薬剤師向け転職エージェント20社比較!志望業種別におすすめ3社を厳選
「薬剤師向けの転職エージェントってどれがいいの?」「たくさんあるけど違いがわからない」など、薬剤師向けの転職エージェントが気になっていませんか?
同じ薬剤師の転職でも、目指す業種によって使うべきエージェントは変わり、合わないものだと、「まともな紹介が受けられない」となるので注意しましょう。
近年低品質なエージェントが急増している実態もあり、選び方を間違えると転職の失敗にもつながります。
このページでは、薬剤師として10年以上働き、転職エージェントとして薬剤師の転職サポートもしてきた筆者が、薬剤師向けの転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。
- 結論|薬剤師がまず使うべき転職エージェント
- 薬剤師向けの転職エージェントを選ぶポイント
- 志望する業種別|薬剤師におすすめの転職エージェント
- 薬剤師の転職に使えるその他のサービス
- 薬剤師こそ転職エージェントを使うべき3つの理由
- 薬剤師の転職でよくある質問集
- 転職エージェントを最大限活用するために意識すべきこと
全て読めば、薬剤師向けの転職エージェントはどこを使うべきか、利用の注意点から使いこなすコツまでがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。
著者:H.T 40代(薬剤師出身の転職コンサルタント)
1. 結論|薬剤師がまず使うべき転職エージェント
私は転職コンサルタントとして、過去に転職に失敗をして短期離職した薬剤師の方をたくさん見てきました。
失敗する方によくあるのが、目指す業種に合わないエージェントを使ってしまうパターンです。
薬剤師専門の転職エージェントは、「薬局に強い」「病院に強い」など、それぞれ力をいれる業種が違い、選び間違えると以下のように失敗につながります。
例えば大手ドラッグストアを中心に「毎月必ず◯人は紹介する」といった契約を結んでいて、薬局志望でもお構いなしにドラッグストアをすすめるエージェントもあります。
また、製薬企業の求人は、保有するエージェントがそもそも限られ、選び間違えると全く紹介が受けられません。
こうならないためにも、目指す業種に合わせて選ぶべきで、以下に20社以上を比較して業種別のおすすめをまとめました。
転職したい業種 | おすすめエージェント | おすすめ度 |
薬局 |
1位.ファルマスタッフ | ★★★★★ |
2位.アポプラス薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.お仕事ラボ | ★★★★☆ | |
病院・クリニック | 1位.ファルマスタッフ | ★★★★★ |
2位.ヤクジョブ | ★★★★☆ | |
3位.薬キャリエージェント | ★★★☆☆ | |
ドラッグストア |
1位.ヤクマッチ | ★★★★★ |
2位.マイナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
企業 | 1位.マイナビ薬剤師 | ★★★★★ |
2位.リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.アンサーズ | ★★★☆☆ |
特に志望が決まっていない方は、比較的幅広いジャンルに強く、実績も豊富な「ファルマスタッフ」に相談しましょう。
以下3点で薬剤師専門の20社を比較した結果が最も優れていた、総合力の高い大手エージェントです。
- 求人:目指す業種の求人数は十分か、好条件な求人が多いか
- 提案力:ミスマッチなく的確な紹介をしてくれるか
- サポート力:対応のスピードや丁寧さ
迷ったらファルマスタッフを選ぶべきで、「どの業種を目指すべきか」といった点から、親身に相談に乗ってもらえます。
総合ランキングはあてにならない
薬剤師向けの転職エージェントをネットで調べると、10社以上もランキングで次々紹介するページがたくさん出てきます。
しかし、大雑把なランキングはあてにならないので注意しましょう。
薬剤師向けのエージェントは、「あなたがどの業種を目指すか」によってマッチするエージェントは変わります。
エージェントごとに、何に強いかは、運営元の特徴によって全く変わるからです。
運営元の特徴 | 何に強いか |
薬局も運営している | 当事者として、薬局の転職事情には特に詳しく、力を入れている |
医師や看護師向けの人材紹介もしている | 病院とのパイプが強く、病院の薬剤師求人が豊富で、内部事情にも詳しい |
一般の転職サービスも運営している | 一般企業とのパイプが強く、製薬企業やドラッグストアの薬剤師求人が豊富で、内部事情にも詳しい |
なんとなくで人気ランキングの上位を登録すると、まともに紹介が受けられなかったり、ミスマッチな業者を引いて失敗する恐れがあります。
必ずこのページを参考に、志望する業種に合わせて選んでおきましょう。
そもそも転職エージェントとは
転職するときに間に入ってくれるエージェント(代理人)のことで、転職に必要なサポートをしてくれる完全無料のサービスです。
登録すると、あなたの経歴や資格に合わせて、求人の紹介から面接のセッティングや対策、内定後の手続きまで行ってくれます。
具体的に言うと下記をしてくれて、あなたは面接以外で応募先と直接やりとりする必要がなくなります。
- キャリア相談
- 求人紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策や当日の同行
- 面接や入社の日程調整
- 給与などの条件交渉
担当者は、職場に足を運んだり、過去にサポートした人への聞き取りも行なっていて、求人に載らないデメリットなど、職場ごとの内部事情に詳しいです。
応募前にこうした情報もくれて、「こんなはずじゃなかった」とすぐ辞める事態は大幅に減らすことができます。
ハローワークのデータによると、働き始めてから、求人の内容と実際の労働条件が違うと感じる人は、医療・福祉業界が最も多いです。
