30代フリーター向け転職エージェント5選|経験別のおすすめを厳選!
「30代のフリーターでも転職エージェントは使える?」、「正社員を目指すならどこがいい?」、など、30代フリーター向けの転職エージェントについて気になっていませんか?
結論、30代前半までなら、積極的にサポートしてくれる専門のエージェントが複数あります。
ただ、中には未経験可のブラック求人を押し付けるだけの悪質な業者もいるため、選び方には注意が必要です。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、30代フリーター向けの転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。
- 結論:30代フリーターが使うべき転職エージェント
- 30代フリーター向け|転職エージェントの選び方
- 30代フリーター向け|転職エージェントおすすめ5選
- 転職エージェントで決まらなかった時に使うべき全サービス
- 30代フリーターこそ転職エージェントを使うべき3つの理由
- 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
- フリーターの転職についてよくある質問
全て読めば、30代フリーターはどの転職エージェントを使うべきで、正しい選び方はあるか、使いこなすコツはあるかまでがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 結論:30代フリーターが使うべき転職エージェント
このページでは、30代フリーターの方におすすめの転職エージェントについて、根拠を持って詳しく解説していきます。
長くなってしまったので先に結論をいうと、おすすめの転職エージェントは以下の通りです。
正社員経験なし (フリーター経験のみ) |
・JAIC ・DYM就職 |
正社員経験あり | ・リクルートエージェント ・doda ・マイナビエージェント |
フリーター専門の転職エージェントは多数ありますが、ほとんどが20代向けです。
しかし、「JAIC」「DYM就職」の2社は対象年齢の幅が広く、30代でも積極的にサポートしてもらえます。
一方、現在フリーターでも、正社員経験のある方は、まずは「リクルート」や「doda」といった有名な大手を使いましょう。
フリーター専門に比べても求人数は格段に多く、大手・優良企業の求人も多いので、これらを使った方が有利になります。
これらを使っても決まらなかったら?
「リクナビNEXT」のように、自分で求人を探して応募する転職サイトを使いましょう。
30代フリーターが対象のエージェントは少なく、上記でうまくいかなかった方は、他社でも決めるのは難しいです。
転職サイトなら、経験や年齢を問わない、採用のハードルが低い求人が多い傾向で、エージェントで決まらなかった方でもチャンスがあります。
30代フリーターから正社員になるのは難しい?
30代前半までであれば、選考でも有利になる転職エージェントが使えて、未経験歓迎の求人も多いため、決して難しくはありません。
ただ、「厚生労働省の調査」によると、フリーターの期間が長くなるほど、正社員への転職は難しくなるというデータもあります。
以下のように、フリーター歴が長い人ほど、正社員になれる人の割合は少なくなります。
フリーター歴 | 正社員になれる人の割合 |
半年以内 | 64% |
半年~1年 | 58.3% |
1~2年 | 52.2% |
3年以上 | 48.9% |
そのため、正社員になろうか迷っているフリーターの方は、なるべく早く就職に向けて動くことをおすすめします。
そもそも正社員は目指すべき?
以下に一つでもメリットを感じるのなら、正社員を目指すべきです。
- 月給以外にもボーナスや手当の支給があり、収入が増える
- 信用があるからローンを組みやすい(車、家などの大きな買い物がしやすい)
- 正社員としての職歴ができて、次の転職でも有利になる
「厚生労働省の調査」によると、収入に関しては年齢が上がるごとに差が広がるデータもあります。
平均給与 | ||
正社員 | その他フリーターなど | |
20~24歳 | 215,400円 | 183,400円 |
25~29歳 | 249,600円 | 202,400円 |
30~34歳 | 282,800円 | 207,200円 |
35~39歳 | 316,300円 | 214,300円 |
35歳以上になると10万円以上の差が開きますが、その頃には正社員になるハードルも上がってしまいます。
収入面で不安のある20代の方は、なるべく早く就職に向けて動き出しましょう。
次の章から、具体的なフリーター向けの転職エージェントの選び方ついて解説していきます。
2. 30代フリーター向け|転職エージェントの選び方
30代フリーターの方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。
- 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
- 選び方2. フリーターのサポートに強いエージェントを選ぶ
- 選び方3. 30代もサポート対象のエージェントを選ぶ
この選び方がなぜ重要かを紹介していきます。
選び方1. 実績のある大手を選ぶ
転職エージェントは大手から中小まで二万社以上ありますが、実績のある大手だけを選ぶようにしましょう。
大手は、長年の実績からたくさんの大手・優良企業とのつながりを持っています。
フリーターも対象になる、こうした会社の未経験者歓迎求人をたくさん紹介してもらうことができます。
また、「この会社では面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったノウハウも充実していて、選考対策のレベルも高いです。
大手を選ぶだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。
知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した
下記は厚生労働省の出す職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、不人気なブラック求人がネット上に大量に出回るようになり、これを使うことで誰でも簡単にエージェント業を始められるようになった背景があります。
ブラックな求人は常に人が足りず、誰でもいいから人が欲しいため、たいてい未経験歓迎です。
