法務に強い転職サイト10選|経験・年収別のおすすめと利用の注意点
「法務の転職に強い転職サイトは?」「未経験から目指すならどこがいい?」など、法務向けの転職サイトが気になっていませんか?
転職サイトは、担当がついて無料で転職サポートを受けられるものから、サポートが全くないタイプまで様々なので注意しましょう。
選び方を間違えると、「興味のない会社の求人しかない」、「選考で落ちてばかりで全然決まらない」といった事態になります。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、法務の転職で使うべき転職サイトについて、以下の流れで解説していきます。
- 結論|法務の転職にまず使うべき転職サイト
- 法務に強い転職サイト|転職エージェントおすすめ6選
- 法務に強い転職サイト|経験者向けスカウトサービス3選
- 法務に強い転職サイト|最終手段として使うべき求人サイト
- 法務の転職にまずエージェントを使うべき3つの理由
- 転職エージェントを最大限活用するためにすべきこと
- 法務の転職についてよくある質問
このページを読めば、法務の転職にはどのサイトを使うべきで、利用の注意点から使いこなすコツまで全てがわかり、転職サイトで失敗することがなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 結論|法務の転職にまず使うべき転職サイト
このページでは、法務としての転職を目指す方におすすめの転職サイトについて詳しく解説していきます。
長くなってしまったので先に結論をいうと、経験や現在の年収別に、以下からまず3社を選ぶべきです。
法務経験者 | 法務 未経験 |
||
年収 600万以下 |
年収 600万〜 |
||
MS-Japan | ◎ | ◎ | ◯ |
リクルートエージェント | ◎ | ◯ | ◯ |
doda | ◎ | ◯ | ◯ |
法務求人.jp | ◯ | ◎ | △ |
パソナキャリア | △ | ◎ | × |
JACリクルートメント | △ | ◎ 800万円~のみ |
× |
おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に◎を3つ選んでおきましょう。
大手・優良企業の法務求人のほとんどは、この6社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。
全て担当者がついて転職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。
サイト選びの最大の注意点
法務向けの転職サイトは、以下の複数タイプがあり、どれを使うかで応募できる企業や選考の通りやすさが全く変わります。
- 転職エージェント:担当がついてサポートしてもらえる
- スカウトサービス:登録してスカウトを待つ
- 求人サイト:自分で求人を探して応募する
結論、法務として転職を考える方がまず使うべきなのは、「転職エージェント」です。
ネット上にはこれらをごちゃ混ぜにして紹介するページが非常に多いですが、別物なので注意しましょう。
転職エージェントを使うと担当がついて、転職相談から求人紹介、企業とのやりとりまで全てやってもらえます。
転職エージェントにしか求人を出さない大手・優良企業も非常に多く、使わないと損します。
担当は、企業ごとの過去の面接データも持っていて、選考に通るためのアドバイスもしてくれます。
使うだけでチャンスが広がる、法務の転職には必須のサービスです。
他のタイプを使うべき2つのケース
以下に当てはまる方のみ、他のタイプの転職サイトを使いましょう。
- 法務経験者で、年収600万円以上
→スカウトサービス - 転職エージェントを3つ使っても決まらなかった方
→求人サイト
年収600万円以上の経験者は「スカウトサービス」も使っておく
まずは転職エージェントを使うべきですが、年収600万円以上の法務経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。
これは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスで、高収入のハイクラスの方を対象としています。
※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント
企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。
中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。
「求人サイト」は最終手段として使う
当ページで紹介する転職エージェントを3つ使っても決まらなかった方のみ、「リクナビNEXT」のような自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。
求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて応募していく転職サイトです。
ただ、他のタイプには以下の点で劣るため、あくまで最終手段と理解しておきましょう。
- 求人の量と質が落ちる
→求人数は他の転職サイトに比べて少なく、人気企業の求人も少ない - 選考の難易度が上がる
→サポートが一切なく、書類選考や面接の対策は全て自力になる
そもそも法務とは
会社の法律に関する仕事を一手に引き受ける職種です。
役割ごとに、法務の仕事内容をまとめると以下の通りです。
臨床法務:発生したトラブルに対処する |
・顧客や競合企業との法的トラブルへの対応 ・社内のトラブル対応 |
予防法務:トラブルが起こる前に予防する |
・契約書の作成や確認 ・知的財産権の管理、保護 ・コンプライアンス・社内規定の作成や周知 ・株主総会、取締役会の準備・運営のサポート |
戦略法務:法的に企業の経営をサポート |
・新事業やM&Aの法的なサポート ・知的財産の活用 |
これらについて、必要に応じて顧問弁護士と連携しつつ、仕事を進めていきます。
法務の転職は難しい?
