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転職エージェントは複数使うべき?併用の注意点と知っておくべき裏事情

「転職エージェントは複数登録すべき?」「一社だけじゃダメなの?」など、転職エージェントは複数使うべきか気になっていませんか?

転職エージェントは、求人の選択肢を広げたり、相性のいい担当を探す上でも複数利用が必須です。

一社に絞ると、悪質な担当の営業トークに丸め込まれて、転職に失敗するケースもあります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、転職エージェントの複数利用について、以下の流れで解説していきます。

  1. 転職エージェントは必ず複数使うべき全理由
  2. 転職エージェントを複数使う3つのデメリット
  3. 複数から、いい担当を見極めるための全ポイント
  4. その他、転職エージェント選びの3つの注意点
  5. 複数利用におすすめの転職エージェント
  6. 転職エージェントとあわせて使ってもいい、その他転職サービス

このページを読めば、転職エージェントはなぜ複数使うべきなのか、その他選び方や使い方の注意点までがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 転職エージェントは必ず複数使うべき全理由

結論から言うと、転職エージェントは、以下の理由で必ず複数使うべきです。

  • 転職先の選択肢が広がる
  • 条件のいい求人に出会いやすくなる
  • 相性のいい担当を選べる

一社に絞るのは、悪質な業者や担当者に丸め込まれて転職に失敗したり、デメリットが非常に大きいです。

この点も合わせて、それぞれ解説していきます。

理由1. 転職先の選択肢が広がる

転職エージェントは、それぞれ持っている求人が違うので、複数使うことで選択肢を広げられます。

それぞれパイプのある企業が違い、Aエージェントにはない求人が、Bエージェントならあるといったケースはよくあります。

本当にマッチした職場を探すためにも、複数のエージェントを使って、なるべく多くの求人に触れておくべきです。

理由2. 条件のいい求人に出会いやすくなる

大手エージェントだと、特別付き合いのある企業から個別に紹介を頼まれた、独自の求人を持っているケースが多いです

独自求人とは

独自の求人は、非公開で募集される以下のような案件が多く、表に出たものより条件がいい傾向があります。

  • 急ぎの募集で、表に出して募集する暇がない
  • 新規プロジェクトのリーダーなど、重要ポジションで公開できない
  • 特別条件が良かったり、応募が殺到してしまう高待遇の求人

複数使うことで、各社の独自求人の紹介が受けられ、こうしたレアな求人にも出会いやすくなります。

理由3. 相性のいい担当を選べる

複数使うことで、担当者の比較ができ、相性の良い担当者にも出会えるようになります。

転職エージェントでは、以下のように、一部のハズレの担当もいるのが現実です。

  • 志望業界の知識が少なく、紹介が的外れ
  • 入ったばかりの新人などで、頼りない
  • 興味のない求人をゴリ押ししたり、ミスが多かったり、不快な対応をする

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

実際に複数使っている人がほとんど

以下は、就職活動で、何社のサービスを使ったかのアンケート結果ですが、実際に7割以上の方が複数社使っています。

エージェントを何社使ったかのアンケート結果

引用:リクルートエージェント

別の調査では、転職成功者の方が倍の数のエージェントを使っている結果も出ています。リクナビNEXT

転職エージェントを何社使ったか
転職成功者の平均 4.2社
全体の平均 2.2社

上記を踏まえると、なるべく多くのエージェントを使う方が、成功率は上がると言えます。

1社に絞るのが危険なワケ

1社に絞って使う方もいますが、営業トークに飲まれて失敗する危険が大きく、おすすめしません。

転職エージェントは転職決定で企業から手数料をもらうビジネスです。

そのため、どこでも良いから決めようとする悪質な業者、担当もいるのが現実です。

こうしたエージェントに捕まると、以下の流れで転職に失敗してしまいます。

  1. あなたの希望とは違う、関係ないブラック企業を紹介される。
  2. 「経歴的にこのレベルしかない」「どこの業者を使っても同じ結果」と適当な説明を受ける。
  3. それを間に受けて転職して失敗。短期離職へ。

