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転職サイト

不動産業界に強い転職サイト10選|経験別のおすすめと選び方

「不動産業界ならどの転職サイトがいい?」、「未経験から目指すにはどれがいい?」など、不動産業界向けの転職サイトについて気になっていませんか?

転職サイトは、担当がついて無料で転職サポートを受けられるものから、サポートが全くないタイプまで様々なので注意しましょう。

選び方を間違えると、「興味のない会社の求人しかない」、「選考で落ちてばかりで全然決まらない」といった事態になります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、不動産業界に強い転職サイトについて、以下の流れで解説していきます。

このページを読めば、不動産業界ならどの転職サイトを使うべきか、どんな種類があり、どう選べば失敗しないかまでがわかり、転職サイトで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論|不動産業界の方がまず使うべき転職サイト

このページでは、不動産業界として転職を目指す方が使うべき転職サイトについて詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論をいうと、以下から、あなたの経験や年収に合わせて3つを選ぶべきです。

不動産業界
経験者
未経験
年収
~600万円
年収
600万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
ワークポート
LHH転職エージェント ×
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

不動産業界の大手・優良企業の求人はこの7社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

参考までにこれらの特徴を一文でまとめると以下の通りです。

おすすめサイト 特徴
リクルートエージェント 公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い
doda リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2
マイナビエージェント 新卒領域では最大手なのもあり、20代の若手のサポートに特に強い
ワークポート IT業界や、第二新卒・未経験からの転職サポートに強い
LHH転職エージェント 世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い
パソナキャリア 半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性の管理職の転職に強い
JACリクルートメント ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収600万円以上なら登録必須

7社は、全て担当者がついて転職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。

サイト選びの最大の注意点

不動産業界向けの転職サイトは、以下の複数タイプがあり、どれを使うかで応募できる企業や選考の通りやすさが全く変わります。

  1. 転職エージェント:担当がついてサポートしてもらえる
  2. スカウトサービス:登録してスカウトを待つ
  3. 求人サイト:自分で求人を探して応募する

結論、不動産業界として転職を考える方がまず使うべきなのは、「転職エージェント」です。

ネット上にはこれらをごちゃ混ぜにして紹介するページが非常に多いですが、別物なので注意しましょう。

転職エージェントを使うと担当がついて、転職相談から求人紹介、企業とのやりとりまで全てやってもらえます。

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最初にあげた年収別のサイトは、全てこれにあたります。

転職エージェントにしか求人を出さない大手・優良企業も非常に多く、使わないと損します。

担当は、企業ごとの過去の面接データも持っていて、選考に通るためのアドバイスもしてくれます。

使うだけでチャンスが広がる、不動産業界の転職には必須のサービスです。

他のタイプを使うべき2つのケース

以下に当てはまる方のみ、他のタイプの転職サイトも使いましょう。

  • 不動産業界の経験者
    →スカウトサービス
  • 転職エージェントを3つ使っても決まらなかった人
    →求人サイト

不動産業界の経験者は「スカウトサービス」も一つは使う

まずは転職エージェントを使うべきですが、不動産業界経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

これは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスで、即戦力になる経験者の方を対象としています。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

仲介業者から、総合ディベロッパーまで、幅広いジャンルの不動産会社からスカウトが受けられます。

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

自分で求人を探す「求人サイト」は最終手段

最初に紹介した転職エージェントを3社使っても内定の決まらなかった方のみ、求人サイトを使いましょう。

求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて応募していく転職サイトです。

jobchange_site

求人サイトなら、最大手で不動産業界求人も圧倒的に多い「リクナビNEXT」がおすすめです。

ただ、転職エージェントなど他のタイプには以下の点で劣るため、あくまで最終手段と理解しておきましょう。

  • 求人の量と質が落ちる:求人数は他の転職サイトに比べて少なく、人気企業の求人も少ない
  • 選考の難易度が上がる:サポートが一切なく、書類選考や面接の対策は全て自力になる