以下の点で、営業や経理といった他の職種と比べると難しいのは確かです。
- 採用枠が「求人一件につき一人だけ」のように、募集自体が少ない
- 約9割が経験者を対象にした求人
- 契約や知的財産など、法律に関する知識や高い専門性が求められる
ただ、「MS-Japanの調査(2024年)」によると、直近の法務の求人倍率(一人当たり何件の求人があるか)は、年1.5倍以上のペースで、右肩上がりに増えています。
この背景には、コンプライアンスやリスク管理を重視する社会全体の風潮の高まりがあります。
追い風は吹いていますが、求人が他の職種に比べて少ない点は変わらないので、必ず3社はエージェントを使い、選択肢を広げておきましょう。
未経験でも法務に転職できる?
法律の知識が重宝されるため、以下に当てはまる方であれば、未経験でも法務への転職は可能です。
- 法学部出身
- 法科大学院(ロースクール)を出ている
- 司法試験へのチャレンジ経験あり
また、別職種でも応募先の業界経験があったり、TOEIC800点以上のような高い英語力があると、法律知識がなくても選考に進めることがあります。
未経験から目指したい方は、「MS-Japan」のような未経験転職にも強い大手をまず頼りましょう。
可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。
次の章から、まず使うべき転職エージェントのおすすめや利用の注意点について解説していきます。
2. 法務に強い転職サイト|転職エージェントおすすめ6選
今回当ページでは、法務の転職に対応した転職エージェント20社以上を比較し、以下の観点で6社を厳選しました。
- 実績がある大手企業の運営
- 法務の求人が多い
- 使った人の評判が極めていい
6社について、キャリア別におすすめ度をまとめたのが以下です。
法務経験者 | 法務 未経験 |
||
年収 600万以下 |
年収 600万〜 |
||
MS-Japan | ◎ | ◎ | ◯ |
リクルートエージェント | ◎ | ◯ | ◯ |
doda | ◎ | ◯ | ◯ |
法務求人.jp | ◯ | ◎ | △ |
パソナキャリア | △ | ◎ | × |
JACリクルートメント | △ | ◎ 800万円~のみ |
× |
大手・優良企業の法務求人のほとんどは、この6社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。
これらは、登録すると担当者がついて、求人の紹介から面接のセッティングや対策まで、あらゆるサポートが受けられます。
具体的には以下6つをしてくれて、あなたは面接以外で企業とやりとりすることがなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
では、おすすめの転職エージェントについて、それぞれ特徴を解説していきます。
2-1. MS-Japan
「MS-Japan」は、法務や人事・経理といった管理部門や、士業の転職に特化した転職エージェントです。
30年以上と、特化型エージェントの中でもトップクラスの実績を誇ります。
法務部の紹介は一任する企業も多く、未経験からベテラン向けまで豊富な求人があるので、法務の転職には外せない1社です。
向いている人 | 法務経験者、未経験者 |
求人数(法務) | 約1,200件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
運営歴 | 1990年~ |
MS-Japan公式ページ:https://www.jmsc.co.jp
2-2. リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、法務の求人量・転職実績共にトップクラスです。
大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。
長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。
向いている人 | 法務経験者(年収〜600万円)、未経験者 |
求人数(法務) | 約2,500件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
運営歴 | 1977年~ |
リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/
2-3. doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。
リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。
向いている人 | 法務経験者(年収〜600万円)、未経験者 |
求人数(法務) | 約1,800件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
運営歴 | 1989年~ |
doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/
2-4. 法務求人.jp
「法務求人.jp」は、法務に特化したエージェントの中でも、15年以上と特に長い歴史を持つ大手です。
