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退職

退職代行は新卒でも使える?最新事情から利用のメリット・注意点まで

「退職代行は新卒でも使える?」「デメリットはある?」など、退職代行は新卒でも使えるのか気になっていませんか?

結論、退職代行は入社まもない新卒の方でも普通に使えて、利用者の1割は新卒というデータもあります。

ただし、選び間違えると、相場の倍の料金がかかったり、スムーズに退職できなくなるので注意しましょう。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の退職をサポートし、自らも4回の退職経験を持つ筆者が、新卒での退職代行の利用について、以下の流れで解説します。

  1. 結論|退職代行は新卒でも普通に使える
  2. 新卒で退職代行を使う人からよくある質問
  3. そもそも退職代行とは?やってくれる4つのこと
  4. 退職代行を使うメリット・デメリット
  5. 退職代行を選ぶ4つのポイント
  6. 23社を一覧で比較!退職代行のおすすめは?
  7. 退職代行の利用前にやっておきたい5つのこと
  8. 退職代行の申し込み〜退職までの流れ

このページを読めば、退職代行は新卒でも使えるのか、どんな時に使うべきで、選ぶ際の注意点や事前準備までが全てわかり、退職代行で失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論|退職代行は新卒でも普通に使える

退職代行は、2~3万円で退職手続きを代行してくれて、会社と直接のやりとりゼロで退職ができるサービスです。

退職代行の仕組み

年齢や、正社員かバイトかに関わらず、働く全ての人が対象で、新卒でも普通に使うことができます。

23のサービスを比較しましたが、新卒の方におすすめなのは「退職代行トリケシ」です。

労働組合の運営で、会社に対応を拒否された時も、交渉までやってもらえて、安く、実績も十分のサービスです。

利用者の約1割は新卒というデータも

大手の退職代行で公開されたデータによると、実際に退職代行の利用者の約1割は新卒となっています。 (データ引用元:株式会社アルバトロス

同じ調査によると、サービスを使った新卒の方は、以下の理由で退職に至っています。

  • 入社前に聞いていたイメージと、勤務実態が違った(454名)
  • いじめやパワハラなどの人間関係(283名)
  • 精神的・肉体的な不満(198名)

これは入社した4月~7月までの4ヶ月間に辞めた方のデータです。

入社まもないタイミングでも、普通に退職代行は利用可能です。

また、新卒で入った会社を、短期で辞めることも決して珍しくはありません。

新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」によると、新卒入社から1年以内に1割、3年以内に3割が辞めています。

新卒で退職代行を使った人の体験談

口コミ・評判

Uさん(20代、ITエンジニア)
職場の雰囲気がピリピリしていて、退職を言い出せるような環境じゃなかった。
上司に話すのが怖くて、辞めると決めてから1ヶ月も言えずにいたけど、退職代行を利用したら一瞬で終わった。
面倒なやりとりもなく、上司と話すこともなく辞められて本当に気が楽になった。最初は罪悪感があったけど、今となっては使ってよかったと思う。

口コミ・評判

Kさん(20代、建設業界)
毎日早朝から夜遅くまで働かされ、休みもなく疲れ切っていて、もう会社に行くだけで吐き気がするほどでした。
退職代行を依頼したら、もう明日から行かなくていいと言われ、肩の力が抜けました。
自分的にはもう限界で、即辞めたいと思っていたので、本当に助かりました。

新卒で使った方からは、以下の2点が良かったという声が非常に多いです。

  • 言いにくいストレスから解放される
  • すぐに出勤が不要になる

人手不足の現場だったり、パワハラ気質の上司がいて、退職を言い出す勇気が持てない方は実際よくいます。

こうした方にとっては、救世主のような存在になるのは間違いありません。

近年は、すんなり退職完了となるケースがほとんど

退職代行で、本当に退職できるのか不安に思う方もいますが、実際はすんなりと退職が決まることが多いです。

近年は、退職代行の利用者増加がニュースになるなど、サービスの知名度が上がり、使われた経験を持つ企業も増えてきています。

退職代行を使われた企業の割合推移

代行業者が電話をかけると、企業側もサービスについて知っていて、特に揉めることもなく、あっさり退職が決まります。

以前までは、「そんなサービス聞いたことない」と怪しまれたり、スムーズにいかないこともありましたが、近年は少ないです。

また、いきなり辞めるなんて法律的に大丈夫?と不安に思う方もいますが、退職は自由にできることが法律で決まっていて、会社側に無理に引き留める権利はありません。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用:民法「第六百二十七条