そもそも不動産業界とは

建物や土地を扱う業界のことで、大きく以下5つに分類できます。

開発 ディベロッパーとも呼ばれ、土地の仕入れから、建物の開発、販売貸し出しまでを一貫して行う。
例:三井不動産、三菱地所、東急不動産、野村不動産
建設 大規模なビルや施設を建てるのはゼネコン、住宅を作るのはハウスメーカーと呼ばれる。
例:鹿島、清水建設、積水ハウス、ダイワハウス
売買や賃貸の仲介 不動産の売買や賃貸で間に入って契約を成立させる仕事。
例:住友不動産販売、東急リバブル、アパマンショップ、エイブル
管理 主に賃貸物件の入居者の対応や設備のメンテナンスなど管理を行う。
例:大東建託パートナーズ、東急コミュニティー、野村不動産パートナーズ
投資 投資用の不動産を販売する。
例:シノケンハーモニー、武蔵コーポレーション

代表的なのが、売買や賃貸の仲介の仕事で、求人も最も多くなります。

また、業界全体として、以下の特徴があります。

  • 営業職の募集がほとんど
  • 給料は歩合性が多く、成績次第では、若くてもかなり稼げる
  • 顧客が休日に集中しやすく、土日は休めないことが多い

未経験でも転職できる?

賃貸や売買の仲介業者の営業であれば、未経験可の募集が多く、経験がなくても転職はしやすいです。

20代が有利で、30代以上は未経験だと難易度は上がりますが、営業職の経験がある方なら、優遇されやすいです。

次から、まず使うべき転職エージェントについて、おすすめを紹介していきます。

2. 不動産業界向け転職サイト|転職エージェントのおすすめ7選

不動産業界の方におすすめの転職エージェントは、以下の大手7社です。

それぞれ「どんなキャリアの人のサポートに強いか」が違うので、あなたの経験や年収別に以下から3社を使いましょう。

不動産業界
経験者
未経験
年収
~600万円
年収
600万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
ワークポート
LHH転職エージェント ×
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

大手・優良企業の不動産業界求人はこの7社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

転職エージェントは大手から中小まで様々ですが、以下の点で優れた大手サイトを使うべきです。

  • 不動産業界の大手優良企業の求人が多い
  • サポート実績が多い分、業界の転職事情に詳しい
  • 20年以上の歴史ある企業の運営

7社は、業界でも転職エージェントとして真っ先に名前があがる大手です。

これらは、登録すると担当者がついて、求人の紹介から面接のセッティングや対策まで、あらゆるサポートが受けられます。

agent

具体的には以下6つをしてくれて、あなたは面接以外で企業とやりとりすることがなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

では、おすすめの転職エージェントについて、それぞれ特徴を解説していきます。

2-1. リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、不動産業界の求人量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

リクルートエージェントの口コミ・評判

  • ◯志望業界の転職サポート経験が多い担当だったので、話が伝わりやすく、相談しやすかった。(30代男性)
  • ◯紹介されるのが聞いたことのある有名企業ばかりで、さすが大手のサービスだと思った。(20代女性)
  • △忙しいのか、こちらも積極的に動かないと、相手にしてもらえない感じがあった。(30代男性)

リクルートエージェントの基本情報

向いている人 不動産業界未経験、経験者(年収~600万円)
求人数(不動産・建設業界) 約85,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

2-2. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

dodaの口コミ・評判

  • ◯企業ごとの面接データにとても詳しいベテランの担当さんで、大変役に立ちました。(40代男性)
  • ◯職歴が浅い自分にもこんな可能性があるのかと、驚くほどいい求人をたくさん紹介してくれた。(20代男性)
  • △第一志望に内定もらえたので良かったですが、連絡がやや取りにくいことがあった。(30代男性)

dodaの基本情報

向いている人 不動産業界未経験、経験者(年収~600万円)
求人数(不動産・建設業界) 約57,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