東証プライム上場の人材サービス企業グループの運営で、大手・優良企業との強いパイプを持っています。
法務専門ということもあり、他の大手に比べると、職種への深い理解のある担当についてもらえる可能性が高いです。
向いている人 | 法務経験者(年収600万円〜) |
求人数(法務) | 約700件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | C&Rリーガル・エージェンシー社 |
運営歴 | 2007年~ |
法務求人.jp公式ページ:https://www.houmukyujin.jp/
2-5. パソナキャリア
「パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。
運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手企業の法務の求人が充実しています。
また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。
向いている人 | 法務経験者(年収600万円〜) |
求人数(法務) | 約900件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
運営歴 | 1976年~ |
パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp
2-6. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。
実績や知名度の高さから、企業側も高収入の案件はJACにだけ相談していることも多いため、年収800万以上の方は必ず登録しておきましょう。
求人はそこまで多くありませんが、マネージャークラスや、英語力も求められる外資系の法務など、ハイクラスな求人はここに集中しています。
向いている人 | 法務経験者(年収800万円〜) |
求人数(法務) | 約250件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
運営歴 | 1988年~ |
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
その他、法務の転職に使えるエージェントまとめ
6社以外で、今回比較した法務向けとして紹介されることの多いエージェントは以下の通りです。
特化型エージェント | 特徴 |
ヒュープロ | 2015年に運営開始した、士業、管理部門専門のエージェント |
BEET agent | 管理部門の転職に特化 |
アガルートキャリア | 2015年に運営開始した、法務専門のエージェント |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士や法務人材の転職サポートに特化 |
リーガルジョブボード | 法律系の専門職のサポートに特化 |
リーガルブリッジ | 法務、知財の転職に特化 |
リーガルブライト | 法律事務所への転職に特化 |
NO-LIMIT | 2016年に運営開始した、弁護士向けの転職エージェント |
SYNCA | 管理部門の転職に特化した求人サイト |
法務など管理部門に特化したタイプもありますが、以下いずれかに当てはまり、まず使うべきエージェントではありません。
- ×法務の求人が少ない
- ×一般的な企業法務よりパラリーガル向け(法律事務所の求人がメイン)
- ×まだ実績が少ない(設立10年未満)
- ×そもそも転職エージェントじゃない(自分で応募する求人サイトなど)
まずは6社からキャリア別に選び、それでもうまくかなかった方のみ、次の手段として使いましょう。
転職エージェントの4つの注意点
法務として転職を目指す方は、転職エージェントを使うにあたって、以下の点に注意しましょう。
- 大手以外を使うのは危険
- エージェントごとに得意分野は変わる
- 特化型でも、求人は少ないことがある
- 1つに絞ると失敗する
①大手以外を使うのは危険
ここ数年で、人材紹介業者は1万社以上増加したデータもあり、「法務の転職に強い」とアピールする新しい転職エージェントも大量に増えました。
引用:厚生労働省ホームページ
ただ、こうした新しいエージェントには、以下のようなタイプが多いため注意しましょう。
- 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
- 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
- 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない
実績作りのために、合わない求人をごり押しするなど、中にはひどい運営業者もいるので危険です。
優良な業者の見極めが難しいため、聞いた事もないようなエージェントは避け、これまで紹介したような実績のある大手だけを使いましょう。
②エージェントごとに得意分野は変わる
法務の転職に強い大手エージェントの中でも、以下の点はエージェントごとに変わります。
- 未経験から法務を目指す人もサポートしてもらえるか
