マイナビエージェント辛口評価|500人の口コミ・評判でわかる注意点と裏事情
「マイナビエージェントの評判は悪い?」、「結局どんな人向け?」など、マイナビエージェントを使ってもいいのか不安に思っていませんか?
500件以上の評判を調べた結果、マイナビエージェントは求人内容やサポート力が非常に優れていて、「20~30代の方は必ず使うべき転職エージェント」という結論に至りました。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、マイナビエージェントの評判について、以下の流れで解説していきます。
- 口コミ・評判からわかったマイナビエージェントの5つの特徴
- マイナビエージェントは使うべき?
- マイナビエージェントを使う際の3つの注意点
- マイナビエージェントを最大限活用するためにすべきこと
- マイナビエージェントについてよくある質問
全て読めば、マイナビエージェントにはどんな評判があり、どういった特徴や注意点があるのか、自分は使うべきかまでがわかり、マイナビエージェントの利用で失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 口コミ・評判からわかったマイナビエージェントの5つの特徴
このページでは、マイナビエージェントの評判について、Twitter、口コミサイト、利用者へのアンケートをもとに独自調査を行い、500件以上の口コミを分析しました。
その結果、マイナビエージェント(https://mynavi-agent.jp)には以下の特徴があることがわかりました。
- ◎20~30代向けの大手・優良企業の求人が多い
- ◎自分に合った求人だけを紹介してくれる
- ◎営業感が少なく、丁寧にサポートしてくれる
- △40代以上のサポートには弱い
- △一部ハズレの担当者もいて不満を持つ人もいる
それぞれの内容について、実際の口コミを元に解説していきます。
また、それぞれの口コミが本当に正しいのか、「裏付け調査」をしましたので、あわせて紹介していきます。
◎ 20~30代向けの大手・優良企業の求人が多い
マイナビエージェントでは、20~30代の方からの「大手や優良企業の求人が紹介してもらえた」という評判が非常に多いです。
マイナビ自体が20~30代の転職に強く、特に大手企業・優良企業の求人を豊富に持っています。
20~30代でこうした企業への転職を狙いたい方には、マイナビエージェントは登録必須と言って間違いありません。
裏付け調査:新卒向けサイトの運営で、大手・優良企業とコネがあるのは確か
マイナビは、国内最大の新卒向け就職情報サイトを運営しています。
このサイトには毎年100人以上の新卒採用をするような大手・優良企業が多く登録しており、マイナビはこれらの会社の採用担当と独自のパイプを持っています。
引用:マイナビ2025
大手・優良企業の採用担当にとってマイナビは新卒採用の必須のツールで、必ずと言っていいほど使われていて、現在も9,000社以上が掲載されています。
こうした会社は、中途採用の若手の人材が欲しいとなった際に「まずは新卒採用でもお世話になっているマイナビさんにお願いしよう」となるケースが多いです。
結果として、マイナビエージェントには20~30代向けの大手・優良企業の求人が集まりやすくなっています。
◎ 自分に合った求人だけを紹介してくれる
マイナビエージェントでは、上記のように希望通りの求人だけを紹介してもらえたという声が非常に多いです。
徹底したヒアリングのあと、自分のキャリアや希望にあった求人だけを紹介してくれ、量より質の求人提案をしてくれます。
転職エージェントは、大手でも的外れな求人紹介をされたという評判がよくありますが、マイナビではこうした声は少ないです。
裏付け調査:2人の担当の連携が、ハズレのないマッチングにつながる
マイナビエージェントには、以下2人の担当があなたをサポートする体制があります。
- 業界ごとの専任担当:直接相談にのってくれる、あなた志望業界に詳しい担当
- 企業担当:企業の情報収集に特化し、リアルな内情を知りつくした担当
まず、「営業職専任」「ITエンジニア専任」のように、それぞれの志望業界に詳しい担当者が、あなたの希望条件を丁寧に聞き取ります。
希望条件をもとに紹介する企業を選びますが、それは企業とのやりとりに特化し、現場にも通って内情を知り尽くした企業担当が行います。
企業担当は、どんな人材が欲しいのかという聞き取りを企業に密に行っていて、正確にあなたにマッチした求人を選ぶことができます。