辞めたい意思を他人が代わりに伝えることも、法的には有効で、退職代行の連絡だけで、正式に退職は成立します。

2. 新卒で退職代行を使う人からよくある質問

次に、新卒で退職代行を使う人からよくある以下の質問に回答していきます。

  • 使うと会社から連絡が来るのでは?
  • 退職代行なら即日退職できる?
  • 使うとトラブルになるのでは?
  • 転職先にバレない?
  • 新卒ですぐ辞めると、経歴に傷がつく?

Q1. 使うと会社から連絡が来るのでは?

退職代行は、会社に連絡するときに、本人や家族への連絡をしないよう念押しするので、心配はありません。

まれにそれを無視して連絡する企業もありますが、無視すればよく、対応しないと退職できないといったことはまずありません。

どうしても連絡事項があったり、聞き取りしたいことがあれば、代行業社を通してすればいいので、あなたは対応不要です。

会社とやりとりせずに辞められるのがそもそものメリットで、この点は徹底できるよう、代行業者がしっかり間に入って動いてくれます。

Q2. 退職代行なら即日退職できる?

退職代行を使う場合、退職日は以下のどれかになり、必ずしも電話をかけたその日に退職となるとは限りません。

  • あなたが希望して、会社も合意した日付で(即日含む)
  • 有休があれば、それをフル消化した時点で
  • 法律通り、伝達の2週間後に

ただ、退職日は先でも、「電話をかけた時点から出勤はしない」という実質的に即日退職のような状態はほとんどの場合可能となります。

顔を合わせず辞められるのが最大のメリットで、この点は間違いなくできるよう、書類のやりとりなど、交渉はしてくれます。

Q3. 使うとトラブルになるのでは?

自由に退職する権利は法律で認められていて、トラブルになるケースは少ないです。

まれに以下のトラブルが起きるケースもありますが、気にし過ぎることはありません。

退職代行で起こりうるトラブル 気にする必要がない理由
会社に退職を拒否される 拒否されても、法律で2週間後には退職が自動的に成立する
会社から電話が来たり、出社しろと言われる 応じなくても、法律で2週間後には退職が自動的に成立する
有休消化が認められない 会社が法律違反になるので、業者がそれを伝えると、丸く収まることがほとんど
本来もらえる給料が払われない
退職理由を、経歴に傷がつく懲戒解雇にされる
損害賠償を請求される たかだか従業員一人に、時間とお金をかけて裁判までする会社はほぼない

また、会社に言い負けて本人に対応を頼んだり、一部いい加減な業者によるトラブルが起こる場合もあります。

ただ、実績を公開している大手のサービスを使ったり、SNSだけで集客しているような、怪しい業者を避ければこうなる心配はまずありません。

Q4. 転職先にバレない?

バレることはまずありません。

近年は会社の個人情報の扱いが非常に厳しく、むやみにあなたの退職方法など表に情報を出す会社はありません。

前職と直接取引があったり、つながりがある企業への転職で、噂が回るといったことは起こり得ますが、それ以外でバレるケースはまずないです。

Q5. 新卒ですぐ辞めると、経歴に傷がつく?