- 経験者の場合、どれだけの年収の方を対象とするか
中には、未経験者や職歴の浅い人は、使っても相手にされないハイクラス向けサービスもあります。
ミスマッチなものを選んで時間を無駄にしないためにも、初めからこのページを参考に、自分の経験や年収に合わせて選んでおきましょう。
③特化型でも、求人は少ないことがある
転職エージェントは法務などのバックオフィスの転職に特化したタイプもあります。
しかし、特化していても、以下のように求人が多いとは限らないので注意しましょう
法務の求人数 | |
BEET agent(管理部門に特化) | 約300件 |
ヒュープロ(管理部門に特化) | 約500件 |
リクルートエージェント | 約2,500件 |
doda | 約1,800件 |
リクルートやdodaのように、あらゆる業界に強い大手は、法務の求人も多いので、積極的に使いましょう。
業界関係なく、ほとんどの会社に法務部はあるため、あらゆる業界に強く、たくさんの企業とパイプを持つ大手ほど、法務の求人は充実しています。
④1つに絞ると失敗する
優良な大手エージェントにも、以下のようなハズレの担当はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。
- 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
- 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
- 応募や内定を急かすなど対応が悪い
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。
いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも以下から3社は使っておきましょう。
法務経験者 | 法務 未経験 |
||
年収 600万以下 |
年収 600万〜 |
||
MS-Japan | ◎ | ◎ | ◯ |
リクルートエージェント | ◎ | ◯ | ◯ |
doda | ◎ | ◯ | ◯ |
法務求人.jp | ◯ | ◎ | △ |
パソナキャリア | △ | ◎ | × |
JACリクルートメント | △ | ◎ 800万円~のみ |
× |
また、エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
転職エージェントの大まかな利用の流れは以下の通りです。
- ネットから申し込み
- エージェントと面談
- 求人紹介を受ける
- 企業に応募
- 面接
- 内定
最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。
面談方法は対面も選べますが、現在はWEBや電話での面談が主流となっています。
申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。
3. 法務に強い転職サイト|経験者向けスカウトサービス3選
法務の経験者で、年収600万円以上の方は、以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。
スカウトサービスは複数ありますが、上記3社が特に有名で利用する企業も多く、スカウトをもらいやすいです。
迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。
登録企業数 | 運営歴 | |
ビズリーチ | 約30,000社 | 2009年~ |
リクルートダイレクトスカウト | 非公表 | 2014年~ |
doda X | 非公表 | 2019年~ |
AMBI | 約2,800社 | 2017年~ |
ミドルの転職 | なし (在籍するエージェントからのスカウトのみ) |
2015年~ |
このタイプの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。
スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サイトで、主に年収600万円以上の方を対象としています。
登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の法務やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。
※ヘッドハンター:企業に紹介を頼まれた求人にあった人材を探す業者
登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。
では、スカウトサービスのおすすめについて、それぞれ特徴を解説していきます。
3-1. ビズリーチ
「ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。
即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。
一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。
有料プランの機能とは?
ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。
- サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
- ヘッドハンターのスカウトが全て見られる
自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。
紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。
ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。
求人数 | 約120,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
登録企業数 | 約30,000社 |
在籍ヘッドハンター数 | 6,200人 |
ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp
3-2. リクルートダイレクトスカウト
「リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。
登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。
登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。
ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。
求人数 | 約196,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
登録企業数 | 非公開 |
在籍ヘッドハンター数 | 4,300人 |
リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/
3-3. doda X
「doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。
dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。
他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。
求人数 | 約49,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
登録企業数 | 非公開 |
在籍ヘッドハンター数 | 約8,000人 |
doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/
スカウトサービスの3つの注意点
上記のスカウトサービスの利用にあたっては、以下の点に注意しましょう。
- スカウトが中々来ないこともある
- 企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる
- 質の低いヘッドハンターもいる
①スカウトが中々来ないこともある
基本待ちのサービスなため、スカウトサービスだけに頼ると、スカウトが来ずに、一向に転職活動が進まないケースもあります。
こうならないためにも、「いつまでに転職したい」のように具体的に転職を考えている方は、自分からも積極的に動ける転職エージェントも必ず利用しておきましょう。
②企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる
スカウトサービスで企業からスカウトを受けるとそのまま面接に進めますが、この場合以下は全て自分でやる必要があります。
- 面接対策
- 面接日や入社日の調整、年収交渉などの企業とのやりとり
上記は転職エージェントだと担当者が全てやってくれますが、スカウトサービスでは自力となります。
特に面接対策は、よほど慣れている方でない限り自力では難しいケースが多いため注意が必要です。
自信がない方は、いいスカウトが来た時に焦らずに面接に進むためにも、まずは転職エージェントで、志望業界の面接対策は受けておきましょう。
③質の低いヘッドハンターもいる
ハイクラス向けのスカウトサービスでは、企業だけでなく、「ヘッドハンター」と呼ばれる民間の転職エージェント会社からもスカウトが受けられます。
ヘッドハンターの中には、以下のような質の低いタイプもいるため注意が必要です。
- とにかく接点を持とうと、経歴をよくみずにスカウトを大量に送っている
- 設立まもない会社で、企業とのパイプも弱く、紹介できる求人も少ない
- 実績作りのために、合わない求人でもごり押ししてくる
優良なヘッドハンターもいますが、ヘッドハンターからのスカウトは大量に届くケースも多く、見極めるのは難しいです。
そのため、スカウトサービスは、「企業からのスカウト」のみ確認する使い方が効率的でおすすめです。
企業からのスカウトは、面接確定を意味していて、適当に送られることはまずありません。
スカウトサービスの利用の流れは以下の通りです。
- ネットから申し込み
- 職務経歴書を登録
- スカウトを受けた企業と面接
- 内定
上記は企業からスカウトを受けて転職する流れです。
ヘッドハンターからのスカウトの場合は、ヘッドハンターから紹介を受けた求人に応募していくことになります。
4. 法務に強い転職サイト|最終手段として使うべき求人サイト
転職エージェントを使っても決まらなかった方のみ、自分で求人を探して応募する「求人サイト」を使いましょう。
求人サイトなら、法務の求人数が最多の大手「リクナビNEXT」がおすすめです。
ただ、これまで紹介した他の転職サイトと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。
サポート | 求人の質・量 | 選考の有利さ | |
①転職エージェント | ◎ 相談〜内定後の交渉まで |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
◎ 選考対策・プッシュあり |
②スカウトサービス | △ 企業からのスカウトなら無し |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
○ 企業スカウトなら書類選考なし |
③求人サイト | × 自分でやる |
△ 公開求人、数少ない |
× 自力で頑張る |
特に、ネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業など大手の求人は少ないので注意しましょう。
転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。
求人サイトなら「リクナビNEXT」一択
転職サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。
総求人数は10万件以上と他サイト比べても圧倒的に多く、法務の求人も1,000件以上と多く掲載されています。
経験者向けはもちろん、法務未経験でも歓迎の求人も多いので、まずはこれに登録して活動を進めましょう。
リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/
5. 法務の転職にまずエージェントを使うべき3つの理由
転職サイトには複数のタイプがありますが、法務の転職には、以下の理由で転職エージェントをおすすめします。
- 表に出ない好条件な求人に応募できる
- 選考で有利になりやすい
