採用する側、採用される障がい者側どちらの気持ちもわかる心強い味方になってくれるはずです。

拠点 東京都千代田/大阪府大阪市/愛知県名古屋市/東京都新宿区
対応エリア 全国
対象の障がい 限定なし
対象の職種 限定なし
紹介企業例 東京海上日動/adidas/PayPay/JCB/SEGA/JAL/森永
など複数の大手企業

マイナビパートナーズ紹介 公式ページ:
https://mpt-shoukai.mynavi.jp/

5-3. atGP

atGP

atGP」は、障害者専門の転職エージェントの中で、最大手の企業で、実績も十分です。

ここで紹介する5社の中で唯一大手転職エージェントのグループではないのですが、障がい者専門のエージェントの中で、実績がずば抜けているので推奨します。

長年、障がい者を専門に転職支援してきただけあって、独自のパイプがあり、atGP以外の4社とは違った求人を紹介してくれるので、必ず登録すべきです。

拠点 東京都千代田区/大阪府大阪市/愛知県名古屋市
対応エリア 全国
対象の障がい 限定なし
対象の職種 限定なし
紹介企業例 Cannon/コナミ/資生堂/大正製薬/大阪ガス/住友生命/パナソニック
など複数の大手企業

atGP公式ページ:
https://www.atgp.jp/

5-4. ランスタッド

ランスタッド

ランスタッド」は世界中で人材派遣を中心に人材業を行う、世界第2位の人材会社ですが、日本では障がい者向けのサービスが有名です。

世界中で、派遣を強みにしているだけあって、「グローバル企業」「派遣を採用する会社」とのパイプが強く、dodaやマイナビなどの日本のエージェントとは違った求人を得られるはずです。

外資系なので、ドライな印象を持たれがちですが、サポートも徹底しており、年収アップが実現したという声が多いです。

拠点 東京都千代田区/北海道札幌市/大阪府大阪市/愛知県名古屋市/福岡県福岡市
対応エリア 全国
精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方:「東京・神奈川・千葉・埼玉」のみ
対象の障がい 限定なし
対象の職種 限定なし
紹介企業例 ノバルティス ファーマ/アストラゼネカ/パナソニック
などの複数の大手企業

ランスタッド公式ページ:

https://www.randstad.co.jp/challenged/

5-5. ソーシャルパートナーズ

ソーシャルパートナーズ

ソーシャルパートナーズ」は、世界最大の人材会社「アデコ」の障がい者向けの転職エージェントです。

アデコにも障害者雇用促進を目的とした部署が存在し、社内ではたくさんの障がい者が働いているため、障がい者の気持ちも採用する側の気持ちもよくわかったサポートをしてくれます。

ランスタッド同様、グローバルな企業とのパイプが強く、それでいて、障がいを受け入れる準備のある会社だけを紹介してくれる、強い味方です。

拠点 東京都千代田区/大阪府大阪市/愛知県名古屋市
対応エリア 全国
対象の障がい 限定なし
対象の職種 限定なし
紹介企業例 アクセンチュア/明治安田生命
などの複数の大手企業

ソーシャルパートナーズ:https://jp.lhh.com/occupation/socialpartners

6. 40代の障がい者が転職で使うべきエージェント以外のサービス

ここまで紹介してきた、「転職エージェント」「就労移行支援」以外に、40代の障がい者の方が転職で使うことの多いサービスは以下の2つです。

転職求人サイト 転職サイトに公開されている求人を探し、自分で応募し、手続きも自分でやる。
ハローワーク 公的な職業紹介で、どんな人でも受け入れてもらえる。

ただし、下記のように、ここまで紹介したサービスや制度に劣るのでおすすめしません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
就労移行支援※一部有料
相談〜内定後の交渉まで

未経験歓迎のものが多い

選考対策・プッシュあり
転職求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
ハローワーク
求人の紹介、その他サポート

数は多いが低品質
×
自力で頑張る
  • キャリアに少しでも自信がある方:転職エージェント
  • キャリアに全く自信がない方:就労移行支援

上記を使えば、いい転職ができます。

ただ、転職エージェントをメインで使い、空いた時間で転職求人サイトやハローワークで求人を探し、いいものがあったときだけ応募しましょう。

6-1. 転職求人サイトのおすすめ

転職求人サイトは、自分で求人を探して、自分で応募する形のサービスです。

他の人同じサイトで求人を探しているので、少しでもいい条件の求人は、すぐに応募が殺到します。

ただ、中には掘り出し物もあるので、転職エージェントと併用する形で使ってみてもいいでしょう。

  正社員 契約社員 その他 (派遣・アルバイト等)
バブナビ 498 249 717
ウェブサーナ 202 72 26
クローバーナビ 120 53 25
マイマイリンク 11 32 25
障害者雇用バンク - - -
ドム求人ナビ 17 3 537

※求人数が非公開のもの、測定不能なもの、対応していないものは「-」で表示
※2024年3月時点

上記の中でも求人が多い、バブナビ(https://bab-navi.com/)を中心に求人を探すと良いでしょう。

6-2. ハローワークの使い方

ハローワークでも求人を紹介してくれたり、内定後のサポートを受けられます。

ただ、一般的にハローワークに出る求人は、なかなか人が集まらない会社が多く、転職エージェントに相談した方が優良企業に出会いやすいです。

また、転職エージェントであれば、企業へもしっかりプッシュしてくれるので、倍率が高い企業にも入りやすいので、転職エージェントをメインで使うべきです。

ハローワークの求人は下記の検索サイトから探せるので、気になる方のみ検索してみましょう。

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/kensaku/

7. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

7-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

7-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

7-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

7-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

7-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

7-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 障がい者の気持ちや事情を理解していない
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

7-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型分のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

7-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

先ほども紹介した通り、転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

7-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

まとめ

40代の障がい者の転職について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

40代の障がい者の方の転職は、一般の40代に比べると難しくはなく、応募先となる企業も年々増加するなどチャンスも大きいです。

40代の障がい者の方は、以下3つを意識して転職を進めましょう。

  • なるべく障害者雇用での採用を目指す
  • 配慮して欲しいことは具体的に伝える
  • 必ず転職エージェントを使う

徹底的に比較しましたが、40代の障がい者が使うべき転職エージェントは、下記の5社です。

以上を参考に、あなたが満足できる転職ができることを心から祈っています。