複数社使えば、普通に希望通りの紹介が受けられた人でも、1社に絞ると、このように丸め込まれるリスクがあります。

悪質な業者・担当者の被害者にならないためにも、必ず複数社使って、自分の可能性を試しましょう。

2. 転職エージェントを複数使う3つのデメリット

一方で、転職エージェントの複数利用には以下の注意点があります。

  • 同じ求人に複数回応募するリスクがある
  • 多くの意見に振り回されて、迷ってしまう
  • やりとりする相手が増えて、管理が大変になる

ただ、いずれも対処法があるので、それぞれ合わせて解説していきます。

デメリット1. 同じ求人に複数回応募するリスクがある

複数のエージェントから同じ企業の紹介を受けることもあり、うっかり同じ企業に複数回応募する人がいるので注意しましょう。

これをやると、企業に適当に応募している印象を与え、相手にされなくなってしまいます。

防ぐためにも、使っているエージェントには、他のサービスも使っていることは隠さず伝えておきましょう。

そうすることで、他のエージェントでの応募や選考の状況も、堂々と共有でき、重複応募するリスクを減らせます。

対処法:他のエージェントも使っていることは隠さず伝える

熱心な対応を受けやすくなるメリットも!

また、他社も使っていることを伝えることで、求人紹介の質や、対応のレベルが上がるケースも多いです。

どんなにサポートしても、最終的に自社の紹介で決めてもらわないと、転職エージェントは1円も儲かりません。

そのため、他社の存在も伝えることで、何とか自社で決めてもらおうと、熱心に対応してもらいやすくなります。

デメリット2. 多くの意見に振り回されて、迷ってしまう

複数のエージェントと面談すると、転職先の方向性について、多くの提案をされ、迷ってしまう方もいます。

いざ使ってから迷わないためにも、最初に以下のような、譲れない条件を3つは決めておきましょう。

転職の軸の例

  • 仕事内容:業界や職種、顧客が個人か法人か、どんな開発環境かなど
  • 収入:少なくとも年収いくらか、ボーナスや、歩合給がつくかなど
  • 働き方:勤務先は自宅から何分までか、リモート勤務や転勤の有無など
  • ワークライフバランス:定時退社、土日祝日の休み希望など

まずは自分の軸を持った上で、それに合った紹介をしてくれるエージェントを探すスタンスでいると、迷いにくいです。

対処法:最初に譲れない転職の軸を3つは決めておく

デメリット3. やりとりする相手が増えて、管理が大変になる

複数社使うと、その分担当との面談や紹介される案件も増えて、管理が大変に感じる人もいます。

そのため、最初に3社以上は登録すべきですが、継続して使うのは、1~2社にとどめましょう。

まずは面談をして、最初の求人紹介までは全て受け、以下のようなエージェントとだけ活動を進めていきましょう。

  • 面談での対応がよく、話した感じの相性が良かった
  • 希望通りの理想的な求人を紹介してくれた

その他のエージェントについては、早いタイミングで断ってしまうのがおすすめです

対処法:面談後、最初に紹介を受けてから1~2社に絞る

転職エージェントの断り方(退会方法)

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

連絡をしないでいると、転職を終了したとみなされ、自動的に退会のような扱いになります。

ただ、無視しても連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

退会をする場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

3. 複数から、いい担当者を見極めるための全ポイント

転職エージェントは管理が大変になるので、3社以上使った上で、最終的に1~2社に絞って行くのがおすすめです。

ここでは、複数使った上で、具体的にいい担当者を見極めるポイントについて、以下の流れで解説していきます。

  • 付き合うべきでない担当者の5つの特徴
  • 逆に付き合うべき担当者の2つの特徴

3-1. 付き合うべきでない担当者の5つの特徴

まず、以下に2つ以上当てはまる担当は、満足なサポートが期待できないため、付き合うのをやめましょう。

  • 応募や内定の承諾を急かしてくる
  • 希望と違う求人ばかり紹介する
  • 上から目線など態度が悪い
  • 連絡が遅くなりがち
  • 志望する業界に詳しくない