すぐに辞めてしまった方でも、年齢的には以下の点で有利で、そこまで不安になる必要はありません。

  • 人柄や熱意が重視され、経験やスキルがなくても採用されやすい
  • まだ若いので、未経験の仕事につきやすい

新卒で入った会社を数年以内に辞めた方は、「第二新卒」と呼ばれ、積極的に採用する企業が多いです。

以下は、大手から中小まで391社にアンケートをとった結果です。

lhh_data

引用:LHH転職エージェント

約半数が「第二新卒を採用したことがある」と回答していて、大手を含め、実際に採用している企業も多いです。

企業が第二新卒を積極採用する理由としては、以下が挙げられます。

  • 若くてまだ会社に馴染みやすく、伸びしろもある
  • 新卒のように、ビジネスマナーなどゼロから教育する必要がなく、コスパがいい
  • 予定通りに新卒がとれず、補充が必要になった

何をしていいかわからない方は、まず完全無料で求人紹介など転職サポートが受けられる「doda」や「マイナビエージェント」といった転職エージェントに登録してみましょう。

不慣れな転職活動も全てサポートしてもらえて、第二新卒は対象の求人が多いこともあり、登録から2週間ほどで内定が決まることもよくあります。

3. そもそも退職代行とは?やってくれる4つのこと

退職代行にやってもらえるのは、大きく以下4つです。

  • 退職希望を、代わりに会社に伝えてくれる
  • 直接やりとりせずに辞めるための、サポートをしてくれる
  • 会社と、退職日や有休消化の交渉をしてくれる
  • 未払い賃金の請求や訴訟の対応をしてくれる

①退職希望を、代わりに会社に伝えてくれる

退職代行と勤め先のやりとり

電話で、あなたが退職希望の旨を、会社の担当者に伝えてくれます。

それによって、直接会社から連絡が来ることは基本的になく、もし来ても対応は不要です。

代行業社の連絡だけでも、退職の意思表示は法律的に有効で、会社は受け入れるしかありません。

②直接やりとりせずに辞めるための、サポートをしてくれる

退職代行と勤め先のやりとり

退職をしっかり成立させるには、退職届の提出など、書類のやり取りが必要です。

代行業社は、手続きが会社との直接のやり取りなしで進められるよう、以下のようなサポートをしてくれます。

  • 退職届はどう書くべきか、備品はどう返したらいいかの確認
  • 退職後に必要な書類を郵送するよう会社に頼む

③会社と、退職日や有休消化の交渉をしてくれる

退職代行と勤め先のやりとり

あなたの希望を聞いた上で、退職日はいつにしたい、有休を消化したいといった交渉も会社にしてくれます。

有休が取れる雰囲気がない、ブラックな会社もありますが、会社は法律上、退職時の有休消化を拒否できません。

有休が残っている人は、頼めば淡々とフル消化での退職希望を出して、法律をもとに交渉してもらえます。

④未払い賃金の請求や訴訟の対応をしてくれる(弁護士運営の場合のみ)

退職代行と勤め先のやりとり

未払いの残業代・退職金などの請求や、万が一退職で損害賠償請求を受けた場合の対応もしてもらえます。

ただ、これらができるのは、弁護士が運営する一部のサービスのみで、料金は相場の倍と、高額になります。

4. 退職代行を使うメリット・デメリット

次に、退職代行を使うべきか悩む新卒の方向けに、退職代行のメリット・デメリットを紹介していきます。

メリット ・退職を言い出すストレスから解放される
・引き止めに流される心配がない
・すぐに出社が不要になる
デメリット ・2~3万円は料金がかかる
・会社にとっての印象は良くない
・業者選びを間違えると、損をしたりスムーズに退職できない