ミスマッチが起こりやすい業界に身を置く薬剤師の方こそ、必ず使うべきサービスと言えます。
2. 薬剤師向けの転職エージェントを選ぶポイント
薬剤師向けの転職エージェントは、以下を意識して選びましょう。
- 求人:目指す業種の求人数は十分か、好条件な求人は多いか
- 提案力:ミスマッチなく、的確な紹介をしてくれるか
- サポート力:対応のスピードや丁寧さ
これらで薬剤師専門の20社以上を比較した結果、以下がおすすめという結論になりました。
転職したい業種 | おすすめエージェント | おすすめ度 |
薬局 |
1位.ファルマスタッフ | ★★★★★ |
2位.アポプラス薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.お仕事ラボ | ★★★★☆ | |
病院・クリニック | 1位.ファルマスタッフ | ★★★★★ |
2位.ヤクジョブ | ★★★★☆ | |
3位.薬キャリエージェント | ★★★☆☆ | |
ドラッグストア |
1位.ヤクマッチ | ★★★★★ |
2位.マイナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
企業 | 1位.マイナビ薬剤師 | ★★★★★ |
2位.リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.アンサーズ | ★★★☆☆ |
①求人|目指す業種の求人数は十分か、好条件な求人は多いか
選択肢が増えて可能性が広がるので、なるべく求人数が豊富な転職エージェントを選びましょう。
以下のように、エージェントごとに、どの業種の求人が多いかは変わります。
求人数 | ||||
薬局 | 病院・クリニック | ドラッグストア | 企業 | |
ファルマスタッフ | 約43,000件 | 約3,600件 | 約4,000件 | 約600件 |
ヤクマッチ | 約40,000件 | 約1,400件 | 約17,000件 | 100件以下 |
薬剤師ワーカー | 約16,000件 | 約2,800件 | 約3,400件 | 100件以下 |
リクナビ薬剤師 | 約19,000件 | 約600件 | 約10,000件 | 約300件 |
アンサーズ | 100件以下 | 100件以下 | 100件以下 | 約300件 |
運営元がパイプを持つ業種、力をいれる業種がそれぞれ違うので、このように差がつきます。
志望する業種が決まっている方は、それぞれの求人に強いエージェントを選んでおきましょう。
それぞれに強いエージェントなら 業種別に、以下のように表に出ないレアな案件も豊富に持っています。
- 「急ぎの募集だから、普段より給料の条件がいい求人」
- 「土日休みで高給など、人が殺到するので表に出せない好条件な求人」
これらは”非公開求人”と呼ばれ、各職場の採用担当とのパイプの強い、一部のエージェントに集中しています。
②提案力|ミスマッチなく、的確な紹介をしてくれるか
転職エージェントの評判には「的外れな紹介を受けた」といったものも多く、的確に自分に合った紹介をしてくれるかも重要です。
この点は、エージェントがどれだけ以下を持っているかに左右されます。
- 薬剤師の現場感覚など、職種への理解
- 紹介する職場ごとの特徴や、内部事情
こうした情報は、サポートした人数が多いほど集まるもので、実績のある大手ほど充実しています。
また、職場ごとの情報の面では、エージェントごとに強い業種が違うので、志望に合わせて選ぶのも重要です。
裏事情:的外れな紹介をする、低品質な業者が急増中
ここ数年は、ろくな情報を持たず、なんとなくで求人紹介するだけの、低品質な業者が増えているので注意しましょう。
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これは、求人をネットから集めるなどして、転職エージェントの開業がしやすくなった背景があります。
薬剤師を専門とするタイプも増えましたが、新設の業者はネットに出回る求人を紹介するだけのことが多く、以下のデメリットがあります。
- 直接、応募先と付き合いがあるわけではなく、職場ごとの情報に弱い
→求人票の少ない情報だけで紹介するので、ミスマッチが起こりやすい - 実績が少なく、紹介先の過去の面接データまでは持っていない
→どう選考対策すべきかのアドバイスがまともにできない
優良なものもありますが、見極めが難しいため、聞いた事もない小さい業者は避けましょう。
自分の志望する業種に合わせて、実績のある大手だけを使っておきましょう。
③サポート力:対応のスピードや丁寧さ
また、以下のような、サポート力の面で優秀なエージェントを選ぶのも大事です。
- すぐに連絡を返してくれたり、気持ちの良いやりとりができるか
- ペースを合わせて親身に相談に乗ってくれるか
これは相性によるところも大きいですが、なるべく大手を使った方が満足度は上がる傾向です。
大手は運営元が人気企業で優秀な人しか入社できなかったり、教育制度が整っていることから、サポート力も高いことが多いです。
新設だったり、歴史の浅いエージェントは、以下のようなケースも多く、おすすめできません。
- 教育体制が整っていない
→基本のビジネスマナーも理解しない人に、不快な対応をされる - 会社の実績を上げようと無理なノルマが設定されている
→しつこい連絡など、営業感の強いガツガツした対応をされがち
相性を確かめる意味でも、3つは使うべき
これはどのエージェントも同じですが、考え方やペースが合わないなど、相性が悪い担当に当たる場合もあります。
こうした場合に備え、念の為3社使っておくのがおすすめです。
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。
エージェントごとにパイプのある職場が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