新設のエージェントは、未経験歓迎の中でも以下のような質の悪い求人ばかり抱えて運営されています。
- きついノルマが有名な保険会社、不動産会社
- ブラックで有名な飲食チェーン、引越し会社
- 薄給でスキルも身につかない3次請け、4次請けのIT企業
これを「初めての就職を目指すフリーター向け」と言い換えて、紹介するひどいケースがあります。
大手なら、付き合いのある大手・優良企業から個別に紹介を依頼された求人がほとんどで、未経験歓迎の求人も、こうした会社がメインとなります。
選び方2. フリーターのサポートに強いエージェントを選ぶ
次に、転職エージェントは、大手の中でもフリーターの転職に強いエージェントを選んでおきましょう。
具体的には、以下のようなエージェントです。
- 未経験歓迎の求人をメインで扱う
- ニートやフリーター向け・既卒(就職を決めずに学校卒業した人)向けを打ち出している
リクルートなど、一般的なテレビCMを流しているような大手では、初めて正社員を目指すフリーターは相手にされません。
しかし、上記のエージェントなら、フリーターの方でも積極的なサポートが受けられます。
現在フリーターでも、正社員経験がある方は、まずはリクルートのような有名な大手を使いましょう。
ブランクがあってもサポート退職になりやすく、フリーター専門よりも大手・優良企業の求人が多い傾向で、チャンスが広がります。
選び方3. 30代もサポート対象のエージェントを選ぶ
また、フリーター向けの中でも、30代をサポート対象とするエージェントを選びましょう。
フリーターやニートのサポートを専門とするエージェントは、20代しか使えないことも多いからです。
「完全未経験なら20代が欲しい」という企業が多いからで、実際このタイプの9割は20代しか使えません。
門前払いされないためにも、30代の利用者がいたり、30代でも積極的にサポートしてくれる所を使っておきましょう。
その他ポイント. 必ず複数使う
以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず2社以上使い、担当者を比べるようにしましょう。
ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。
- 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
- 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。
いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも2社は使っておきましょう。
また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
ここまでを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。
3. 30代フリーター向け|転職エージェントおすすめ5選
今回当ページでは、フリーター向けとして紹介されることが多い上記15社を比較し、以下の観点で5社を厳選しました。
- 大手企業が運営
- フリーターのサポートに強い
- 30代でも使える
経験別のおすすめをまとめたのが以下です。
正社員経験なし (フリーター経験のみ) |
・JAIC ・DYM就職 |
正社員経験あり | ・リクルートエージェント ・doda ・マイナビエージェント |
それぞれ解説していきます。
3-1. 正社員経験がない30代フリーター向け
フリーター経験のみで、正社員の経験がない方には、以下の2社がおすすめです。
いずれもフリーター向けを打ち出していながら、30代も対象としていて、積極的なサポートが受けられます。
JAIC
「JAIC」は、上場企業の株式会社ジェイックが運営する、未経験の転職に強い転職エージェントです。
登録すると、厳選した優良企業20社と、書類審査なしで面接できる合同面接会に参加することができます。
入社後の定着率が9割以上と非常に高く、ほとんどの利用者が、安心して働けるマッチした職場に転職ができています。
求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ジェイック |
運営歴 | 1991年~ |
JAIC公式ページ:https://www.jaic-college.jp/sales/
DYM就職
「DYM就職」は、フリーター・ニートなど、正社員経験の浅い人のサポートを専門とした転職エージェントです。
過去に公開されたデータでは、利用者の15%は30代となっていて、30代でも使うことができます。
設立20年を超える大手の運営で、長年かけて作ったパイプを生かして豊富な求人紹介が受けられます。
求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社DYM |
運営歴 | 2003年~ |
DYM就職公式ページ:https://www.dshu.jp/
3-2. 正社員経験がある30代フリーター向け
現在フリーターでも、正社員として働いて経験がある方には、以下の大手転職エージェントがおすすめです。
フリーター専門のタイプよりも求人が豊富で、大手・優良企業の求人も多いため、経験がある方はまずこれらを使いましょう。
いずれも正社員経験がある方を対象としていて、現在フリーターでも、経験のある方はサポートが受けられる可能性が高いです。
退職から1年以上のように、長いブランクがあっても使えた例もあるため、自信がない方もまず登録をおすすめします。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。
大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。
長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。
求人数 | 約680,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
運営歴 | 1977年~ |
リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/
doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。
リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。