これらを踏まえると、以下に一つでも当てはまる新卒の方は使うべきサービスといえます。

  • 退職を言い出す勇気がどうしても出ない
  • 引き止めにあって、退職できずにいる
  • 身体的、精神的に限界ですぐにでも辞めたい

メリット・デメリットについて、それぞれ解説していきます。

退職代行の3つのメリット

退職代行サービスの利用メリットは以下3つです。

  • 退職を言い出すストレスから解放される
  • 引き止めに流される心配がない
  • すぐに出社が不要になる

メリット1. 退職を言い出すストレスから解放される

退職は、少なからず職場に迷惑をかけることになり、後ろめたさから言い出しにくいと感じる方が多いです。

上司がパワハラ気質だったり、顔を合わせるのもしんどく、伝える勇気がない方もいるでしょう。

退職代行を使えば、あなたは家で待っているだけで退職ができ、このストレスから解放されます。

メリット2. 引き止めに流される心配がない

退職代行を使えば、引き止めにあって流されてしまい、退職に失敗することがなくなります。

新卒の場合、「君には期待していたのに」「こんなにすぐ辞めるようじゃ、他でも通用しない」などと言われ、引き止められるのは良くある話です。

退職代行を使えば、担当者が間に入って淡々と進めてくれるので、流されやすい交渉下手の人でも安心です。

メリット3. すぐに出社が不要になる

退職代行を使えば、すぐに出社が不要になり、依頼してからは会社の人と顔を合わせる必要もなくなります。

1ヶ月前には希望を出す規則がある会社が多く、普通に退職希望を出してもすぐには辞められませんが、そうした心配はありません。

精神的、身体的にすでに限界で、すぐにでも辞めたい方には特に嬉しいサービスです。

正式な退職日は、退職代行が電話してから1~2週間先になることが多いです。

ただ、業者が今後出勤せずに退職するために、書類のやり取りなど手続きをサポートしてくれるので、あなたはすぐに出社が不要になります。

退職代行の3つのデメリット

退職代行サービスを使うデメリットは以下3つです。

  • 2~3万円は料金がかかる
  • 会社にとっての印象は良くない
  • 業者選びを間違えると、損をしたり、スムーズに退職できない

デメリット1. 2~3万円は料金がかかる

退職代行は、2~3万円が退職前に請求されるのが普通で、すぐ払う余裕がない人もいるでしょう。

ただ、カード払いにも対応していて、「退職代行トリケシ」のように、後払いできるサービスも中にはあります。

また、退職の大きなストレスから解放される金額としては、安いと感じる人も多く、それゆえに利用者も右肩上がりで増えています。

デメリット2. 会社にとっての印象は良くない

当然ですが、ルール通り、事前に希望を出して挨拶をして辞めていくのに比べると、会社にとっての印象は悪くなります。

ただ、今後その会社や、そこの従業員と付き合うつもりがない方なら、大したデメリットとは言えません。

デメリット3. 業者選びを間違えると、損をしたり、スムーズに退職できない

退職代行は、業者によって頼める内容や料金、サービスの質が全く変わります。

不必要に高いサービスを選んでしまったり、いい加減な業者を選んで、スムーズに退職できず後悔する方もいます。

次の章から、こうならないための、退職代行の失敗しない選び方を解説していきます。

5. 退職代行を選ぶ4つのポイント

退職代行を使いたい方は、以下を意識して選びましょう。

  • 運営元はどこか
  • 料金は安いか
  • 万が一失敗したら返金してもらえるか
  • 実績のある、信頼できるサービスか

これらに注意すれば、ハズレの業者を使って失敗することはなくなります。

ポイント1. 運営元はどこか

退職代行は、運営元が以下の3種類があり、それぞれ料金やサービスが変わります。

  • 民間企業:退職希望や、有給の消化希望を伝えるだけ
  • 労働組合:伝えるだけでなく、言い返された時に交渉もしてくれる
  • 弁護士:未払い賃金の請求や、万が一の裁判まで全部やってくれる

比較すると以下の通りで、最もおすすめは、安くでできることも多い、労働組合です。

運営元
民間企業 労働組合
(おすすめ!)
弁護士
料金相場 2~3万円 2~3万円 3~6万円
退職希望を伝える
有休消化や退職日の希望を伝える
言い返されたり、対応を拒否された時の交渉
未払い賃金請求・訴訟対応

