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30代なら転職エージェントはどこがいい?失敗しない6社を厳選!

「30代なら転職エージェントはどこがいい?」、「失敗したくない」など、30代向けの転職エージェントはどれを使うべきか迷っていませんか?

同じ30代でも、キャリアによって選ぶべきエージェントは違い、ミスマッチなものだと相手にされず、使い物にならないので注意しましょう。

また、近年は低品質なエージェントが急増している実態があり、選び方を間違えると転職の失敗にもつながります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、選ぶべき30代向け転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、30代なら転職エージェントはどこがいいのか、選び方から使いこなすコツまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 30代なら転職エージェントはどこがいい?

結論から言うと、30代の方は以下から現在の年収別に3社の転職エージェントを選ぶべきです。

年収別
おすすめ度
各社の特徴

おすすめ
エージェント
~400万円 400~
600万円
600万円~

マイナビエージェント

リクルートエージェント

doda

ワークポート

LHH転職エージェント

JACリクルートメント
×

おすすめ
エージェント

マイナビエージェント
新卒領域では最大手なのもあり、20~30代の若手のサポートに特に強い

リクルートエージェント
公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い

doda
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2

ワークポート
IT・WEB・ゲーム業界の求人が豊富で、特に若年層から評価を集めている

LHH転職エージェント
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い

JACリクルートメント
ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収600万円以上は登録必須

いずれも20年以上の運営実績がある大手で、あらゆる業界の大手・優良企業と強いパイプがあります。

これらを使うべきでない3つのケース

30代でも、以下に当てはまる方に限っては、別のサービスをおすすめします。

  • 30代前半のフリーター・無職
  • 35歳以上で正社員経験なし
  • アパレル業界・美容師・医療福祉の専門職

①30代前半のフリーター・無職

次に、30代前半までのフリーターや無職の方は、こうした経歴の方のサポートに強い以下のエージェントを選んでおきましょう。

最初に紹介した大手エージェントは、主に正社員経験のある方を対象にしていて、経験がないと、「紹介できる求人がない」とサポートを断られる可能性が高いです。

一方で、上記は正社員経験がない若手向けの求人をメインで扱うため、経歴に自信がない方でも、積極的なサポートが受けられます。

②35歳以上で正社員経験なし

35歳以上で正社員経験のないフリーターや無職の方は、転職エージェント自体の利用が向きません。

これまで紹介したエージェントに申し込んでもサポートを断られたり、満足に求人紹介が受けられない可能性が高いです。

こういった方には、転職サイトで自分で求人を探して応募していく方が効率的でおすすめです。

転職サイトなら、最大手の「リクナビNEXT(https://next.rikunabi.com/)」一択です。

③アパレル業界、美容師、医療福祉の専門職の方

アパレル業界、美容師、医療福祉の専門職の方は、それぞれのサポートに強い別の転職エージェントを選びましょう。

冒頭まで取り上げたのは、全てどの業界にも強い”総合型”の転職エージェントですが、これらの求人やサポートに限っては弱い特徴があります。

そのため、あてはまる方はそれぞれの支援に強い、以下の”特化型”の転職エージェントを選びましょう。

アパレル クリーデンス
美容師 キレイビズ
看護師 看護roo!
薬剤師 ファルマスタッフ
医師 医師転職ドットコム
栄養士 栄養士人材バンク
保育士 ヒトシア保育
介護士 レバウェル介護

次から、30代の方が具体的に使うべき転職エージェントを見極めるポイントを解説していきます。

2. どこがいいかを見極める3つのポイント

30代の方は、以下を意識して転職エージェントを選ぶと失敗しにくいです。

  • 実績のある大手エージェントか
  • ターゲットの年収が自分に合っているか
  • 自分の経歴・職種のサポートに強いか

それぞれ解説していきます。

ポイント1. 実績のある大手エージェントか

転職エージェントは大手から中小まで二万社以上ありますが、実績のある大手だけを選びましょう。

大手は企業からの信頼も厚く、個別に紹介を依頼された、以下のような表に出ない優良な求人を豊富に持っています。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

こうした人気な求人・高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。

また、大手は多くの転職をサポートしてきた分、「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っていて、選考対策のレベルも高いです。

転職ノウハウも豊富で、大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

mhlw-data-2024

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあれば、インターネットで簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。

新設の中小エージェントにも優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。

  • 一部の企業とのパイプしかなく、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っている不人気な求人しか持っていない
  • 転職ノウハウが少なく、フォローが弱い