求人数 | 約200,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
運営歴 | 1989年~ |
doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/
マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。
新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、20~30代の方には特におすすめです。
サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。
求人数 | 約63,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
運営歴 | 1973年~ |
マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/
正社員経験がないと、これらの利用は難しい
逆に、正社員経験のないフリーターの方は、上記の大手3社に申し込んでも、相手にされないため注意しましょう。
フリーター向けに比べて求人数が多く、大手・優良企業の求人も多くなりますが、サポートを断られる可能性が高いです。
実際以下のように、いずれも公式でサポートが難しいことをはっきりと説明しています。
リクルートエージェント | 正社員としての就業経験がない方もご利用いただけます。 しかし、弊社でお預かりしている求人は、 即戦力を求めるものが多いため、実務経験を重視する傾向にあります。 そのため、企業での正社員としての実務経験をお持ちでない場合、 ご紹介の可能性は低くなりますので、あらかじめご了承ください。 (引用:リクルートエージェント公式) |
doda | 正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験をお持ちではない場合や学生・アルバイトご経験のみの場合、サポートが難しい場合があります。 (引用:サービスのご利用について) |
マイナビエージェント | 主に正社員としてのキャリアを有する方を対象とする求人を扱っておりますので、アルバイト経験もしくは派遣経験のみの方、また、正社員としての就業経験が長らくない方の場合、求人をご紹介できる可能性が極めて低くなります (引用:マイナビエージェントに関するFAQ) |
そのため、経験がない方は、最初に紹介した以下のフリーター向けの転職エージェントを選んでおきましょう。
4. 転職エージェントで決まらなかった時に使うべき全サービス
ここまで紹介した転職エージェントでも決まらなかった方には、以下のサービスがおすすめです。
- 「リクナビNEXT」のような転職サイト:自分で求人を探して応募する
- ハローワーク:公共の職業紹介サービス
30代フリーターが対象のエージェントは少なく、紹介した5社でうまくいかなかった方は、他社でも決めるのは難しいです。
上記2つなら、経験や年齢を問わない、採用のハードルが低い求人が多い傾向で、エージェントで決まらなかった方でもチャンスがあります。
4-1. 転職サイトなら「リクナビNEXT」一択
転職サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。
総求人数は10万件以上と他サイト比べても圧倒的に多く、社会人経験がない方向けの求人も5,000件以上と多く掲載されています。
「30代が活躍中」となっている未経験歓迎の求人も多いので、まずはこれに登録して活動を進めましょう。
リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/
4-2. それでもダメなら「ハローワーク」を使う
転職サイトでも転職が決まらなかった方は、公共の職業紹介サービス「ハローワーク」を使いましょう。
これまで紹介した民間のサービスに比べると、地方や小さい会社の求人が多いですが、経験や年齢不問の正社員求人が多く掲載されています。
求人は以下から調べられるため、転職サイトでもいい求人が見つからなかった方は利用してみましょう。
5. 30代フリーターこそ転職エージェントを使うべき4つの理由
転職サイトから応募するなど他の方法もあり、エージェントを使うべきか迷っているフリーターの方もいるかもしれません。
ただ、以下の理由で、フリーターの方こそ、転職にはエージェントを使うべきと言えます。
- 就職でのミスマッチが起きにくい
- 使うだけで、選考で有利になることがある
- 就職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる
- エージェントしか持っていない優良求人に応募できる
理由1. 就職でのミスマッチが起きにくい
転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。
求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。
エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。
- 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
- 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
- 直近でどれだけ人が辞めているか
現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。
フリーターの方が対象になる、未経験歓迎の募集を出す企業は、誰でもいいから早く人が欲しい人手不足の企業も多いです。
採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあるのが現実です。
いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。
- 「実はきついノルマがあり、達成しないとまともに稼げない」
- 「サービス残業が当たり前の社風」
- 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」
エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、就職の失敗を防げるようになります。
なぜここまでしてくれるの?