3. 志望する業種別|薬剤師におすすめの転職エージェント
今回当ページでは、薬剤師を専門とする20社以上を比較し、志望業種別に以下のおすすめを厳選しました。
転職したい業種 | おすすめエージェント | おすすめ度 |
薬局 |
1位.ファルマスタッフ | ★★★★★ |
2位.アポプラス薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.お仕事ラボ | ★★★★☆ | |
病院・クリニック | 1位.ファルマスタッフ | ★★★★★ |
2位.ヤクジョブ | ★★★★☆ | |
3位.薬キャリエージェント | ★★★☆☆ | |
ドラッグストア |
1位.ヤクマッチ | ★★★★★ |
2位.マイナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
企業 | 1位.マイナビ薬剤師 | ★★★★★ |
2位.リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.アンサーズ | ★★★☆☆ |
いずれも、歴史ある大手で、各業種の求人や情報の面で非常に強く、担当者のレベルの高さにも定評があります。
特に志望が決まっていない方は、比較的幅広いジャンルに強く、総合的に優れた「ファルマスタッフ」に相談してみましょう。
では、業種別におすすめを紹介していきます。
3-1. 薬局の薬剤師を志望する方へのおすすめ
調剤薬局への転職を目指す方には、大手薬局グループが運営する以下3社がおすすめです。
薬局はコンビニより数が多く、募集も特に多いですが、その分自分に合った職場を見極めるのは難しいです。
これら3社なら、薬局の転職事情、職場ごとの内部事情に精通していて、あなたに最適な求人を提案してもらえます。
自らも中途採用を行う薬局グループで、採用者目線から、的確な選考対策をしてくれるのも大きな強みです。
1位. ファルマスタッフ|大手ならではの質の高いサポートが好評
「ファルマスタッフ」は、東証プライム上場の、日本調剤グループの運営する、薬剤師専門の転職エージェントです。
日本調剤グループということもあり、薬局の転職事情には特に詳しく、力を入れていて、求人数はトップクラスに多いです。
担当者のレベルの高さには定評があり、サポートに関して悪い評判が非常に少ないのも特徴です。
求人数 | 約52,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
運営元の設立 | 1980年(親会社の日本調剤) |
ファルマスタッフ公式ページ
2位. アポプラス薬剤師|薬剤師専門で30年以上の老舗
「アポプラス薬剤師」は、クオール薬局グループが運営する、薬剤師専門の転職エージェントです。
薬剤師専門で30年以上と特に長い歴史を持ち、豊富な紹介実績から、薬局ごとの内部事情には特に詳しいです。
急ぎ募集で待遇がいいなど、採用側から個別に紹介を頼まれた、非公開求人が全体の80%と充実しているのも強みです。
求人数 | 約53,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | アポプラスキャリア株式会社 |
運営元の設立 | 1992年(親会社のクオールホールディングス) |
アポプラス薬剤師公式ページ
3位. お仕事ラボ|マッチング精度が高く、使った人の定着率は95%以上
「お仕事ラボ」はアイセイ薬局グループの運営する、薬剤師専門の転職エージェントです。
熱心なヒアリングや、職場ごとの情報収集に力を入れていて、精度の高いマッチングを強みとしています。
実際に定着率の高いサービスとして有名で、使った人の95%と、ほとんどが満足できる職場に転職ができています。
求人数 | 約16,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社AXIS |
運営元の設立 | 1984年(親会社のアイセイ薬局) |
お仕事ラボ公式ページ
3-2. 病院・クリニックの薬剤師を志望する方へのおすすめ
病院・クリニックへの転職を目指す方には、医療業界との強いパイプを持つ以下の3社がおすすめです。
病院薬剤師の採用は新卒が多く、中途はたまに出る欠員補充の募集がメインで、求人は薬局に比べてかなり少なくなります。
これら3社なら、運営元が病院とのつながりが強いこともあり、大学病院など人気の案件も揃っています。
コネクションを活かして、公開前の求人に優先で応募させてもらえることもあり、使うだけでチャンスが広がります。
1位. ファルマスタッフ|病院の未経験〜経験者まで幅広く対応
「ファルマスタッフ」は、東証プライム上場の、日本調剤グループの運営する、薬剤師専門の転職エージェントです。
親会社の日本調剤の6割は、大病院の門前薬局ということもあり、全国各地の病院とパイプを持っています。
病院・クリニックの求人はトップクラスに多く、初めて目指す方から、経験者まで幅広く相談に乗ってもらえます。
求人数 | 約52,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
運営元の設立 | 1980年(親会社の日本調剤) |
ファルマスタッフ公式ページ
2位. ヤクジョブ|医療業界専門の大手で、病院とも強いパイプあり
「ヤクジョブ」は、医療業界の人材事業を幅広く行う、クラシス株式会社の薬剤師専門転職エージェントです。
医療業界で約30年の実績があり、採用する病院側にも頼られる存在で、急ぎの募集で待遇がいいなど、表に出ない非公開の案件を頼まれることも多いです。
他にはない好条件な求人に出会える可能性は特に高く、病院・クリニックを目指す方には外せない1社です。
求人数 | 約52,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | クラシス株式会社 |
運営元の設立 | 1996年 |