労働組合なら、会社に退職を反対されたり、有休消化を拒否された時も、反論して、法律を元に交渉してもらえます。

民間企業は、安いこともありますが、万が一対応を拒否された時に、反論ができない立場にあるので注意しましょう。

弁護士が最も万能ですが料金が高く、ただの退職で訴訟にまでなるケースはほぼないので、頼るべき人は限られます。

「悪質な会社で、残業代などの賃金を払わない」といった特殊なケースを除いて、使う必要はありません。

ポイント2. 料金は安いか

退職代行は、ほぼ同じサービスでも、それぞれ料金が違うので、安いサービスを選びましょう。

また、利用前にお金が用意できない人は、後払いができるサービスを選ぶのも重要です。

後払いだと、追加で3,000~5,000円の手数料が取られる場合もあるので、この点も踏まえて安いサービスを選びましょう。

ポイント3. 万が一失敗したら返金してもらえるか

退職代行は、万が一退職がうまく成立しなかった場合に、返金が受けられるサービスを選んでおきましょう。

代行業者が退職の意思を会社に伝えると、少なくとも2週間後には自動的にあなたの退職が成立します。

職業を選ぶ自由が法律で守られていて、以下のように法律で決まっているからです。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用:民法「第六百二十七条

しかし、希望日に退職できなかったり、少ないですが、スムーズな退職に失敗するケースがあるのも事実です。

万が一の時に安心なので、返金保証があるサービスの利用がおすすめです。

ポイント4. 実績のある、信頼できるサービスか

退職代行は、「〇万件の退職に成功!」のように、実績を明示している信頼できるサービスを選びましょう。

近年、利用者数が増えていることもあり、退職代行の業者も右肩上がりで増えています。

一部、素人が片手間でやっている、以下のようないい加減な業者も増えているのが現実です。

ひどい退職代行業者の例

  • 退職日や有給消化の交渉に失敗し、「あとは弁護士や労基に相談して」と丸投げして終わり
  • 会社に必要書類の発行をしてもらえず困っても、助けてくれない
  • 会社に退職代行とは伝えず、依頼者の母親を名乗って退職希望を伝える

こうした業者を使うと、結局自分で連絡する羽目になったり、話がこじれて、高額な弁護士に頼らざるを得なくなります。

必ずたくさんの人に選ばれていて、実際に円満退職を成功させている、信頼できるサービスを使いましょう。

6. 23社を一覧で比較!退職代行のおすすめは?

23の退職代行サービスを比較してわかったおすすめは、以下の2社です。

とにかく退職がしたい人におすすめ 退職代行トリケシ
反論されても交渉してくれて安心!労働組合運営のおすすめNo.1
未払い賃金の請求までしたい人向け フォーゲル綜合法律事務所
弁護士運営の中でも、トップクラスの実績

とにかくすぐに退職したい、という新卒の方は「退職代行トリケシ」を選びましょう。

労働組合の運営で、会社に対応を拒否された時も、交渉までやってもらえて、安く、実績も十分のサービスです。

この結論の根拠となった、23サービスの比較表は以下の通りです。

労働組合が運営(おすすめ度★★★★★)
サービス名 料金 後払い対応 返金保証 実績
退職代行トリケシ 25,000円
2万人以上
男の退職代行 26,800円
(バイト19,800円)

追加で3,200円

5万人以上
わたしNEXT 29,800円
(バイト19,800円)

追加で3,200円

5万人以上
退職代行OITOMA 24,000円
追加で5,000円

5千人以上
リーガルジャパン 27,000円 ×
非公開
あおぞら退職代行サービス 詳細非公開 ×
非公開
退職代行SARABA 24,000円 ×
非公開
退職代行ゼロユニオン 23,970円
(バイト18,700円)
×
非公開
退職代行Jobs 29,000円 ×
非公開
退職代行即ヤメ 20,000円 ×
非公開
退職代行ガーディアン 24,800円 × ×
非公開
民間企業が運営(おすすめ度★★★☆☆)
サービス名 料金 後払い対応 返金保証 実績
退職代行モームリ 22,000円
(バイト12,000円)

追加で3,000円

1.5万人以上
退職代行EXIT 20,000円 ×
毎年1万人
やめたらええねん 22,000円
2回払い対応
×
2千人以上
辞めるんです 27,000円 ×
1万人以上
退職代行ヤメドキ 24,000円 ×
1万人以上
退職代行ニコイチ 27,000円 × ×
5万人以上
退職代行プラスサービス 21,780円
(バイト16,280円)
× ×
非公開
弁護士が運営(おすすめ度★★★☆☆)
サービス名 料金 後払い対応 返金保証 実績
フォーゲル綜合法律事務所 33,000~55,000円
1万人以上
アディーレ法律事務所 33,000~77,000円 ×
非公開
退職110番 43,800円 ×
非公開
弁護士法人みやび 27,500~55,000円 × ×
非公開
弁護士法人川越みずほ法律会計 22,000~55,000円 × ×
非公開