2-3. マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェントの口コミ・評判

  • ◯即戦力採用の求人には特に強いみたいで、自分みたいな経験者向けのいい求人が多かった。(20代男性)
  • ◯他の大手エージェントと比べても担当者の方がダントツで優しかった。(20代女性)
  • △未経験の職種を志望して使いましたが、あまり相手にされませんでした。(30代男性)

マイナビエージェントの基本情報

向いている人 不動産業界の経験者(年収~600万円)
求人数(不動産・建設業界) 約4,700件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

2-4. ワークポート

workport

ワークポート」は、未経験からの転職にも強い、若手からの支持が大きい転職エージェントです。

設立当初はIT業界に特化していましたが、2014年から他業種の取り扱いも開始しており、現在は不動産も含めあらゆる業界に対応しています。

経験より、人柄・やる気重視の未経験歓迎求人が充実しているため、初めて不動産業界を目指す方に特におすすめです。

ワークポートの口コミ・評判

  • ◯業界未経験からの転職でしたが、応募先の選び方から丁寧に教えてくれて、頼りになりました。(20代男性)
  • ◯担当のレスが早く、終始スムーズに活動を進められました。(30代女性)
  • △年収アップできる案件は少ない印象(20代男性)

ワークポートの基本情報

向いている人 不動産業界の未経験者
求人数(不動産・建設業界) 約18,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ワークポート
運営歴 2003年~

ワークポート公式ページ:https://www.workport.co.jp/

2-5. LHH転職エージェント

lhh転職エージェント

LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

運営元の「アデコ」は、世界的にも有名な派遣会社で、人材派遣のサービスを通して多くの不動産会社と強いパイプを持っています。

利用者の3人に2人は年収アップに成功しているため、キャリアアップの転職を目指す方にはおすすめの1社です。

LHH転職エージェントの口コミ・評判

  • ◯元々狙っていた会社の求人があったので使いました。内情に詳しい担当についてもらえて、無事内定が取れました。(20代男性)
  • ◯経験をピンポイントで活かせる職場を紹介してもらい、年収を100万円近く上げることができました。(30代女性)
  • △熱心な紹介は嬉しいが、勤務時間中にも電話が来るのはストレスだった(20代女性)

LHH転職エージェントの基本情報

向いている人 不動産業界の経験者(年収600万円〜)
求人数(不動産・建設業界) 約3,000件
対応エリア 全国
運営会社 アデコ株式会社
運営歴 1985年~

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

2-6. パソナキャリア

pasonacareer

パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。

運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手不動産会社の求人が充実しています。

また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、不動産業界で活躍する女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。

パソナキャリアの口コミ・評判

  • ◯経験を生かして年収アップできる案件をたくさん紹介してくれた。(40代男性)
  • ◯女性の担当で、職務経験も私に似ている方だったので話しやすかった。(30代女性)
  • △高スキルの人向けみたいで、私には向きませんでした。(40代女性)

パソナキャリアの基本情報

向いている人 不動産業界の経験者(年収600万円〜)
求人数(不動産・建設業界) 約2,800件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社パソナ
運営歴 1976年~

パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp

2-7. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラスの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

実績や知名度の高さから、企業側も、高待遇の営業職など、ハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収600万以上の方は必ず登録しておきましょう。

担当のレベルが高く、ハズレが少ないことでも有名で、業界出身者など、不動産業界専任の担当がじっくり相談に乗ってくれます。

JACリクルートメントの口コミ・評判

  • ◯私の職種に対する理解度は他社エージェントに比べて段違いに高かった。(30代男性)
  • ◯チャレンジングな紹介に最初は戸惑ったが、結果キャリアアップに成功し、感謝しかない。(40代男性)
  • △腕試しに登録しましたが、職歴が浅いからか、丁重にお断りされました。(30代女性)

JACリクルートメントの基本情報

向いている人 不動産業界の経験者(年収600万円〜)
求人数(不動産・建設業界) 約1,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