聞き取りに強い担当と、条件にマッチした企業の紹介に強い担当2人のタッグが、正確な求人紹介を実現しています。
◎ 営業感が少なく、丁寧にサポートしてくれる
マイナビエージェントでは、上記のように担当者が親身で、手厚くサポートしてくれたという評判も非常に多いです。
強引に求人をすすめるような営業感の強い対応はされず、丁寧なサポートが受けられることは業界内でも有名です。
「きつい対応はされたくない」、「じっくり相談に乗ってほしい」という人には、マイナビエージェントがおすすめです。
裏付け調査:丁寧なサポートで勝負する社風がある
マイナビエージェントは、リクルートやdodaのような他の業界大手と比べると、会社全体で丁寧なサポートに力を入れているという点で違っています。
これは、リクルートやdodaが圧倒的な求人数を強みとして打ち出す中、マイナビが担当の「聴く力」を強みとして掲げている点でも明らかです。
マイナビでは、求人数や知名度で2社に差をつけられた分、営業感のない丁寧なサポート力で勝負しようという社風があります。
そのため、大量に求人を押し付けたり、強引に応募をさせるといった営業感の強い対応は他の大手と比べても少なく、担当者の評判もかなり良いです。
△ 40代以上のサポートには弱い
若手の方の良い評判が多い一方で、40代以上の方からはサポートに不満の声が見られました。
実際にマイナビエージェントは20~30代向けの転職に力を入れていて、40代以上の方向けの求人やサポートには弱いです。
また、40代以上が対象になるような年収800万以上のハイクラス求人も少ない傾向があります。
裏付け調査:30代までをターゲットにしているのは、公式HPからも明らか
マイナビエージェントは公式で転職成功者の口コミを紹介していますが、その集計結果は以下のとおりで、40代以上の方の声はほとんどありませんでした。
転職先の業界、職種 | 20~30代 | 40代~ |
ITエンジニア | 208件 | 12件 |
メーカー | 57件 | 3件 |
営業 | 190件 | 0件 |
金融 | 38件 | 3件 |
マーケティング | 16件 | 0件 |
参照データ:マイナビエージェント公式「転職成功事例」
また、以下は企業の採用担当向けにマイナビエージェントの特徴を紹介するページですが、30代までの若手の登録者が多いと強くアピールしています。
引用:マイナビエージェント「採用企業の皆様へ」
40代以上の方には、幅広い年代に対応した以下の大手エージェントがおすすめです。
- リクルートエージェント:求人数が業界最多の大手
- doda:求人数が業界No.2の大手
△ 一部ハズレの担当者もいて不満を持つ人もいる
これはマイナビだけに限りませんが、転職エージェントは、同じ業者でも担当者によって経験や能力が違い、以下の対応は全く変わります。
- あなたの希望を理解した上で、合った求人を紹介してくれるか
- 業界知識をもとに、いいアドバイスをしてくれるか
- ミスなく必要な連絡や手続きをしてくれるか
そのため、このようにハズレの担当者にあたって、一部不満を持つ人もいます。
裏事情:仕組み上、売り上げ重視の担当に当たることもある
先ほどお伝えした通り、全体的に営業感の強い担当は少ないものの、マイナビでも売り上げ重視の担当に当たることはあります。
転職エージェントは、あなたが転職することで、企業から紹介料がもらえるビジネスで、この点はマイナビエージェントも変わりません。
転職させた件数が多いほど利益が出て、社内でも評価されるため、以下のように実績を上げようとひどい対応をするケースもあります。
- 決まればなんでも良いとばかりに、希望に合わない求人も大量に紹介する
- 応募や内定の承諾を急かしてくる
ただし、こうしたケースはごく一部
先ほど紹介した通り、マイナビエージェントは以下の点で優れています。
- 業界に強い専任担当、企業担当の2人のサポートが受けられる
→希望に合った求人だけを紹介してもらえる - 丁寧なサポートで勝負する社風がある
→実績重視の強引な対応はされにくい
そのため、実際には、担当者に的外れな求人紹介をされたり、悪い対応をとられることは少ないです。
また、マイナビエージェントでは、公式の「問い合わせフォーム」から、担当者を通さずに担当変更の申請ができます。
対応が気に入らない、合わないと感じたら、遠慮なく変更しましょう。
2. マイナビエージェントは使うべき?