料金:別途かかる組合費含む金額。正社員の退職の場合。

おすすめの退職代行2社について、それぞれ解説していきます。

6-1. 退職代行トリケシ|新卒向けおすすめNo.1

torikeshi

退職代行トリケシ」は、一般的な正社員が対象のサービスの中でも、比較の結果が最も優れていました。

会社に反論されても対処できる、労働組合運営のサービスの中でも特に安く、返金保証も付いています。

相談実績も20,000件以上と多く、たくさんの退職を成功させている点でも安心のサービスです。

同じ料金、条件でサポートしてもらえるため、契約社員や派遣社員の方にも、こちらがおすすめです。

料金 25,000円(全ての雇用形態)
後払い対応 あり(追加料金なし)
返金保証 あり
実績 相談実績20,000人以上
運営元 日本労働産業ユニオン(労働組合)

退職代行トリケシ公式ページ

https://torikeshi.jp

6-2. フォーゲル綜合法律事務所|未払い賃金の請求までしたい人向け

enman-taishokudaikou

フォーゲル綜合法律事務所」は、弁護士運営の中でもトップクラスの実績を誇る大手の退職代行サービスです。

民間企業や労働組合のサービスではできない、未払い賃金の督促や、退職金の請求、訴訟対応など、幅広く対応してもらえます。

弁護士運営だと、請求した残業代の一部など、成功報酬も取られることが多いですが、それもないので、安心して使うことができます。

料金 33,000円
(訴訟対応や退職金の請求もなら55,000円)
後払い対応 あり(追加料金なし)
返金保証 あり
実績 10,000人以上
運営元 弁護士フォーゲル綜合法律事務所

フォーゲル綜合法律事務所公式ページ

https://enman-taishokudaikou.com

7. 退職代行の利用前にやっておきたい5つのこと

退職代行の利用を考えている方は、最後の出勤日までに、なるべく以下をやっておきましょう。

  • 会社から私物は持ち帰っておく
  • 借りていた備品は会社に置いておく
  • 引き継ぎは書面などで残しておく
  • 退職後の必要書類を確認しておく
  • 有休の残りを確認して、希望の退職日を決めておく

これらをやっておけば、退職後の会社とのやりとりを最小限に抑えられ、スムーズに手続きが進みます。

7-1. 会社から私物は持ち帰っておく

退職後に、私物を取りに会社に行く羽目にならないためにも、事前に私物はなるべく持ち帰っておきましょう。

残った私物については、不要なものは破棄、必要なものは自宅に郵送で、会社側が対応してくれるケースが多いです。

しかし、必ず対応してくれるとは限りません。万が一に備え、デスクやロッカーの私物は全て持ち帰っておくことをおすすめします。

7-2. 借りていた備品は会社に置いておく

以下のような返却が必要な備品は、なるべく最終出勤日までに会社のロッカーなどに置いておきましょう。

  • 健康保険証
  • 通勤定期券
  • 社員証
  • 社用のPC、スマホ
  • 制服(できればクリーニングしておく)
  • オフィスやロッカーの鍵
  • 名刺
  • 持ち出し禁止のマニュアル、データなど

置いておけば、代行業者が、ロッカーから回収するよう会社側に伝えてくれます。

これらを持ったままだと、少ないですが、退職後に直接持ってくるよう言われてしまうケースもあります。

スムーズに顔を合わせず辞めるためにも、置いていくことをおすすめします。

7-3. 引き継ぎは書面などで残しておく

取引先の連絡先や、システムの設計書など、伝えずに辞めると会社が困る情報がある方は、引き継ぎ書をロッカーに残したり、社用のPC内にデータで残しておきましょう。

法律上、引き継ぎはしなくても退職は可能ですが、しないままだと以下のリスクがあります。

  • 「引き継ぎしないなら退職させない」と会社に強気に出られる
  • 退職金の支給条件になっている会社だと、退職金がもらえなくなる
  • 取引がなくなるなどして、会社が損をして、損害賠償を請求される