それぞれ特徴を解説していきます。

特徴1. 応募や内定の承諾を急かしてくる

以下のように急かしてくる担当は、付き合うべきではありません。

  • 紹介した企業に次々応募するよう急かす
  • 企業から内定が出た場合、早く入社を決めるよう急かす

あなたの将来より、自分の売り上げを重視して動いている可能性が高いからです。

転職エージェントはあなたの転職が決まって、初めて企業から手数料(年収の30~40%)がもらえるビジネスです。

担当者はこの売上ノルマを課されていることが多く、「早くあなたを転職させて、売り上げにつなげたい」という本音があります。

ビジネスの仕組み上、仕方ないとも言えますが、「決断を急いで入社してから後悔する」といったパターンもあるため、あまりに急かす担当は避けるべきです。

特徴2. 希望と違う求人ばかり紹介する

あなたが伝えた希望を無視したような求人ばかり紹介する担当は、付き合うのをやめましょう。

この場合、担当が売り上げに追われ、あなたの希望を無視して内定の出やすい求人ばかり紹介している可能性があります。

内定が出やすい求人とは、不人気ですぐに人が辞める質の低い求人のことですが、簡単に決まるため、担当には売り上げにつながりやすいメリットがあります。

こちらも売り上げ重視のひどいタイプで、付き合うべきではありません。

特徴3. 上から目線など態度が悪い

上から目線など態度が悪い担当者も、売り上げ重視で動いているケースが多く、おすすめできません。

転職先の希望条件を伝えたタイミングで、「もっと現実を見てほしい」のように、ひどいと説教まで始める担当もいますが、こうした人は特に避けるべきです。

とにかく早く転職を決めさせて、売り上げにつなげたいと考えているだけの可能性が高いからです。

理由は以下2つです。

  • 理想が高くなると、転職の難易度も当然上がる
  • 希望条件に妥協してもらった方が、ハードルも下がって転職が決まりやすくなる

条件を下げるように要求するばかりで、ろくな求人を紹介してもらえない可能性が高いため、付き合うべきではありません。

特徴4. 連絡が遅くなりがち

依頼していた求人紹介をいつまでも送らないなど、連絡が遅い担当は、積極的なサポートは期待できず、付き合うべきではありません。

この場合、担当に転職が決まる見込みが少ない(お金にならない)と判断され、対応の優先度を下げられている可能性が高いです。

「経歴的に紹介できる求人が見つからない」など、こう判断される理由は様々ですが、一度こうなると挽回は難しいため、担当を変えてしまった方が効率的です。

特徴5. 志望する業界に詳しくない

担当があなたの志望する業界知識について詳しくない場合は、頼ると失敗するため、付き合うのをやめましょう。

具体的には、以下のような場合、その業界について知識が浅い可能性が高いです。

  • 業界の専門用語を知らない
  • 職種の違いを理解していない

担当が職種の違いもわかっていないと、以下のように求人紹介も的外れになるケースがあり、危険です。

  • WEBマーケター(ネットでの集客などの戦略を練る)志望なのにWEBエンジニア(システム開発をする)の求人を紹介される

3-2. 逆に付き合うべき担当者の特徴2選

これまで紹介してきたタイプ以外で、以下に当てはまる担当者は、あなたに真剣に向き合ってくれている可能性が高く、付き合うべきと言えます。

  • 紹介する企業の悪い点も説明してくれる
  • 今の仕事を続ける選択肢も提示してくれる

運良くこうした担当に当たった場合は、積極的に相談するようにしましょう。

特徴1. 紹介する企業の悪い点も説明してくれる

紹介する企業について、いい点ばかりでなく、悪い点も説明してくれる担当者は信用できます。

どんなに条件が良さそうな職場でも、以下のように何かしらのデメリットはあるのが普通です。

  • ホワイト企業だが、一部休日出勤や残業があるブラックな部署もある
  • 待遇はいいが、上層部は新卒からの叩き上げばかりで、中途採用は出世ルートには乗れない

転職エージェントは応募させたい、転職させたい一心で、求人のいい点ばかりの説明になることが多いです。

そんな中、デメリットにも言及してくれるのは、後悔のない転職をサポートしたいと本気で思っている担当の可能性が高いです。

特徴2. 今の仕事を続ける選択肢も提示してくれる

転職先の相談をする中で、「今の仕事を続ける」という選択肢も提示してくれる担当者は信用できます。

実際転職の相談に来る方の中には、以下のような理由で、実は今の仕事を続けた方がいいケースがあるのも事実です。

  • 現職以上の待遇が望める会社がない
  • あと何年か続けた方が、次の転職市場で評価されやすい

エージェントはあなたが転職しないと1円も儲からないため、まずは転職ありきで話が進むことが普通です。

それなのにこうした提案をしてくれるのは、利益よりもあなたの幸せを重視している証拠といえます。

4. その他、転職エージェント選びの3つの注意点

転職エージェントは、複数使うこと以外にも、選ぶ上で以下の注意点があります。

  • 大手以外を使うのは危険
  • 自分の年収に合わない業者だと、役に立たない
  • 経歴・職種に合わせて選ぶのも大事

これらも踏まえて、実際に使うエージェントを選べば、失敗しにくくなります。

注意点1. 大手以外を使うのは危険

転職エージェントは、リクルートやdodaなど、当ページで紹介する大手に絞って使いましょう。

中小エージェントは、すぐに人が辞めるような、不人気な求人しか持っていない場合も多く、危険だからです。

ここ数年で、人材紹介業者は1万社以上増加したデータもあり、新しい転職エージェントも大量に増えました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあれば、インターネットで簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。