これまで紹介してきた特徴を踏まえると、マイナビエージェントは、転職を考えている20~30代の方は必ず使うべき転職エージェントと言えます。
実績のある大手で20~30代向けの質の高い求人が多く、あらゆる業界の転職ノウハウに強いのでおすすめです。
マイナビエージェント公式ページ
特に、近年は質の悪い転職エージェントが急増していて、「大手以外を使うのは危険」という実態があるため注意しましょう。
知っておくべき裏事情:近年ひどい転職エージェントが急増している
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあれば、インターネットを使って簡単にエージェント業を始められるようになった背景があります。
設立まもないエージェントは、優良企業とのコネもなく、常に出回っているようなブラック求人しか持っていないケースが多いです。
また、求人以外の面でも、こうした新設エージェントには、以下のようなひどいタイプが多いのが実情です。
- 企業とのパイプ、転職ノウハウが少なく、フォローが弱い
- 会社の実績や売り上げ作りのために必死に転職を進めてくる
こういったエージェントに当たってしまうと、ブラックな人気のない企業にねじ込まれることもあり、転職失敗の原因になりますから注意が必要です。
マイナビエージェントなら実績のある大手で安心
こうした目に遭わないためにも、転職エージェントはマイナビエージェントのように優良企業とのパイプが強く、実績のある大手だけを使うようにしましょう。
そもそもですが、以下のような高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
これらは、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
マイナビエージェントは企業の独自のパイプを多く持っていて、特に20~30代向けのこうした質の高い求人が多いです。
転職のノウハウも豊富で、マイナビエージェントのような大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。
他の大手と比べたマイナビエージェントの特徴
同じく20年以上の実績があり、優良企業とのパイプ強い大手エージェント7社とマイナビエージェントを比較したのが以下の表です。
マイナビエージェントは、大手の中でも「20~30代向けや、年収700万円までの求人に強い」という特徴があります。
求人数 | 強い年収層 | 強いジャンル | 対応エリア | |
マイナビ エージェント |
★★★★☆ 多い |
~700万円 | 20~30代の転職 | 全国 |
リクルート エージェント |
★★★★★ 求人数が最多 |
~900万円 | 幅広く対応 | 全国 |
doda | ★★★★★ 求人数が 業界No.2 |
~700万円 | 幅広く対応 | 全国 |
type 転職エージェント |
★★★☆☆ 普通 |
~500万円 | エンジニア、営業職 | 主に一都三県 |
ワークポート | ★★★★☆ 多い |
~500万円 | IT・WEB・ ゲーム業界 |
全国 |
パソナキャリア | ★★★☆☆ 普通 |
700万円~ | ハイクラス、管理部門 | 全国 |
LHH 転職エージェント |
★★★★☆ 多い |
700万円~ | ハイクラス、外資系 | 全国 |
JAC リクルートメント |
★★★☆☆ 普通 |
700万円~ | ハイクラス全般 | 全国 |
この中で、マイナビと同じく20~30代、年収700万までの転職に強いエージェントとしては以下があげられます。
- リクルートエージェント:求人数が業界最多の大手
- doda:求人数が業界No.2の大手
- type転職エージェント:首都圏のエンジニア、営業の転職サポートに強い
- ワークポート:IT・WEB・ゲーム業界のサポートに強い
「マイナビエージェント」を使う際は、必ずこれらも併用しておきましょう。
この点も含めて、次の章からマイナビエージェントの利用の注意点を解説していきます。
3. マイナビエージェントを使う際の3つの注意点
マイナビエージェントは実績のある大手で、失敗することは少ないですが、利用にあたっては以下の点に注意しましょう。
- マイナビエージェントだけの利用では不十分
- 40代以上やハイクラスの方には利用が向かない
- 特定の業界の転職サポートには弱い
注意点1. マイナビエージェントだけの利用では不十分
マイナビエージェントは20~30代にはおすすめの転職エージェントですが、以下の理由で、単体での利用はおすすめしません。
- マイナビエージェントとパイプのある企業しか紹介されない
- 担当者の比較ができない
まず、大手エージェントでもそれぞれパイプの強い企業が違います。例えば、マイナビにだけ紹介を頼む会社もあれば、dodaにしか頼まない会社もあるということです。
求人の選択肢が大幅に増えるため、少なくとも2社は併用しておきましょう。
また、マイナビだけに絞ると、ハズレの担当者にあたっても、比較ができずにイマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
他のエージェントも一緒に使うことで、比較していい担当者かの見極めができるようになります。
併用におすすめの転職エージェント
マイナビエージェントとの併用におすすめなのは、以下の大手転職エージェントです。
おすすめエージェント | 特徴 |
リクルートエージェント | 公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い |
doda | リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2 |