数えるほどですが、実際に引き継ぎをせずに退職した従業員が訴えられて、損害賠償を取られた事例もあります。(参考:ケイズインターナショナル事件

万が一に備えて、できるだけの引き継ぎ書は作っておくことをおすすめします。

7-4. 退職後の必要書類を確認しておく

代行業者が企業に頼んでくれるので、退職後に必要な書類は確認しておきましょう。

頼むべき書類は、あなたの状況によって変わるので、以下をご参考ください。

退職後に会社からもうらう書類 何に使うものか 必要な人
雇用保険被保険者証 雇用保険の切り替えや失業手当の申請 全員
源泉徴収票 所得税の手続き(転職先での年末調整や確定申告) 全員
年金手帳 年金の切り替え 2022年4月以前に20歳になった人で、会社に預けていた人
退職証明書 転職先から求められた場合に提出 転職先で提出を求められている人
健康保険の資格喪失証明書 国民健康保険への加入(役所で保険証を作る手続き) 無職やフリーランスになり、国民健康保険に入る人
離職票 失業手当の申請 転職先がなく、失業手当をもらいたい人

7-5. 有休の残りを確認して、希望の退職日を決めておく

代行業者に聞かれるので、有給休暇の残りを確認し、それも踏まえて希望退職日を決めておきましょう。

退職日に迷ったら、以下の基準で決めておきましょう。

  • 転職先が決まっている人:転職先の入社日の前日
  • 転職先がない人:有給をフル消化した最短の退職日

転職先がある場合、退職と入社の間に空白期間があると、健康保険や年金の手続きが増えて面倒なので、入社日前日の退職がおすすめです。

特に転職の予定が決まっていない方は、有給を全て使っての最短の日にちでの退職がおすすめです。

有休を使うのを遠慮する方も多いですが、法律上は会社に退職時の有給休暇を拒否する権利はありません。

会社は社員に対して、「この時期は人が足りないから、有休の日にちを変えて欲しい」といった時期変更の希望は出せます。

しかし、退職前の消化だと変更できる日が他にありません。

よって、会社は要求をそのまま受け入れるしかありません。(「労働基準法 第三十九条」より)

8. 退職代行の申し込み〜退職までの流れ

次に、退職代行を使って退職する以下の流れを解説していきます。

  1. 公式から申し込み
  2. ラインや電話での聞き取り
  3. 料金の支払い
  4. 退職代行が、会社にあなたの退職希望を伝える
  5. 企業と書類のやりとり
  6. 退職完了

ステップ1. 公式から申し込み

まずは、以下の各社の公式ページから申し込みを行います。

正社員におすすめ 退職代行トリケシ
https://torikeshi.jp
未払い賃金の請求までしたい人向け フォーゲル綜合法律事務所
https://enman-taishokudaikou.com

ステップ2. ラインや電話での聞き取り

次に、退職代行業者から、ラインや電話で聞き取りがあります。

個人情報以外で、聞かれる主な内容としては、以下があげられます。

  • 退職希望日
  • 退職理由
  • 会社に発行を頼みたい書類
  • 有給残りや消化の希望
  • 会社から借りているもの、会社に置いてきた私物の確認

申し込み前には、これらは整理しておきましょう。

ステップ3. 料金の支払い

クレジットカードや振込で、料金の支払いを行います。

ほとんどの業者が前払い制で、電話をかける前に料金を請求されます。

ただ、「退職代行トリケシ」のように、一部の後払い対応の業者を選ぶと、支払いは後回しにすることも可能です。

ステップ4. 退職代行が、会社にあなたの退職希望を伝える

聞き取りをもとに、実際に退職代行業者があなたの職場に退職希望の電話をします。

近年は退職代行サービスが世間でも知られるようになり、会社側もすぐに理解して淡々と話が進むことが多いです。

会社に向けて業者が話す、主な内容は以下のとおりです。

  • あなたが退職したいことと、希望日を伝える
  • 離職票など、本人に送って欲しい必要書類を伝える
  • 退職届など、本人が送るべき書類がないか確認
  • 退職理由を伝える(質問されたら)
  • 本人には連絡しないよう念押し