ただ、こうした新しいエージェントには、以下のようなタイプが多いため注意しましょう。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない

実績作りのために、合わない求人をごり押しするなど、中にはひどい運営業者もいるので危険です。

優良な業者の見極めが難しいため、聞いた事もないようなエージェントは避け、これまで紹介したような実績のある大手だけを使いましょう。

注意点2. 自分の年収に合わない業者だと、役に立たない

転職エージェントは、大手でも、自分の年収に合わないものだと、役に立たないので注意しましょう。

同じ大手でも、以下のようにそれぞれ得意にしているジャンルが違います。

  • 一般的な若手向け:平均的な年収300~500万円の方のサポートに強い
  • ハイクラス専門:年収700万円以下は相手にしない

これを知らないと悲惨で、例えば高年収の人が、若手向けのエージェントを使うと、対象の求人が少なく、実力通りの待遇で転職ができない可能性があります。

エージェントミスマッチ

反対に、800万円以上しか相手にしないエージェントに年収400万円の人が登録してしまうと、相手にしてもらえず、登録しても使い物になりません。

こうならないためにも、以下を参考に、自分の年収に自分に合った転職エージェントを使いましょう。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

注意点3. 経歴・職種に合わせて選ぶのも大事

大手の転職エージェントは、幅広い業界・職種の転職に使えますが、以下のように、一部対応しきれていないジャンルもあります。

  • フリーター・無職
  • アパレル業界
  • 看護師、薬剤師などの医療専門職
  • 介護士、保育士などの福祉職

これらの方が、マイナビやdodaのような一般向けの大手を使っても、対象の求人がなく相手にされません。

当てはまる方は、まずこれらのサポートを専門とする特化型の転職エージェントを使いましょう。

5. 複数利用におすすめの転職エージェント

今回当ページでは、大手転職エージェント20社以上を比較し、以下の観点で7社を厳選しました。

  • 大手企業が運営
  • 20年以上の実績がある
  • 利用者からの評判が極めていい

厳選した7社について、年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。

あなたの現在の年収に合わせて、以下から3社に登録をしましょう。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

国内の大手・優良企業の求人はこれら7社に集中していて、ここから選べば間違いありません。

では、それぞれの特徴について解説していきます。

フリーターや無職、アパレル業界、医療・福祉の専門職の方は、「一部の方におすすめの特化型エージェント」まで進みましょう。

5-1. リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

向いている人の年収 500~900万円
求人数 約680,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

5-2. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

向いている人の年収 ~700万円
求人数 約200,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

5-3. マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

向いている人の年収 ~700万円
求人数 約63,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

5-4. type転職エージェント

type

type転職エージェント」は、一都三県を中心とした求人を扱う大手転職エージェントです。

IT・WEB業界の求人、サポートを強みとしており、対象エリアでこの業界を狙う方には外せない一社です。

女性の転職に特化した求人サイトを長く運営していて、女性の転職ノウハウに強い特徴もあります。

向いている人の年収 ~500万円
求人数 約29,000件
対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、愛知
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
運営歴 1993年~

type転職エージェント公式ページ:https://type.career-agent.jp

5-5. パソナキャリア

pasonacareer

パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。

運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手・優良企業の求人を多く保有しています。

また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。

向いている人の年収 700万円~
求人数 約36,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社パソナ
運営歴 1976年~

パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp

5-6. LHH転職エージェント

lhh転職エージェント

LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

運営元の「アデコ」は、世界中で長年人材派遣サービスを提供してきた実績があり、外資系企業とのパイプが強いです。

国内の有名企業の求人もありますが、外資系の転職ノウハウ、サポート力では頭ひとつ抜けているため、外資系への転職を狙う方には特におすすめです。

向いている人の年収 700万円~
求人数 約62,000件
対応エリア 全国
運営会社 アデコ株式会社
運営歴 1985年~

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

5-7. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

実績や知名度の高さから、企業側も「高待遇の専門職」などハイキャリア求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収700万以上の方は必ず登録しておきましょう。