ヤクジョブ公式ページ
3位. 薬キャリエージェント|高年収の求人が充実
「薬キャリエージェント」は、医師の人材サービスも手掛けるエムスリーキャリアの転職エージェントです。
医師向けの人材サービスで病院との強いパイプを持ち、表に出ないレベルの病院ごとの内部事情には特に詳しいです。
年収600万円以上や、マネージャーなどハイクラス求人の獲得に力を入れているため、キャリアアップを目指す経験者には特におすすめです。
求人数 | 約26,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
運営元の設立 | 2009年 |
薬キャリエージェント公式ページ
3-3. ドラッグストアの薬剤師を志望する方へのおすすめ
ドラッグストアへの転職を目指す方には、特に豊富な求人を持つ以下の大手3社がおすすめです。
ドラッグストアも、大手中心に多くの店舗があり、求人が安定してありますが、選択肢が多い分、自分に合った職場選びに苦労する方が多いです。
全体的に薬局より年収は高いですが、休みの取りやすさ、転勤の多さ、調剤以外の業務の多さなど、職場ごとに特徴は全く変わります。
これら3社なら、全国各地の店舗の最新の内部事情にも精通していて、職場探しの強い味方になります。
1位. ヤクマッチ|ドラッグストア求人数は大手の中でもトップクラス
「ヤクマッチ」は、ドラッグストアの転職に特に力を入れている、薬剤師専門の転職エージェントです。
比較的新しいサービスですが、ドラッグストアの求人は大手の中でも抜きん出て多く、全国各地の豊富なラインナップから紹介が受けられます。
社内に薬剤師を多く配置していて、現場感覚を理解した、専門性の高いサポートを強みとしています。
求人数 | 約58,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | スプリングフィールド株式会社 |
運営元の設立 | 2014年 |
ヤクマッチ公式ページ
2位. マイナビ薬剤師|都市部から地方まで幅広いエリアの店舗に強い
「マイナビ薬剤師」は、人材業界大手マイナビが運営する、薬剤師専門の転職エージェントです。
北海道から沖縄まで全国各地に拠点を持っていて、広大なネットワークを活かして、幅広いエリアのドラッグストアとパイプを持っています。
転職初心者向けのきめ細かいサポートには定評があり、20~30代の転職に不慣れな方には特におすすめです。
求人数 | 約49,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
運営元の設立 | 1973年 |
マイナビ薬剤師公式ページ
3位. リクナビ薬剤師|人材業界トップで小売店にも強い
「リクナビ薬剤師」は、人材業界トップのリクルートのグループが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。
一般の転職では求人数No.1ということもあり、大手チェーンを中心に、全国のドラッグストアとも強いパイプを持っています。
一度に紹介してくれる求人数が多い傾向で、なるべく多くの選択肢から決めたい方には、特に向いています。
求人数 | 約30,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
運営元の設立 | 1979年(親会社のリクルート) |
リクナビ薬剤師公式ページ
3-4. 企業の薬剤師を志望する方へのおすすめ
企業の薬剤師を目指す方には、製薬企業とのつながりが強く、一般企業の転職ノウハウにも強い以下3社がおすすめです。
研究開発や治験コーディネーター、薬事、MRといった、企業の薬剤師の募集は少なく、それでいて土日祝日休みなどのメリットがあり、競争率が高いのが特徴です。
これら3社なら、運営元が他に一般企業への転職サービスも行っていて、企業の求人が比較的充実しています。
一般企業の転職ノウハウに強く、企業ごとの最新の面接データも豊富に持っていて、選考でも強い味方になります。
1位. マイナビ薬剤師|初めて企業を目指すならここ
「マイナビ薬剤師」は、人材業界大手マイナビが運営する、薬剤師専門の転職エージェントです。
新卒採用のサービスで製薬企業ともつながりを持っていて、品質管理からMR、薬事、治験や臨床開発など幅広い求人を取り揃えています。
若手向けの手厚いサポートには定評があり、20~30代の初めて企業を目指す方には特におすすめです。
求人数 | 約49,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
運営元の設立 | 1973年 |
マイナビ薬剤師公式ページ
2位. リクナビ薬剤師|企業未経験〜ハイクラス向けまで幅広い求人あり
「リクナビ薬剤師」は、人材業界トップのリクルートのグループが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。
一般企業の求人数は業界No.1で、製薬企業の求人も充実していて、企業ごとの内部事情にも詳しいです。
未経験歓迎のものから、年収1,000万円を超えるものまで、幅広い求人があるので、企業を目指す全ての方におすすめです。
求人数 | 約30,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
運営元の設立 | 1979年(親会社のリクルート) |
リクナビ薬剤師公式ページ
3位. アンサーズ|製薬企業への転職に特化
「アンサーズ」は、東証プライム上場のクイックの運営する、製薬業界特化のサービスで、薬剤師の転職にも対応しています。
運営元は、人材業界で40年以上の実績があり、長年かけて作ったパイプのある大手・優良企業の紹介が受けられます。
メーカーのみならず、医薬品の販売業社や外資系のバイオベンチャーなど、薬剤師が活躍できる企業の求人が幅広く揃っています。
求人数 | 約1,700件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社クイック |