個人経営の小さい会社や病院で、経営者が対応する場合は、業者に文句を言ったりといったケースもあります。

しかし、ほとんどは人事や事務などの担当者が対応し、あっさりと話が終わります。

ステップ5. 企業と書類のやりとり

その後、以下のような書類のやり取りを、あなたと企業の間で郵送で行います。

  • 会社に送る:退職届、あれば借りていた備品、制服など
  • 会社から自宅に送られる:離職票や退職証明書など

この時点で、会社に私物があったり、社用のPCなどを借りた状態だと、受け渡し会社に行く必要が出る場合もあります。

なるべく、最終出社までに私物は全て持ち帰り、社用のものは会社のロッカーなどに置いておくようにしましょう。

ステップ6. 退職完了

書類のやりとりが終わった時点で退職が完了します。

退職後に、必要書類が届かなかったり、本来の給与が払われなかった場合は、催促の連絡をするなど、最後までサポートしてもらえます。

退職後は、以下の公的手続きが必要になります。

  • 健康保険の切り替え
  • 年金の切り替え
  • 雇用保険(失業手当)の手続き
  • 住民税の手続き
  • 所得税の手続き
  • 確定拠出年金の手続き

具体的にすべきことは、退職時期や転職先があるかなど、あなたの状況によって変わります。

詳細は、以下の記事で全て解説しているので、ご参考ください。

退職後の手続き完全ガイド|やる忘れをゼロにできるチェックリスト付き

まとめ

退職代行は、新卒でも使えるのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

利用者の1割は新卒というデータもあり、退職代行は新卒でも普通に使うことができます。

メリットやデメリットを整理すると、以下に一つでも当てはまる新卒の方は使うべきといえます。

  • 退職を言い出す勇気がどうしても出ない
  • 引き止めにあって、退職できずにいる
  • 身体的、精神的に限界ですぐにでも辞めたい

23の退職代行サービスを比較してわかったおすすめは、以下の2社です。

とにかく退職がしたい人におすすめ 退職代行トリケシ
反論されても交渉してくれて安心!労働組合運営のおすすめNo.1
未払い賃金の請求までしたい人向け フォーゲル綜合法律事務所
弁護士運営の中でも、トップクラスの実績

とにかくすぐに退職したい、という新卒の方は「退職代行トリケシ」を選びましょう。

労働組合の運営で、会社に対応を拒否された時も、交渉までやってもらえて、安く、実績も十分のサービスです。

当ページの内容が、あなたにとってストレスの少ない、スムーズな退職の助けになることを心より祈っています。

まだ転職先が決まらない人へ

退職にあたり、転職先が決まらない方には、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントは、担当がついて、以下を全て行ってくれる無料の転職サービスです。

  • 転職相談
  • 求人の紹介
  • 書類や面接の選考対策
  • 企業とのやり取りの代行
  • 退職手続きのサポート

大手エージェントは企業との強いパイプがあり、表には出回らない、有名企業の急ぎの採用案件も多数持っていて、登録から1~2週間で内定が決まる場合もあります。

第二新卒の方におすすめの、転職エージェントランキングTOP5は以下の通りです。

おすすめエージェント 特徴
1位. マイナビエージェント 国内最大の新卒向けサイトを運営していて、若手向けの優良求人が多く、20代は登録必須
2位. リクルートエージェント 公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い
3位. doda 業界2位の求人数を誇る大手
4位. ワークポート IT・WEB・ゲーム業界の求人が豊富で、特に若年層から評価を集めている
5位. type転職エージェント 首都圏のエンジニア・営業職の求人が豊富で、女性の転職サポートに強い

いずれも20年以上の実績があり、若手向けの大手優良企業の案件はこの5社に集中していて、ここから選べば間違いありません。

優良なエージェントでも、担当者に当たり外れがあるので、念の為3つは利用しておきましょう。