- 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる
実際に使って良かったと感じている人の口コミと合わせて紹介していきます。
理由1. 表に出ない好条件な求人に応募できる
そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
特に、人気企業や待遇のいい法務の求人は、応募の殺到を避けるためにエージェント経由でのみ募集するケースが多いです。
転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。
逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。
理由2. 選考で有利になりやすい
模擬面接で「企業のリスク管理方針にどう貢献できるか」をアピールする練習をしました。
その結果、本番では自信を持って話せ、選考を通過することができました。
大手の転職エージェントは、企業ごとの過去の面接データをたくさん持っていて、応募先に好印象を与えるための、選考アドバイスをたくさんしてくれます。
また、転職エージェントを使うだけで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。
採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。
エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。
理由3. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる
複数企業への応募を同時に進めていましたが、エージェントが全て調整してくれたので、負担なく進められました。
条件交渉も任せられたため、ストレスフリーでした。
転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。
特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。
転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。
デメリットは使い方次第で解消できる
転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。
- ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
→実績のある大手のエージェントだけを使う
→3社以上使い、ハズレの担当がついたエージェントの利用をやめる - ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
→自分の経験・年収に合ったエージェントを選ぶ
そのため、法務の転職を考えている方は、まず転職エージェントを使いましょう。
6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべきこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。
例えば以下のようなケースで、こうした担当に当たったら、変更してもらうか、利用自体をやめましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
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担当を変える場合、利用自体をやめる場合でそれぞれ手続き方法を紹介していきます。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
〇〇エージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「法務にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
6-9. 最低限のマナーは守る
エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
7. 法務の転職についてよくある質問
最後に、法務の転職についてよくある以下の質問に回答していきます。
7-1. 40代でも法務の転職はできる?
経験者の方であれば十分可能で、特に、以下に当てはまる方はできる可能性が高いです。
- 求人と経験がマッチしている(知財の担当を求める企業なら、知財に強いと有利)
- 同じ業界にいたことがあり、応募先の法律事情に詳しい
- 法務での管理職経験あり
40代以上の方はある程度経験を積んでいるため、企業側は「自分のやり方に固執する組織に馴染みにくい人材では?」と警戒しています。
そのため、柔軟な対応で困難を乗り切った経験を話すなど、選考では柔軟性をアピールするできるとなお良いです。
自身のスキルが活かせる求人や、面接でアピールすべき強みを知るためにも、転職エージェントは必ず使いましょう。
7-2. 法務の転職が有利になる資格は?
有利になる資格としては以下が挙げられます。
ビジネス実務法務検定 | ・コンプライアンスやビジネスに必要な法律知識を身につけていることを証明する検定で、1~3級がある ・最難関の1級だと、必要な学習期間は1年間で、合格率は約20% |
ビジネスコンプライアンス検定 | ・コンプライアンス経営に必要な法律知識、判断力があることを証明する検定で、初級と上級がある ・上級だと必要な学習期間は2~3ヶ月で、合格率は約25% |
個人情報保護士 | ・個人情報の適切な管理、運用ができることを証明する民間資格 ・必要な学習期間は1~2ヶ月で、合格率は30~40% |
上記に比べて難易度が極めて高いですが、弁護士や司法書士の資格も法務の転職には有利になります。
インハウスロイヤーと呼ばれる企業で働く弁護士は、年々増加しています。(参考:日本組織内弁護士協会データ)
また、英文契約書の作成や審査ができて優遇されるため、英語力がある方はTOEIC700点以上を取っておくとアピールになります。
まとめ
法務向けの転職サイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まず使うべきおすすめは以下の6社で、あなたの経験や年収別に3社を選びましょう。
法務経験者 | 法務 未経験 |
||
年収 600万以下 |
年収 600万〜 |
||
MS-Japan | ◎ | ◎ | ◯ |
リクルートエージェント | ◎ | ◯ | ◯ |
doda | ◎ | ◯ | ◯ |
法務求人.jp | ◯ | ◎ | △ |
パソナキャリア | △ | ◎ | × |
JACリクルートメント | △ | ◎ 800万円~のみ |
× |
法務の経験者で、年収600万円以上の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。
- ビズリーチ ★最もおすすめ
- リクルートダイレクトスカウト
- doda X
転職エージェントを3つ使っても決まらなかった方のみ、最終手段として求人サイト「リクナビNEXT」を使いましょう。
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。
非公開求人で、大手IT企業の契約法務ポジションを紹介されました。
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