運営元の設立 | 1980年 |
アンサーズ公式ページ
志望が決まっていない人へのおすすめ
業種が決まっておらず、そもそもどこを目指すべきかから相談したい人は、「ファルマスタッフ」がおすすめです。
幅広いジャンルに強く、求人や利用者の評判を調査した結果が以下の通り、主要サービスの中でも特に優れていたからです。
薬剤師専門の転職エージェント | 求人数 | 提案力 | サポート力 |
ファルマスタッフ | ★★★★★ 約5.1万件 |
★★★★★ | ★★★★★ |
アポプラス薬剤師 | ★★★★★ 約5.2万件 |
★★★★☆ | ★★★★☆ |
マイナビ薬剤師 | ★★★★★ 約4.9万件 |
★★★★☆ | ★★★★★ |
リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ 約3万件 |
★★★★☆ | ★★★★★ |
お仕事ラボ | ★★★☆☆ 約1.7万件 |
★★★★☆ | ★★★★★ |
ヤクジョブ | ★★★★★ 約5.2万件 |
★★★★☆ | ★★★☆☆ |
ヤクマッチ | ★★★★★ 約5.8万件 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
ファーマキャリア | ★★★★★ 約4万件 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
ファゲット薬剤師 | ★★★★☆ 約3.4万件 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
CME薬剤師 | ★★★☆☆ 約2.8万件 |
★★★★☆ | ★★★☆☆ |
ファーネットキャリア | ★★★☆☆ 約2.8万件 |
★★★☆☆ | ★★★★★ |
アプロ・ドットコム | ★★★☆☆ 約2.7万件 |
★★★☆☆ | ★★★★★ |
薬キャリエージェント | ★★★☆☆ 約2.8万件 |
★★★★☆ | ★★★☆☆ |
薬剤師ワーカー | ★★★☆☆ 約2.2万件 |
★★★★☆ | ★★★☆☆ |
レバウェル薬剤師 | ★★☆☆☆ 約3,000件 |
★★★★☆ | ★★★☆☆ |
エクスファルマ | ★★☆☆☆ 約8,600件 |
★★★★☆ | ★★★☆☆ |
キャディカル薬剤師 | ★★☆☆☆ 約6,100件 |
★★★★☆ | ★★★☆☆ |
ファルメイト | ★★★☆☆ 約1.8万件 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
ファルマプレミアム | ★★★☆☆ 約1万件 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
MCファーマネット | ★★☆☆☆ 約1,800件 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
日本調剤グループの運営する大手のサービスで、サポートの質が高く、悪い評判が非常に少ないのが特徴です。
これまで紹介した通り、業種別に選ぶのがベストですが、お試しでまず1社使ってみたいという方にも、こちらがおすすめです。
ファルマスタッフ公式ページ
参考:業種別の特徴まとめ
どこに転職すべきか迷う方向けに、業種別の特徴を以下にまとめました。
給料 | 働きやすさ | 転職のしやすさ | |
薬局 | ◯ 平均的 |
◎ 月~土のシフト制で、一部の繁忙期以外は働きやすい |
◎ 募集が最も多く、しやすい |
病院 | △ 薬局よりも安い傾向 |
△ 夜勤があったり、ハードな現場が多い |
△ 欠員募集がメインで募集が少ない |
ドラッグストア | ◎ 薬局よりも高い |
◯ 調剤以外の雑務が多く、夜間や土日祝日の出勤もある |
◎ 募集が多く、未経験でもしやすい |
企業 | ◎ 職種によっては、高年収も目指せる |
◎ 日勤のみ土日祝日休みが多い |
△ 募集が少なく、選考難易度も高い |
まずは募集が多く、転職のしやすい薬局やドラッグストアを検討される方が多いです。
病院は給料が平均的で、体力的にもきついですが、「医療の最前線で働きたい」という方に人気の職場です。
企業は難易度は高いですが、製薬企業で研究開発やMRになると、年収1,000万円を超えるケースもあり、待遇の期待が最も大きいです。
迷う方は、「ファルマスタッフ」の担当者に一度相談しましょう。
あなたにどんな可能性があり、どこが最適かといった点から親身に相談に乗ってもらえます。
4. 薬剤師の転職に使えるその他のサービス
転職エージェント以外で、薬剤師の方が転職に使えるサービスには以下があります。
- 求人サイト:求人が載っているサイトで、そこから自分で応募する
- ハローワーク:全国の求人が集まっていて、仕事が探せる公共の職業紹介所
- 公式の採用ページ:薬局や病院の公式の中途採用ページ
ただし、下記のように、どれも転職エージェントにはあらゆる面で劣り、まず使うべきサービスではありません。
わかる情報 | 求人内容 | サポート | |
転職エージェント | ◎ 隠れたデメリットや内部事情まで |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
◎ 相談〜内定後の交渉まで |
求人サイト | ◯ 写真付きの求人情報 |
◯ 公開求人、数多い |
△ なし |
ハローワーク | △ 最低限の求人情報のみ |
△ 数は多いが低品質 |
◯ 求人紹介、簡単な選考対策のみ |
公式採用ページ | △ 最低限の求人情報のみ |
△ 公開求人 |
△ なし |
万が一エージェントを複数使っても決まらなかった人や、サブとしてなら「求人サイト」は使っても良いでしょう。
紹介された求人への応募がメインの転職エージェントと違い、全ての求人に自由に応募できるメリットもあります。