世界11カ国にも支店を持っていて国外の会社との取引も多く、外資系企業とのパイプも強い特徴があります。

向いている人の年収 700万円~
求人数 約11,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

一部の方におすすめの特化型エージェント

ここまで紹介してきたのは、どの業界にも強い”総合型”の転職エージェントですが、「〇〇業界特化!」という”特化型”転職エージェントもあります。

以下に当てはまる方は、総合型だと対応が難しいので、特化型の転職エージェントを使いましょう。

使うべき業界・事情 特化型を使うべき理由
フリーター・無職 総合型は普通の正社員の転職サポートがメインで、相手にしてもらえない
アパレル 店舗見学などにも対応している専門のエージェントが好ましい
看護師、薬剤師、介護士、保育士など医療・福祉の専門職 エージェント側に業界知識と病院とのパイプがないとうまくいかない

それぞれの大手特化型エージェントを徹底比較して、複数利用におすすめの3社を以下にまとめました。

フリーター・無職の方へのおすすめ 特徴
 ハタラクティブ フリーターやニートなど経歴に自信のない20代のサポートに強い
Re就活エージェント 職歴の浅い20代のサポートに特化していて、担当者の8割は既卒、第二新卒の経験者
マイナビジョブ20’s 未経験可の求人が7割以上の20代向けのエージェント
アパレル業界の方へのおすすめ 特徴
クリーデンス dodaと同じパーソルキャリアが運営のアパレル特化エージェント
iDA ラグジュアリーやコスメ系の求人が充実していて、未経験からの転職にも強い
エラン 販売のみならず、デザイナー、生産管理など幅広い職種に対応
看護師の方へのおすすめ 特徴
看護roo! 設立40年を超える上場企業が運営で、担当者の専門性や、サポート力の高さに定評あり
ナース専科 転職 サポート実績は最多の100万人以上で、全国各地に拠点を持ち、地方にも強い
レバウェル看護 病院への訪問や聞き取りに力を入れていて、現場の内部事情には特に詳しい
薬剤師の方へのおすすめ 特徴
ファルマスタッフ 東証プライム上場の、日本調剤グループの運営
アポプラス薬剤師 薬剤師専門で30年以上と特に長い歴史を持つ
薬キャリエージェント 年収600万円以上や、マネージャーなどハイクラス求人の獲得に力を入れている
介護士の方へのおすすめ 特徴
レバウェル介護 施設からデイサービスまで、あらゆる介護職の求人数がトップの最大手
マイナビ介護職 人材業界で40年の歴史を誇る大手マイナビが運営する、介護士向けサービス
介護ワーカー デイサービスの転職に特に強く、支店が多く地方の転職にも強い
保育士の方へのおすすめ 特徴
ヒトシア保育 初めての転職サポートに定評があり、自分でマイペースに直接応募する機能もある
保育士ワーカー 年間30,000人が転職に成功している大手のサービスで、条件のいい非公開求人が充実
保育士人材バンク 上場企業の運営するサービスで、一都三県の保育士の転職に強い

上記以外の方は、「総合型」転職エージェントだけを使い、時間があれば「特化型」転職エージェントを併用する程度で良いでしょう

なぜ特化型のエージェントの優先度が低いのか

求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプが大手総合転職エージェントに劣るケースが多いからです。

以前までは、特化型エージェントも「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型エージェントも下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。

  • 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
  • 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている

そのため、大手で優良企業とのパイプが強い、総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができます。

(参考)主な特化型エージェントまとめ

どうしても特化型が気になる方向けに、その他の業界で、よく名前の上がる大手を以下にまとめました。

特化する業界、職種 それぞれの最大手
ITエンジニア・デザイナー レバテックキャリア
コンサル ムービン
金融 コトラ
メーカー(エンジニア) メイテックネクスト
管理部門・バックオフィス MS-Japan

まずは総合型を3つは使い、さらに使う余裕のある方のみこれらを使ってもいいでしょう。

6. 転職エージェントとあわせて使ってもいい、その他転職サービス

転職エージェントとあわせて使ってもいい、以下のその他転職サービスと、活用方法を解説していきます。

  • スカウトサービス:登録して企業やエージェントからのスカウトを待つ
  • 求人サイト:自分で求人を探して応募する

それぞれどんな人向けで、どんなサービス内容かを解説していきます。

6-1. スカウトサービス|年収600万円以上の人向け

スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスで、主に年収600万円以上の方を対象としています。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。

現在そこまでの年収がない方も、特定の分野で高い専門性があればスカウトをもらえるので、腕試しに登録してみるのもおすすめです。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約30,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