エージェントは、就職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。
転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。
この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。
あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。
長く続けられる職場に就職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。
理由2. 使うだけで、選考で有利になることがある
転職エージェントは転職のプロで、「フリーターのように社会人経験が浅い人の場合、何をアピールすれば内定が出やすいか」といったことを知り尽くしています。
実績が豊富な大手はこうしたノウハウに特に強く、アルバイト経験の中からも、あなたのアピールポイントをたくさん見つけてくれます。
また、馴染みのエージェントの紹介だと企業側も安心することが多く、エージェントを使うだけで個別に応募するよりも選考で有利になるのは間違いありません。
付き合いの長いエージェントは、企業から「この人数は必ず〇〇エージェントからとる」のように専用の採用枠をもらっていることも多く、その枠に滑り込めることもあります。
理由3. 就職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる
フリーターの方は就職活動に不慣れな方が多いですが、そういった方にこそエージェントはおすすめです。
何をすべきか、就職先はどう決めるべきかなど、1から相談できて、プロの視点でアドバイスがもらえるからです。
また、転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。
フリーターの方が自分で就職活動をする場合、対象になる求人の見極めができずに応募しても書類で落ち続け、いつまでも決まらないことがよくあります。
しかし、エージェントはあなたの経歴でも可能性のある求人を絞って紹介してくれるため、スピーディに決まることも多いです。
理由4. エージェントしか持っていない優良求人に応募できる
そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。
- 待遇がよく、募集すると人が殺到してしまう求人
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
転職エージェントを使えば、こうした好条件な”非公開求人”にも応募ができます。
逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。
デメリットは使い方次第で解消できる
転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。
- ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
→実績のある大手を使う
→複数使って、担当者を比べる - ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
→年齢や、経験の面で自分に合ったエージェントを選ぶ
また、フリーターが転職に使える他のサービスと転職エージェントを比べた結果は以下の通りです。
サポート | 求人の質・量 | 選考の有利さ | |
転職エージェント | ◎ 相談〜内定後の交渉まで |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
◎ 選考対策・プッシュあり |
転職サイト | × 自分でやる |
◯ 公開求人、数多い |
× 自力で頑張る |
ハローワーク | △ 求人の紹介 |
△ 数は多いが低品質 |
△ 簡単な選考対策のみ |
全てにおいて優れているのは転職エージェントだけでした。
そのため、30代フリーターの方は必ず転職エージェントを使っておきましょう。
転職エージェントの利用の流れは?
大まかな流れは以下の通りです。
- ネットから申し込み
- エージェントと面談(対面かWEB、電話)
- 求人紹介を受ける
- 企業に応募
- 面接
- 内定
最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。
面談は、どのエージェントも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。
申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。
6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
|
2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
〇〇エージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
6-9. 最低限のマナーは守る
エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
7. フリーターの転職についてよくある質問
最後に、フリーターの転職についてよくある以下の質問に回答していきます。
7-1. フリーターからの転職におすすめの仕事は?
社会人経験のないフリーターの方でも挑戦がしやすいおすすめ職種は、以下の通りです。
おすすめの理由 | |
営業職 | 実績やスキルよりも、コミュニケーション能力や人間性が特に採用で重視される |
ITエンジニア | ・業界全体の成長に人手が追いつかず、人手不足の会社が多いため比較的入りやすい ・未経験者向けの研修制度が充実した会社も多い |
事務職 | 特別なスキルがなくても、エクセルやワードなどの基本的な操作ができれば採用してもらえる |
販売職 | 接客のアルバイトをしていた方は、その経験が生かせるから選考で有利になる |
7-2. 面接ではどんなことを聞かれるの?
フリーターからの転職の際に、よく聞かれる定番の質問としては、以下があげられます。
- なぜフリーターになったのか
- フリーター時代の職務内容や、学んだこと
- 正社員になろうと思った理由
企業側は、あなたの人柄や、自社で活躍できるか、長く続けてくれる人材かを知りたくてこうした質問をしてきます。
この点を踏まえ、回答のコツをまとめると、以下の通りです。
回答のコツ | |
なぜフリーターになったのか | ・夢を追っていり、明確な理由があった場合は正直に伝える。 ・特に理由がない場合は、「安易にフリーターを選んだことを後悔している」のように、当時の判断を反省しているアピールをすると好印象。 |
フリーター時代の仕事内容や、学んだこと | 営業職なら「接客で学んだコミュニケーションスキル」のように、学んだことは、応募先の企業が「自社でも生かせそう」と感じる内容を伝える |
正社員になろうと思った理由 | ・「収入を上げたかった」のような、待遇を理由にするのは避ける ・「バイト先の社員の働きを見て、自分も責任ある立場で働きたいと思った」のように、働き方や仕事内容に魅力を感じたことを伝える |
7-3. 高卒のフリーターでも通用する?
30代までであれば、大卒のフリーターと同じく通用するといって間違いありません。
フリーター向けの未経験歓迎の求人は、学歴不問なことも多く、学歴が重視されることは少ないからです。
当ページで紹介している転職エージェントなら、学歴関係なく、転職のサポートが受けられます。
まとめ
30代のフリーター向けの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
30代フリーターの方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。
- 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
- 選び方2. フリーターのサポートに強いエージェントを選ぶ
- 選び方3. 30代もサポート対象のエージェントを選ぶ
経験別のおすすめエージェントは、以下の通りです。
正社員経験なし (フリーター経験のみ) |
・JAIC ・DYM就職 |
正社員経験あり | ・リクルートエージェント ・doda ・マイナビエージェント |
これらで決まらなかった方は、転職サイトの「リクナビNEXT」や、ハローワークを活用しましょう。
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。