しかし、その他の方法は求人の面でデメリットが大きく、どなたにもおすすめできません。
4-1. 求人サイトとは
求人サイトは、サイト上に求人がたくさん載っていて、そこから個別に応募していくサービスです。
サポートは一切ありませんが、直接メールで応募先とやりとりして選考に進んだり、スカウトを受けて採用に進むこともできます。
ただし、転職エージェントに比べると、以下デメリットが大きく、メインで使うことはおすすめしません。
- 全てネットから見られる公開求人
→エージェントだけが持つ非公開の条件のいい求人には出会えない - サポートがない
→応募先とのやり取り、応募書類の作成や面接対策は全て自力になる
まずは転職エージェントを使い、それでも決まらなかった方や、どうしても気になる方のみ、サブとして使いましょう。
求人サイトなら「グッピー」がおすすめ
求人サイトなら、医療系で特に長い歴史を持つ「グッピー」が最もおすすめです。
薬剤師の方は、医療や福祉の専門サイトがあるので、それを使いましょう。
それぞれ差がつくポイントを比較したのが以下の表で、グッピーがトータルで優れています。
医療系の専門サイト | 薬剤師の求人数 | 実績 | |
正社員 | 派遣、契約社員、パートなど | ||
グッピー | ◎ 約18,000件 |
◎ 約8,300件 |
◎ 792万人以上が利用 |
ジョブメドレー | ◎ 約17,000件 |
◎ 約7,600件 |
◯ 200万人以上が利用 |
バイトルPRO | ◯ 約5,900件 |
◯ 約2,600件 |
– |
コメディカルドットコム | ◯ 約3,300件 |
◯ 約800件 |
– |
グッピーは、設立20年を超える上場企業が運営するサービスで、医療系の求人サイトでは特に長い歴史を持ちます。
応募先やスカウトをくれた薬局・病院と、簡単にやり取りできるなど、使い勝手も非常にいいです。
グッピー公式ページ
4-2. その他の方法をおすすめしない理由
その他の方法と、おすすめしない理由をまとめました。
おすすめしない理由 | |
ハローワーク | ・薬局・病院は無料で採用し放題のサービスで、人の出入りが激しいブラックな求人が紛れやすい ・文字だけの最低限の求人情報しか得られない |
薬局や病院の公式採用ページ | ・求人情報は最低限しか載っていないことが多い ・土日休みで高給など、薬局や病院内でも好条件の求人はエージェントにだけ渡して、載せていないことがある |
公的サービスの「ハローワーク」は求人の質がイマイチ
ハローワークは公的サービスで、採用する側が無料で使える点が、転職エージェントや求人サイトとの大きな違いです。
これらは何人採用しても無料なため、すぐに人が辞め、採用を繰り返すブラックな求人も紛れている可能性が高いので注意しましょう。
民間の転職サービスでは、採用が決まると求人を出していた薬局・病院が、紹介料としてまとまった料金を支払います。
採用を繰り返すブラックな薬局・病院がこれらを使うと、何度も紹介料を払うことになり、大赤字になってしまいます。
そのため、こうした採用を繰り返す職場は、無料の公共サービスだけを使って募集をしているケースが多いのです。
こうしたリスクがあるので、転職エージェントのように、採用する側が有料のサービスを使っておきましょう。
公式からの直接応募はチャンスが減る
公式から応募する方法もありますが、情報が少なかったり、一部の求人しか出していないことも多く、おすすめしません。
薬局や病院は公式で募集は出していても一部のみで、土日祝日休みで高給など、人気の求人は載せていないことがよくあります。
こうした求人は応募の殺到を避けるため、転職エージェントの利用者にのみ、個別に紹介がされます。
チャンスを広げるためにも、行きたい職場が決まっている方もまずは転職エージェントの利用がおすすめです。
5. 薬剤師こそ転職エージェントを使うべき3つの理由
求人サイトから自分で応募するなど他にも方法があり、そもそもエージェントを使うべきか迷う方もいるでしょう。
ただ、以下の理由で、薬剤師の方こそ、転職エージェントは使うべきです。
- 転職後のミスマッチが起きにくい
- 条件がいい求人が見つかりやすい
- 転職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる
それぞれ、使った人の口コミと合わせて紹介していきます。
理由1. 転職後のミスマッチが起きにくい
転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。
求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。
転職エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。
- 現場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
- 業務量は他の職場と比べてどうか
- 直近でどれだけ人が辞めているか
現場に通って責任者や職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。
「厚生労働省の調査(令和4年)」によると、実際に働く薬剤師のうち、4割は働き始めてからミスマッチを感じています。
また、同じ調査で全国の薬局の4割、病院の7割が薬剤師の不足を感じているデータもあります。
採用に苦労している現場も多く、とにかく人が欲しいあまり、面接で肝心なデメリットを教えてくれないケースもあります。
実際、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。
- 「毎日当たり前のように残業が発生する」
- 「現場のリーダーの性格がきつく、人が全然居付かない」
- 「休みが取りにくい雰囲気がある」
エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。
なぜここまでしてくれるの?