おすすめは「ビスリーチ」

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、転職エージェントの活用がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約120,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 約30,000社
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

6-2. 求人サイト|最終手段としておすすめ

求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて応募していく転職サイトです。

jobchange_site

これまで紹介した他のサービスと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
①転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
②スカウトサービス
企業からのスカウトなら無し

良質な非公開求人、数多い

企業スカウトなら書類選考なし
③求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数少ない
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自力で頑張る

ただ、未経験でも対象になるような、応募のハードルの低い求人が多い傾向で、エージェントに断られた人でもチャンスがあります。

転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

おすすめは「リクナビNEXT」

リクナビnext

正社員としての転職を目指す方は、最大手の「リクナビNEXT」を使っておけば間違いありません。

総求人数は10万件以上と他サイトの倍以上あり、以下のようにどのエリアでも求人数はNo. 1です。

  求人数
関東 関西 九州
リクナビNEXT 約137,000件 約56,000件 約81,000件
イーキャリア 約20,000件 約4,000件 約1,700件
マイナビ転職 約15,000件 約12,000件 約10,000件
en転職 約3,700件 約1,700件 約1,000件
type 約2,100件 約800件 約520件
  • 2025年1月時点

あらゆる職種をバランスよく扱うため、特にやりたいことが決まっていない方は、まずはこれに登録して活動を進めましょう。

リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/

まとめ

転職エージェントの複数利用について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

転職エージェントは、以下の理由で必ず複数使うべきです。

  • 転職先の選択肢が広がる
  • 条件のいい求人に出会いやすくなる
  • 相性のいい担当を選べる

複数利用におすすめのエージェントは以下の通りで、以下から現在の年収別に3社を使いましょう。

年収別
おすすめ度
各社の特徴

おすすめ
エージェント
~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~

リクルートエージェント

doda

マイナビエージェント

type転職エージェント

パソナキャリア

LHH転職エージェント

JACリクルートメント
×

おすすめ
エージェント

リクルートエージェント
公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い

doda
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2

マイナビエージェント
新卒領域では最大手なのもあり、20代の若手のサポートに特に強い

type転職エージェント
ITエンジニア、営業職、女性のサポートに強く、主に一都三県が対象

パソナキャリア
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性の管理職の転職に強い

LHH転職エージェント
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い

JACリクルートメント
ハイクラスの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収700万円以上は登録必須

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。

<一部の経歴、職種向けの特化型エージェント>

フリーター・無職の方へのおすすめ 特徴
 ハタラクティブ フリーターやニートなど経歴に自信のない20代のサポートに強い
Re就活エージェント 職歴の浅い20代のサポートに特化していて、担当者の8割は既卒、第二新卒の経験者
マイナビジョブ20’s 未経験可の求人が7割以上の20代向けのエージェント
アパレル業界の方へのおすすめ 特徴
クリーデンス dodaと同じパーソルキャリアが運営のアパレル特化エージェント
iDA ラグジュアリーやコスメ系の求人が充実していて、未経験からの転職にも強い
エラン 販売のみならず、デザイナー、生産管理など幅広い職種に対応
看護師の方へのおすすめ 特徴
看護roo! 設立40年を超える上場企業が運営で、担当者の専門性や、サポート力の高さに定評あり
ナース専科 転職 サポート実績は最多の100万人以上で、全国各地に拠点を持ち、地方にも強い
レバウェル看護 病院への訪問や聞き取りに力を入れていて、現場の内部事情には特に詳しい
薬剤師の方へのおすすめ 特徴
ファルマスタッフ 東証プライム上場の、日本調剤グループの運営
アポプラス薬剤師 薬剤師専門で30年以上と特に長い歴史を持つ
薬キャリエージェント 年収600万円以上や、マネージャーなどハイクラス求人の獲得に力を入れている
介護士の方へのおすすめ 特徴
レバウェル介護 施設からデイサービスまで、あらゆる介護職の求人数がトップの最大手
マイナビ介護職 人材業界で40年の歴史を誇る大手マイナビが運営する、介護士向けサービス
介護ワーカー デイサービスの転職に特に強く、支店が多く地方の転職にも強い
保育士の方へのおすすめ 特徴
ヒトシア保育 初めての転職サポートに定評があり、自分でマイペースに直接応募する機能もある
保育士ワーカー 年間30,000人が転職に成功している大手のサービスで、条件のいい非公開求人が充実
保育士人材バンク 上場企業の運営するサービスで、一都三県の保育士の転職に強い