転職エージェントの4つの注意点

転職エージェントを使うにあたっては、以下の点に注意しましょう。

  • 大手以外を使うのは危険
  • まず使うべきなのは”総合型”
  • 同じ大手でも、エージェントによって得意分野が違う
  • 1つに絞ると失敗する

① 大手以外を使うのは危険

ここ数年で、人材紹介業者は1万社以上増加したデータもあり、新しい転職エージェントも大量に増えました。

引用:厚生労働省ホームページ

ただ、こうした新しいエージェントには、以下のようなタイプが多いため注意しましょう。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない

実績作りのために、合わない求人をごり押しするなど、中にはひどい運営業者もいるので危険です。

優良な業者の見極めが難しいため、聞いた事もないようなエージェントは避け、これまで紹介したような実績のある大手だけを使いましょう。

②まず使うべきなのは”総合型”

不動産業界の転職に使えるエージェントは以下2種類がありますが、まずは大手の総合型エージェントを使いましょう。

総合型エージェント
(まずはこちら!)
あらゆる業界に強く、不動産営業にも対応
特化型エージェント 不動産業界に特化している

ネット上には特化型を紹介するページが多いですが、不動産業界の転職では、以下の点で総合型の方が、断然優れています。

  • 業界の大手・優良企業の求人が充実
    →長年採用をサポートしてきて、大手不動産会社やそのグループ会社と強いパイプがある
  • 企業ごとの選考対策に強い
    →サポート実績が多い分「どう対策すれば内定が出やすい」といった転職ノウハウにも強い

昔から付き合いのある大手にしか紹介を頼まない企業も多く、業界の中でも人気企業や歴史ある不動産会社の求人は大手総合型に集中しています。

特化型は業界に詳しい担当がいるとされていますが、大手にも専門チームがり、業界経験者など詳しい担当がいるのは変わりません。

特化型は設立まもない業者も多く、求人、サポート面いずれも大手には劣る場合がほとんどです。

特化している中小エージェントのほうがイメージとしては不動産業界に強そうですが、実際には大手エージェントで決まる場合が多いです。

③ 同じ大手でも、エージェントによって得意分野が違う

不動産業界の転職に強い大手の中でも、以下の点はエージェントごとに変わります。

  • 不動産業界の中でも年収400万円前後の方のサポートに強い
  • 経験者の中でも、年収600万円以上のハイクラス転職に強い
  • 不動産業界未経験からの転職に強い

ミスマッチなものを選ぶと、相手にされなかったり、実力に見合った紹介が受けられなくなります。

そうならないためにも、初めからこのページを参考に、自分のキャリアに合わせて選んでおきましょう。

不動産業界
経験者
未経験
年収
~600万円
年収
600万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
ワークポート
LHH転職エージェント ×
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

④ 1つに絞ると失敗する

優良な大手エージェントにも、以下のようなハズレの担当はいるため、必ず3社は登録し、担当者を比べましょう。

  • 不動産業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
  • 応募や内定を急かすなど対応が悪い

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

参考|不動産業界の特化型エージェントまとめ

特化型エージェントが気になる方向けに、以下に主な業者を全てまとめました。

不動産業界特化の転職エージェント 特徴
KSキャリア 東証プライム上場の「ケイアイスター不動産」のグループ会社の運営
リアルエステートWORKS 賃貸情報サイト「スモッカ」も運営する、上場企業じげんのグループ会社の運営
不動産キャリアAgent 不動産会社のHP制作も手がける企業の運営で、業界のハイクラス求人に強い
宅建Jobエージェント 2019年に運営開始したエージェントで、未経験からの転職にも対応
RSG不動産転職 一都三県と、関西の不動産業界への転職サポートを行う
いえらぶ不動産転職 不動産業者向けの、ITサービスも行う「いえらぶグループ」の運営
資格で就職Agent 不動産 宅建など有資格者の転職に特化
不動産転職ROOT 資格予備校のアガルートグループの運営
Prime Career 不動産、設備、建設業界に特化していて、20年以上の歴史あり
SFX Management 不動産投資ファンドなど、不動産金融業界の転職に特化

試しに使いたい方は、経験、収入別に以下から1社選ぶのがおすすめです。

いずれも、運営元が転職エージェント以外も不動産関連のビジネスを行っている会社です。

中小企業がメインですが、多くの不動産会社とパイプを持っていて、大手にはない独自の求人を持っている可能性があります。

大手エージェントを3つは使った上で、中小企業も含め、さらに可能性を広げたい方のみ使いましょう。

転職エージェントの利用の流れは?