転職エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。
転職エージェントは、あなたを紹介することで、紹介先の薬局や病院から紹介料を受け取るビジネスです。
この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、紹介先に返金するルールがあります。
あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。
長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。
理由2. 条件がいい求人が見つかりやすい
そもそもですが、下記のような優良な薬剤師の求人は、インターネットには中々出てきません。
- 業務にしては待遇がいいなど、公開すると人が殺到するような求人
- 今、その職場で働いている人が嫉妬するような条件の求人
これらの求人は、薬局や病院が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
転職エージェントを使うことで、こうした質の高い”非公開求人”にも応募できるようになります。
なぜ求人を非公開にするのか
よくある非公開になる理由としては以下が挙げられます。
- 応募が来すぎて、選考が大変になると困る
- 急ぎの募集で、表に出して待つ余裕がない
- 薬局長などの重要ボジションで、今働いている人に知られたくない
※公開すると、今働く人に、昇格のチャンスがないように伝わってしまう
こうした求人は、好条件で人気の薬局・病院だったり、めったに求人が出ない製薬会社など、条件が公開されたものより良い場合が多いです。
これらは、エージェントの利用者にのみ、個別に紹介されます。
そのため、広く募集する場合に比べてライバルが減り、応募者にとっては選考に通りやすいメリットもあります。
理由3. 転職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる
一口に薬剤師といっても薬局からドラッグストア、病院など働き口は様々で、そもそも自分にはどこが向いているのか、悩んでいる方も多くいます。
転職エージェントでは、それぞれの現場を知り尽くしたプロにこうした悩みも1から相談ができるので、転職の第一歩を踏み出す強い味方になります。
また、転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で応募先とやりとりする必要がなくなります。
- 転職の相談
- 求人紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策のサポート
- 面接や入社の日程調整
- 給与などの条件交渉
自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたはマッチする職場を選ぶことに集中できるようになります。
特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。
転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。
転職エージェントにデメリットはないの?
薬剤師向けの転職エージェントには以下のデメリットがあり、「使わない方がいい」と言う声も一部あるのが事実です。
- ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
- 担当者とのやりとりが面倒に感じる人もいる
ただいずれも選び方や使い方次第で解消ができます。
それぞれ、使った人の口コミと合わせて紹介していきます。
デメリット① ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
転職エージェントの業者にもそこで出てくる担当者にも、当たり外れがあることに注意しましょう。
×ハズレの業者の特徴
- 設立したばかりなどで、薬局や病院、企業とのパイプがなく、求人が少ない
- 実績が少なく、職場ごとの内部情報やデメリットなど、重要な情報を持っていない
- 1人1人の担当に無理なノルマを押し付け、利用者の幸せを考えない転職を強いる
×ハズレの担当者の特徴
- 入ったばかりの新人などで、医療業界の知識が浅く、深い相談ができない
- 必要な連絡を忘れるなど、シンプルに仕事ができない
- 希望と違う求人を紹介してくる
こういった業者や、担当者に頼ってしまうと、逆に足でまといになり、転職に失敗する原因になります。
これらを避けるためにも、下記を重視して転職エージェントを選びましょう。
- 実績があり、求人も豊富な大手だけを使う
- あらかじめ3社は登録し、ハズレの担当がついたエージェントの利用を止める
デメリット② 担当者とのやりとりが面倒に感じる人もいる
転職エージェントは、担当者と面談したり、やり取りする必要がありますが、以下の理由でこれが面倒に感じる人もいます。
- 誰にも気を使わず、自分のペースで進めたい
- 紹介を断るのも気を使う
ただ、最近は担当者とのやりとりは、LINEでするケースが多く、しつこく電話をされたりといったケースはほぼありません。
ゆっくり進めたかったり、紹介を断るときも、LINEで簡単に伝えられるので、実際使ってみると面倒と感じる方は少ないです。
どうしても担当とのやりとりが面倒という方は、以下のような他の機能に絞って使いましょう。
- スカウト機能:経歴を登録して、スカウトをもらう
- 直接応募機能:サイト上から選んだ求人に自分で直接応募する
完全にマイペースでできて、担当はつかず、応募先とのやりとりのみで済みます。
求人サイトの「グッピー」なら、これらの機能のみ使うこともできます。
6. 薬剤師の転職でよくある質問集
次に、薬剤師の転職でよくある以下の質問に回答していきます。
- 薬剤師の転職は厳しいですか?
- 薬剤師は「転職しないほうがいい」って本当?
- 薬剤師の異業種への転職は難しい?
- 40代・50代の薬剤師の転職は難しい?
- 薬剤師のよくある転職理由は?
6-1. 薬剤師の転職は厳しいですか?
以下の理由で、一人当たりの求人が減っていて、年々厳しくはなっているのは事実です。
- 大学の薬学部が増えた影響で、薬剤師の数が年々増加している(厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」)
- 薬剤師の仕事が減り、一部が薬剤師以外でも代替できるようになった(厚生労働省「0402通知」)
- AI技術やITの活用でさらに仕事が減るとの予測もある
実際に、薬剤師の一人あたりの求人数を表す「有効求人倍率」は以下の通りで、10年で半分以下になっています。
有効求人倍率(医師・薬剤師) | |
2014年10月 | 6.43 |
2016年10月 | 5.95 |
2018年10月 | 4.37 |
2020年10月 | 1.99 |
2022年10月 | 2.07 |
2024年10月 | 2.25 |
- 厚生労働省HP「一般職業紹介状況より」
今後の転職市場では、資格があるだけでは通用しなくなるので、かかりつけ薬剤師や管理薬剤師の経験など、独自の強みを身につけていくことが重要です。
市場価値を高めるために、どういったキャリアを歩むべきか、悩む方は一度「ファルマスタッフ」に相談がおすすめです。
過去の面接データをもとに選考のアドバイスももらえて、厳しい中でも内定獲得に向けた強い味方になります。
6-2. 薬剤師は転職しない方がいいって本当?