type転職エージェント | エンジニア、営業職、女性のサポートに強く、主に一都三県が対象 |
ワークポート | IT・WEB・ゲーム業界の求人が豊富で、特に若年層から評価を集めている |
いずれもマイナビエージェントと同じく実績のある大手で、20~30代向けの優良求人を多く保有しています。
上記のうち、少なくとも2社は併用しておきましょう。
迷ったら、業界トップ2の求人数を誇る「リクルートエージェント」と「doda」の2社がおすすめです。
注意点2. 40代以上やハイクラスの方には利用が向かない
マイナビエージェントは20~30代向けの年収700万円までの求人に強いですが、一方で40代以上や高年収のハイクラスの方向けの求人は少ないです。
40代以上の方は求人数自体がマイナビの倍以上と多く、対象の求人も多い以下の大手エージェントを使った方が、決まりやすいです。
- リクルートエージェント:求人数が業界最多の大手
- doda:求人数が業界No.2の大手
また、年収700万円以上の方には、紹介される求人が物足りないと感じる可能性が高いため、ハイクラス向けの以下のエージェントをおすすめします。
おすすめエージェント | 特徴 |
JACリクルートメント | ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、あらゆるジャンルに強いので絶対登録すべき |
パソナキャリア | 年収800万以上の求人がメインで、ハイクラスの女性や管理部門の転職に強い |
LHH転職エージェント | 世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い |
いずれもマイナビエージェントと同じく、20年以上の運営実績がある大手で、優良企業とのパイプも強いです。
注意点3. 特定の業界の転職サポートには弱い
マイナビエージェントはどの業界にも強い”総合型”の転職エージェントですが、以下に当てはまる方のサポートに限っては弱い特徴があります。
- アパレル業界の方
- 美容師
- 看護師、薬剤師、医師など医療系専門職
- フリーター、無職
この点は、これまで紹介してきたマイナビエージェントと同じ以下の大手総合型も変わりません。
- リクナビエージェント、doda、type転職エージェント、ワークポート、パソナキャリア、LHH転職エージェント、JACリクルートメント
そのため、あてはまる方はそれぞれの支援に強い、以下の”特化型”の転職エージェントを選びましょう。
アパレル | クリーデンス |
美容師 | QJエージェント |
看護師 | 看護roo! |
薬剤師 | ファルマスタッフ |
医師 | 医師転職ドットコム |
フリーター・無職 | ハタラクティブ |
その他、これらの方が特化型を使うべき理由を簡単にまとめると、以下の通りです。
使うべき業界・事情 | 特化型を使うべき理由 |
アパレル・美容師 | それぞれの業界が特殊で、店舗見学などにも対応しているエージェントが好ましい |
看護師、薬剤師、医師など医療系専門職 | エージェント側に業界知識と病院とのパイプがないとうまくいかない |
フリーター・無職 | 大手総合型だと相手にしてもらえない |
上記以外の方は、マイナビエージェントのような「総合型」だけを使い、時間があれば「特化型」転職エージェントを併用する程度で良いでしょう。
なぜ特化型のエージェントの優先度が低いのか
求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプが、マイナビのような大手総合型に劣るケースが多いからです。
以前までは、特化型エージェントも「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型エージェントも下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。
- 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
- 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている
そのため、大手で優良企業とのパイプが強い、総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができます。
(参考)主な特化型エージェントまとめ
どうしても特化型が気になる方向けに、その他の業界で、よく名前の上がる大手を以下にまとめました。
特化する業界、職種 | それぞれの最大手 |
ITエンジニア・デザイナー | レバテックキャリア |
コンサル | ムービン |
金融 | コトラ |
メーカー(エンジニア) | メイテックネクスト |
管理部門・バックオフィス | MS-Japan |
まずは総合型を3つは使い、さらに使う余裕のある方のみこれらを使ってもいいでしょう。
4. マイナビエージェントを最大限活用するためにすべきこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、マイナビエージェントの利用で意識すべき以下のポイントを解説していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
4-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
マイナビエージェントでは、申し込み時に以下の入力が必要になりますが、強みになりそうな点は省略せず書きましょう。
- これまでの職務内容やそこでの実績
- 資格、スキル