大まかな流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談(対面かWEB、電話)
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談は、どのエージェントも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

3. 不動産業界向け転職サイト|スカウトサービスおすすめ3選

不動産業界の経験者の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サイトです。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:企業に紹介を頼まれた求人にあった人材を探す業者

登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。

仲介業者から、総合ディベロッパーまで、幅広いジャンルの不動産会社からスカウトが受けられます。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約30,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

3-1. ビズリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約120,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 30,000社以上
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

3-2. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

3-3. doda X

dodax

doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。

dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 約8,000人

doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/

スカウトサービスの3つの注意点

スカウトサービスを使うにあたっては、以下の点に注意しましょう。

  • スカウトが中々来ないこともある
  • 企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる
  • 質の低いヘッドハンターもいる

①スカウトが中々来ないこともある

基本待ちのサービスなため、これだけに頼ると、スカウトが来ずに、一向に転職活動が進まないケースもあります。

こうならないためにも、担当者に求人紹介を頼むなど自分からも積極的に動ける転職エージェントも必ず利用しておきましょう。

②企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる

企業からスカウトを受けるとそのまま面接に進めますが、この場合以下は全て自分でやる必要があります。

  • 面接対策
  • 面接日や入社日の調整、年収交渉などの企業とのやりとり

上記は転職エージェントだと全てやってもらえますが、スカウトサービスでは自力となります。

特に面接対策は、よほど慣れている方でない限り自力では難しいケースが多いため注意が必要です。

いい企業スカウトが来た時に焦らずに面接に進むためにも、まずは転職エージェントに登録し、志望業界の面接対策は受けておきましょう。

③質の低いヘッドハンターもいる

スカウトサービスでは、「ヘッドハンター」と名乗る人材紹介会社からもスカウトが受けられます。

ヘッドハンターの中には、以下のような質の低いタイプもいるため注意が必要です。

  • とにかく接点を持とうと、経歴をよくみずにスカウトを大量に送っている
  • 設立まもない会社で、企業とのパイプも弱く、紹介できる求人も少ない
  • 実績作りのために、合わない求人でもごり押ししてくる

優良なヘッドハンターもいますが、ヘッドハンターからのスカウトは大量に届くケースも多く、見極めるのは難しいです。

そのため、スカウトサービスは、「企業からのスカウト」のみ確認する使い方が効率的でおすすめです。

企業からのスカウトは、面接確定を意味していて、人事担当者があなたの経歴に目を通した上で、本当に会いたいと思って送られることがほとんどです。

スカウトサービスの利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. 職務経歴書を登録
  3. スカウトを受けた企業と面接
  4. 内定

上記は企業からスカウトを受けて転職する流れです。

ヘッドハンターからのスカウトの場合は、ヘッドハンターから紹介を受けた求人に応募していくことになります。

4. 不動産業界向け転職サイト|最終手段として使うべき求人サイト

転職エージェントを3社使っても決まらな方のみ、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

求人サイトなら、最大手で不動産業界求人も圧倒的に多い「リクナビNEXT」がおすすめです。

求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて応募していく転職サイトです。jobchange_site

登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。

ただ、これまで紹介した他の転職サイトと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
①転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
②スカウトサービス
企業からのスカウトなら無し

良質な非公開求人、数多い

企業スカウトなら書類選考なし
③求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数少ない
×
自力で頑張る

特に、ネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さい会社が多く、有名企業など大手の求人は少ないので注意しましょう。