以下のように明確な理由があって、それが転職先で解決するのであれば、転職はむしろすべきといって間違いありません。
- 薬局勤務で給料に不満がある
→ドラッグストアに転職して年収アップ - 病院勤務で、夜勤があり体力的にきつい
→日勤のみで調剤業務中心の薬局に転職して働きやすさアップ
ただ、以下に当てはまる方は、一度転職すべきか整理した方がいいでしょう。
- 20~30代ですでに3回以上転職している
- 1年未満の短期離職になる
長続きしない、すぐに辞める人材として、転職市場での評価が下がってしまう可能性があるからです。
人間関係が理由の方は、店舗の異動など、他の解決策がないか一度検討しましょう。
「ファルマスタッフ」などの転職エージェントでは、そもそも転職すべきかといった点から、無料でプロに相談に乗ってもらえます。
6-3. 薬剤師の異業種への転職は難しい?
薬局や医療機関以外で働く薬剤師は全体の1割程度で、募集自体が少なく、難しいのは確かです。(厚生労働省「令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」)
薬剤師の異業種転職の候補となる主な職種をまとめると、以下の通りです。
仕事内容 | |
MR | 医師や医療機関、薬局に向けて、自社の医薬品の情報提供をする |
臨床開発モニター(CRA) | 治験に関わる仕事で、治験を依頼する製薬企業のサポートをする |
治験コーディネーター(CRC) | 医療機関や製薬企業と連携して、治験の進行や治験者のサポートをする |
民間企業の管理薬剤師 | ドラッグストアや医薬メーカー、卸売会社などで、薬の責任者として働く |
安全性情報(PV) | 医薬品の有害性や安全性をチェックして、公的機関に報告する |
品質保証 | 不良品を出さないように、医薬品の製造工程を管理・監督する |
研究・開発職 | 医薬品や化粧品、食品メーカーなどで自社製品の研究開発をする |
難易度は高いですが、その分年収も高い傾向で、MRや臨床開発モニターは、1,000万円を超えることもあります。
こうした異業種の企業を目指す方は、以下の企業の薬剤師に強い転職エージェントがおすすめです。
6-4. 40代・50代の薬剤師の転職は難しい?
業種別に、中高年の転職難易度をまとめると以下の通りです。
中高年の転職難易度 | コメント | |
ドラッグストア | ★☆☆☆☆ | 年代を問わず募集に積極的で、未経験でも入りやすい |
薬局 | ★★☆☆☆ | 募集は最も多いので、中高年にもチャンスは大きい |
病院 | ★★★★☆ | 体力面や、安く雇用できるメリットから、若手が優遇されやすい |
企業 | ★★★★★ | 厳しいが、同じ職種の経験者なら可能性あり |
若手に比べて中高年の転職が難しいのはどの業界も同じで、薬剤師も変わりません。
ただ、業種によって難易度は変わり、ドラッグストアのように、中高年でも未経験で入れる職場もたくさんあります。
病院や企業でも、即戦力になる経験者なら、転職エージェントから過去の面接データを聞くなど対策して臨むことで、十分可能性はあると言えます。
6-5. 薬剤師のよくある転職理由は?
よくある退職理由としては、以下が挙げられます。
- 年収など待遇への不満
- 休みや勤務時間など、労働環境への不満
- 人間関係への不満
- スキルアップしたい
- 結婚や出産などのライフイベント
上3つのように、何かしら不満を持って退職される方が多いですが、面接時はそのまま伝えないようにしましょう。
「同じ理由ですぐ辞めるのでは?」と警戒され、採用されにくくなるからです。
なるべく、仕事の幅を広げたい、スキルアップしたいといった前向きな別の理由を用意しておきましょう。
7. 転職エージェントを最大限活用するために意識すべきこと
最後に、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するために意識すべき以下8つのポイントを紹介していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
7-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
7-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて紹介先から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
7-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる紹介先との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは紹介先からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、紹介先との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
7-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
7-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- 〇〇の求人について、具体的に知りたい
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは、薬局や病院から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
7-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。
例えば以下のようなケースで、こうした担当に当たったら、変更してもらうか、利用自体をやめましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
|
担当を変える場合、利用自体をやめる場合でそれぞれ手続き方法を紹介していきます。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと私の理想にズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
〇〇エージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
7-7. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、紹介先から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
7-8. 最低限のマナーは守る
エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=紹介先にも悪印象を与える人材で、内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募先だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
まとめ
薬剤師の方向けの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
薬剤師専門の転職エージェントは、「薬局に強い」「病院に強い」など、それぞれ力をいれる業種が違い、選び間違えると失敗につながります。
そうならないためにも、志望する業種別に、以下の転職エージェントを3つ使っておきましょう。
転職したい業種 | おすすめエージェント | おすすめ度 |
薬局 |
1位.ファルマスタッフ | ★★★★★ |
2位.アポプラス薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.お仕事ラボ | ★★★★☆ | |
病院・クリニック | 1位.ファルマスタッフ | ★★★★★ |
2位.ヤクジョブ | ★★★★☆ | |
3位.薬キャリエージェント | ★★★☆☆ | |
ドラッグストア |
1位.ヤクマッチ | ★★★★★ |
2位.マイナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
企業 | 1位.マイナビ薬剤師 | ★★★★★ |
2位.リクナビ薬剤師 | ★★★★☆ | |
3位.アンサーズ | ★★★☆☆ |
いずれも、歴史ある大手で、各業種の求人や情報の面で非常に強く、担当者のレベルの高さにも定評があります。
特に志望が決まっていない方は、比較的幅広いジャンルに強く、総合的に優れた「ファルマスタッフ」に相談しましょう。
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。