また、希望の転職時期を選ぶ必要がありますが、特に決まっていない場合も「3ヶ月以内」を選んでおくと、優先的な対応が期待できます。
4-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
4-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
4-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
マイナビエージェント以外の転職エージェントも一緒に使う場合は、その点を隠さず担当者に伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
4-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、担当者にコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、担当者はこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前が担当の目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
4-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
マイナビエージェントは大手の優良エージェントですが、中には仕事のできない担当者も存在します。
そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか利用自体を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
|
2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、マイナビエージェント自体の利用をやめましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、マイナビエージェント公式の「問い合わせフォーム」に以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
マイナビエージェントでは公式で「問い合わせフォーム」を用意しているため、これを活用しましょう。
マイナビエージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
マイナビエージェント自体の利用をやめる場合は、担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
マイナビエージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
同じ内容を、担当者に電話で伝える方法でもOKです。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
4-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
担当者は応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、担当者にとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
4-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
担当者に対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、サポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
4-9. 最低限のマナーは守る
担当者とのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、担当者に対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
5. マイナビエージェントについてよくある質問
最後に、マイナビエージェントについてよくある以下の質問に回答していきます。
- マイナビエージェントの利用の流れは?
- マイナビジョブ20’sとの違いは?
- マイナビの他の転職サービスとの違いは?
- マイナビエージェントにスカウト機能はある?
- マイナビエージェントは新卒でも使える?
- マイナビエージェントのアプリは使うべき?
- 登録後に連絡が来ないときはどうしたらいい?
5-1. マイナビエージェントの利用の流れは?
マイナビエージェントの利用の流れは以下のとおりです。
- ネット(https://mynavi-agent.jp)から申し込み
- 面談(対面かWEB)
- 求人紹介を受ける
- 企業に応募する
- 選考対策を受け、面接に進む
- 入社決定
面談方法は対面かWEBから選べますが、以下のマイナビの拠点が近い方は、そこで対面で受けることができます。
マイナビの拠点一覧 |
東京(東銀座駅直結)、神奈川(横浜駅より徒歩1分)、北海道(札幌駅より徒歩7分)、宮城(仙台駅より徒歩5分)、愛知(名古屋駅より徒歩2分)、京都(四条駅より徒歩1分)、大阪(大阪駅より徒歩1分)、兵庫(三宮駅より徒歩3分)、福岡(博多駅より徒歩1分) |
参照:拠点案内
最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。
マイナビエージェントでは内定が出るまで無期限にサポートを受けることができ、サポート期間は決まっていません。
5-2. マイナビジョブ20’sとの違いは?