転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

求人サイトのおすすめ|リクナビNEXT

リクナビnext

リクナビNEXT」は業界最大手のリクルートが運営する求人サイトです。

不動産業界の求人数は他サイトと比べても圧倒的に多く、まず使うべき求人サイトと言えます。

求人数(不動産業界)
リクナビNEXT 約28,000件
en転職 約700件
マイナビ転職 約2,700件
type 約350件
イーキャリア 約3,500件

都心だけでなく地方の求人も充実しているため、迷ったらこれを選んでおきましょう。

リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/

それでも決まらなければハローワークを使う

求人サイトでも転職が決まらなかった人は、公共の職業紹介サービス「ハローワーク」を使いましょう。

登録し、自分で求人を探して応募していくという流れは、求人サイトと変わりません。

これまで紹介した民間のサービスに比べると、地方や小さい会社の求人が多いですが、学歴・経歴・年齢が不問の求人も多いので、どこかしら決めることはできるはずです。

求人は以下から調べられるため、民間の求人サイトでもいい求人が見つからなかった方は利用してみましょう。

求人サイトの利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから会員登録
  2. 自分で求人を探して応募
  3. 面接
  4. 内定

プロフィールを登録すると企業や人材紹介業者からスカウトが来る機能もあり、これを受けて応募、面接と進む場合もあります。

5. 不動産業界の方が転職エージェントをまず使うべき理由

求人サイトから自分で応募するなど、他の方法もありますが、不動産業界として転職を目指す方は、以下の理由で転職エージェントをまず使うべきです。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • 表に出ない好条件な求人に応募できる
  • 選考で有利になりやすい
  • 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

理由1.転職でのミスマッチが起きにくい

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

不動産業界の企業はピンキリで、営業ノルマがキツかったり、すぐに人が辞める、不人気な会社も多く存在しています。

採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあるのが現実です。

不動産業界だと、いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「成績を上げない社員への風当たりが強い」
  • 「サービス残業が当たり前で、毎日終電まで帰れない」
  • 「社長がパワハラ気質で、しょっちゅう人が辞めている」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 表に出ない好条件な求人に応募できる

そもそもですが、下記のような優良求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

特に、不動産業界でも人気企業や待遇のいい求人は、応募の殺到を避けるためにエージェント経由でのみ募集されるケースが多いです。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由3. 選考で有利になりやすい

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、大手だとサポート実績が多い分「どんな人に内定が出て、逆にどんな人は落ちやすい」といったデータも豊富に持っていて、万全の選考対策を受けることもできます。

理由4. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →実績のある大手だけを使う
    →3社は使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →自分の経験、年収に合ったエージェントを選ぶ

そのため、転職エージェントは必ず使っておきましょう。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. 不動産業界の転職についてよくある質問

最後に、不動産業界の転職についてよくある質問を回答していきます。

7-1. 不動産業界はきつい・やめとけと言われる理由は?

以下の理由で、きつい・やめとけと言われることがあります。

  • ノルマがきつい:営業成績を上げないと稼げない
  • クレーム対応が大変:管理会社だと、住人から騒音などのクレームを受けることがある
  • 土日に休めない:賃貸の仲介会社だと、水曜休みで土日は営業する会社が多い
  • 体育会系の会社もある:大声を出す研修があったり、古い体質が残る会社もある

ただ、ノルマやクレーム対応があるのは営業全般に言えることで、他の業界も変わりません。

実際に離職率も特別高いわけではなく、厚生労働省の調査によると、不動産業界の離職率は13.8%と、他の業界と比べて平均的です。

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引用:令和4年雇用動向調査結果の概要

7-2. 不動産業界に向いてる人とは?

仕事内容を踏まえると、以下に当てはまる方に向いています。

  • プレッシャーに強い:ノルマに追われたり、大きい契約をする重圧に強い方がいい
  • 人と接するのが好き:接客が多い仕事
  • 競争が好き:営業成績で競い合う会社もある
  • フットワークが軽い:どんどん人に会ったり、接触率を上げることで成績も上がる

7-3. 不動産業界の転職の志望動機はどうしたらいい?

業界の経験者、未経験者でそれぞれ作り方のコツをまとめると以下の通りです。

経験者 ・ステップアップの転職であることを伝える
(例)前職は賃貸の仲介の仕事をしてきたが、よりスケールが大きく、お客様の人生の大きな選択に関わる仕事がしてみたいと考え、売買の仲介への転職を考えました。
・理想の働き方が応募先ならできることを伝える。
(例)貴社では、成績に応じて評価していただける環境で、私にとって理想の環境でした。
・前職の経験が活かせることを伝える
(例)前職もシビアに結果が求められる環境だったため、そこで培った忍耐強さや継続力が貴社なら活かせると感じ、志望させていただきました。
未経験者 ・なぜ不動産業界を選んだのかをまず話す。
(例)私が不動産業界を志望したきっかけは、賃貸の家探しをした際、営業の方に丁寧にサポートしていただき、感銘を受けたことです。
・理想の働き方が応募先ならできることを伝える。
(例)貴社はこのエリアでもトップクラスの知名度があり、なるべく多くのお客様と関われる環境を理想としていた私には最適でした。
・前職の経験が活かせることを伝える
(例)賃貸仲介ではニーズにあった提案力が求められると思いますが、前職でも一人一人に合わせた商品の提案を日常的にしてきたため、その経験も貴社なら活かせると思い志望させていただきました。

前向きな内容を語るのが重要で、「営業が嫌になったから管理会社を志望した」のように、マイナスな志望動機は避けましょう。

7-4. 不動産業界の転職が有利になる資格はある?

有利になる資格としては、主に以下が挙げられます。

宅地建物取引士 ・不動産業界の資格として真っ先に名前が上がる国家資格で、重要事項説明などの独占業務がある。
・必要な勉強時間は400~500時間で、合格率は15パーセントほど
マンション管理士 ・マンションの健全な運営をコンサルティングできる国家資格
・必要な勉強時間は500~600時間で、合格率は20パーセントほど
管理業務主任者 ・管理会社の立場で、契約するマンションの管理組合に重要事項説明が行える国家資格
・必要な勉強時間は約300時間で、合格率は20パーセントほど
賃貸経営不動産管理士 ・賃貸住宅の管理の専門家
・必要な勉強時間は約100時間で、合格率は30パーセントほど
ファイナンシャルプランナー ・税制やローンなどの知識を活かしてお金の面でアドバイスを行う。不動産売買の現場で活かせる。
・必要な勉強時間は200~300時間で、合格率は30パーセントほど(2級の場合)

特に、宅建(宅地建物取引士)は、有資格者の設置が、不動産会社に義務付けられていることもあり、有利になりやすいです。

ただ、有利にはなりますが、未経験の場合も含め、なくても普通に転職は可能です。

実際に大手転職エージェントでも宅建を必須としている求人は全体の2割ほどで、ほとんどは宅建なしでも応募が可能です。

7-5. 20代、30代など年齢別のおすすめサイトは?

どの年齢の方でも、不動産業界の経験や、収入別に以下から3社使うべきという結論は変わりません。

不動産業界
経験者
未経験
年収
~600万円
年収
600万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
ワークポート
LHH転職エージェント ×
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

30代以上だと、業界未経験でも入れる会社はかなり減りますが、リクルート、doda、ワークポートの3社は求人数がかなり多いため、30代以上でも見つかる可能性が高いです。

まとめ

不動産業界として転職を目指す方におすすめの転職サイトを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

結論、まず使うべきなのは転職エージェントで、不動産業界の経験や、現在の収入別に以下から3社を使いましょう。

不動産業界
経験者
未経験
年収
~600万円
年収
600万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
ワークポート
LHH転職エージェント ×
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

業界経験者の方は、あわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

リクナビNEXT」のような求人サイトは、他のサイトでうまくいかなかった時の最終手段として使いましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。