「マイナビジョブ20’s」は20代向けで、未経験求人の割合がマイナビエージェントより多いです。
マイナビでは、第二新卒や既卒の20代のサポートに特化した「マイナビジョブ20’s(https://mynavi-job20s.jp/)」という転職エージェントも運営しています。
20代の支援に強い点ではマイナビエージェントも変わりませんが、マイナビジョブ20’sは未経験歓迎の求人の割合が多いです。
求人数 | 未経験歓迎の求人の割合 | |
マイナビエージェント | 約63,000件 | 10%以下 |
マイナビジョブ20’s | 約4,400件 | 75%以上 |
20代でも、これまでと同じや近い業界、職種を目指す方は、求人数も多いマイナビエージェント(https://mynavi-agent.jp)の方を使っておきましょう。
全く未経験の業界に行きたい方に限っては、マイナビジョブ20’s(https://mynavi-job20s.jp/)もおすすめです。
一方、志望業界がまだ定まっていない20代の方は、両方登録して使うのもおすすめです。
実際に両方使っている20代の方も多く、それぞれに別の担当がつき、違うラインナップから求人紹介を受けることができます。
マイナビエージェントでは、以下のように他にも転職エージェントのサイトがいくつも作られています。
ただ、これらはサイトの内容が変わるだけで、受けられるサービスや求人内容はマイナビエージェントと変わりません。
5-3. マイナビの他の転職サービスとの違いは?
マイナビには他の転職サービスもありますが、マイナビエージェントとの違いをまとめると以下のとおりです。
できること | エージェント機能 | |
マイナビエージェント | マイナビの担当者がついて、転職のサポートが受けられる | ○あり |
マイナビ転職 | 求人を探して応募できる | ×なし |
マイナビエージェントサーチ | マイナビ以外の会社も含めた転職エージェントが登録していて、求人や担当が選べる | ○あり |
「マイナビエージェントサーチ」にも転職エージェントの機能がありますが、大量の求人や担当者の中から選ぶ手間がかかります。
また、実績の少ない中小エージェントも多く登録していて、大手ならではの質の高い求人紹介や転職アドバイスが受けられない場合もあります。
転職エージェントを使うなら、マイナビの担当者のサポートが受けられるマイナビエージェント(https://mynavi-agent.jp)に登録するようにしましょう。
5-4. マイナビエージェントにスカウト機能はある?
最初の登録時に、スカウト機能をつけるチェックをつけると、スカウトメールが受けられるようになります。
登録すると、あなたの経歴を見たマイナビ以外の転職エージェントからも、スカウトが来るようになります。
ただ、興味のないメールがたくさんきて面倒と感じる人もいるため、不要な方は申し込み時にチェックを外しておきましょう。
5-5. マイナビエージェントは新卒でも使える?
マイナビエージェントは転職者向けのサービスで新卒の方は使えません。
新卒の方は、就職エージェントサービス「マイナビ新卒紹介(https://shinsotsu.mynavi-agent.jp/)」の方を使いましょう。
5-6. マイナビエージェントのアプリは使うべき?
アプリでしか使えない目立った機能はないため、無理に使う必要はありません。
マイナビエージェントでは、iPhone向けの「アプリ」が出ていて、求人検索などができるようになっています。
サイトと違う点としては、希望職種の登録ができ、それに関する新着求人や条件別の求人が確認しやすくなっています。
そのためエージェントから求人紹介されるだけでなく、自分からも日常的に求人を探したい方は使ってもいいでしょう。
5-7. 登録後に連絡が来ない時はどうすればいい?
公式の「問い合わせフォーム」から来ない理由を問い合わせましょう。
迷惑メールフォルダを確認してもメールがなく、1週間以上連絡がない場合は、以下の可能性が高いです。
- 登録内容に不備があった
- エラーで登録が完了していない
まとめ
マイナビエージェントの評判や、そこからわかる特徴を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
500件以上の評判を調べた結果、マイナビエージェントは求人内容やサポート力が非常に優れていて、「20~30代の方は必ず使うべき転職エージェント」という結論に至りました。
求人の選択肢が増え、担当の比較もできるため、利用にあたっては、同じく実績のある以下の大手エージェントを、2社は併用しておきましょう。
- リクルートエージェント:求人数が業界最多の大手
- doda:求人数が業界No.2の大手
- type転職エージェント:首都圏のエンジニア、営業の転職サポートに強い
- ワークポート:IT・WEB・ゲーム業界のサポートに強い
マイナビエージェント公式ページ
あなたが転職エージェントを使いこなし、転職成功に役立てていただけることを心から祈っています。
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