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

近年、ネットで簡単にエージェント業が始められる「求人データベース」のサービスが始まり、これを使う新しい業者が増えています。

「求人データベース」はたくさんの転職エージェントが共有する求人データのことです。

データベースの求人は、簡単にいうと売れ残りの集まりで、「不人気ですぐ人が辞める大量採用な求人」がほとんどです。

大手エージェントでも長期間決まらなかった求人が流れ着いているイメージで、データベース内には以下のような会社ばかりが並んでいます。

  • きついノルマが有名な保険会社、不動産会社
  • ブラックで有名な飲食チェーン、引越し会社
  • 薄給でスキルも身につかない3次請け、4次請けのIT企業

設立から数年なのに「求人5万件」のようなアピールをする中小エージェントがいたら、ほぼ間違いなくこのパターンなので注意しましょう。

ポイント2. ターゲットの年収が自分に合っているか

次に、転職エージェントは、ターゲットにしている年収が自分に合った所を選ぶようにしましょう。

実績のある大手エージェントの中でも、それぞれ得意にしている、力を入れている年収層が以下のように違うからです。

  • 一般的な若手向け:20~30代として平均的な年収300~500万円の求人に強い
  • ハイクラス向け:年収600万円以下は相手にされない

30代でも、外資系勤務などで高年収の方が若手向けに登録しても、対象の求人が少なく、実力通りの転職ができない可能性があります。

エージェントミスマッチ

逆に30代としては平均的な年収400万円の方がハイクラス向けに登録しても、相手にしてもらえず使い物になりません。

こうならないためにも、当ページで紹介する通り、年収別に自分に合った大手エージェントを使うようにしましょう。

ポイント3. 自分の経歴・職種のサポートに強いか

大手の転職エージェントは、幅広い業界・職種の転職に使えますが、以下のように、一部対応しきれていないジャンルもあります。

  • フリーター・無職
  • アパレル業界
  • 美容師
  • 看護師、薬剤師、医師などの医療専門職
  • 介護士、保育士、栄養士

これらの方が、マイナビやdodaのような一般向けの大手を使っても、対象の求人がなく相手にされません。

当てはまる方は、まずこれらのサポートを専門とする特化型の転職エージェントを使いましょう。

その他選ぶ上で大切なこと:必ず3社は使う

以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。

ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

ここまでを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。

3. 30代におすすめの転職エージェント6選

今回当ページでは、大手転職エージェント30社以上を比較し、以下の観点で6社を厳選しました。

  • 大手企業の運営
  • 20年以上の実績あり
  • 30代からの評判が極めていい

厳選した6社について、年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。

~400万円 400~
600万円
600万円~
マイナビエージェント
リクルートエージェント
doda
ワークポート
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

これらはいずれも30代の支援実績が豊富で、大手・優良企業とのパイプも強い大手転職エージェントです。

それぞれ特徴を解説するため、自分の年収に合わせて3社以上登録しましょう。

3-1. マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代の方は必ず使っておくべきです。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェントの口コミ・評判

  • ◯即戦力採用の求人には特に強いみたいで、自分みたいな経験者向けのいい求人が多かった。(エンジニア 男性)
  • ◯他の大手エージェントと比べても担当者の方がダントツで優しかった。(事務職 女性)
  • △未経験の職種を志望して使いましたが、あまり相手にされませんでした。(人事 男性)

マイナビエージェントの基本情報

向いている人の年収 ~600万円
求人数 約63,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

3-2. リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

リクルートエージェントの口コミ・評判

  • ◯志望業界の転職サポート経験が多い担当だったので、話が伝わりやすく、相談しやすかった。(営業職 男性)
  • ◯紹介されるのが聞いたことのある有名企業ばかりで、さすが大手のサービスだと思った。(不動産業界 女性)
  • △忙しいのか、こちらも積極的に動かないと、相手にしてもらえない感じがあった。(機械エンジニア 男性)

リクルートエージェントの基本情報

向いている人の年収 400万円~
求人数 約680,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

3-3. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

dodaの口コミ・評判

  • ◯企業ごとの面接データにとても詳しいベテランの担当さんで、大変役に立ちました。(営業職 男性)
  • ◯職歴が浅い自分にもこんな可能性があるのかと、驚くほどいい求人をたくさん紹介してくれた。(人事 男性)
  • △第一志望に内定もらえたので良かったですが、連絡がやや取りにくいことがあった。(建設業界 男性)

dodaの基本情報

向いている人の年収 ~600万円
求人数 約200,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

3-4. ワークポート

workport

ワークポート」は、IT・WEB・ゲーム業界に強い、若年層からの支持が大きい転職エージェントです。

設立当初はIT業界に特化していましたが、2014年から他業種の取り扱いも開始しており、現在はあらゆる職種に対応しています。

長年の実績からIT企業とのパイプが特に強く、優良求人も多いため、エンジニアなどIT業界への転職を目指す方には外せない一社です。

ワークポートの口コミ・評判

  • ◯業界未経験からの転職でしたが、応募先の選び方から丁寧に教えてくれて、頼りになりました。(ゲーム業界 男性)
  • ◯担当のレスが早く、終始スムーズに活動を進められました。(営業職 女性)
  • △年収アップできる案件は少ない印象(アプリエンジニア 男性)

ワークポートの基本情報

向いている人の年収 ~400万円
求人数 約73,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ワークポート
運営歴 2003年~

ワークポート公式ページ:https://www.workport.co.jp/

3-5. LHH転職エージェント

lhh転職エージェント

LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

運営元の「アデコ」は、世界中で長年人材派遣サービスを提供してきた実績があり、外資系企業とのパイプが強いです。

国内の有名企業の求人もありますが、外資系の転職ノウハウ、サポート力では頭ひとつ抜けているため、外資系への転職を狙う方には特におすすめです。

LHH転職エージェントの口コミ・評判

  • ◯元々狙っていた会社の求人があったので使いました。内情に詳しい担当についてもらえて、無事内定が取れました。(エンジニア 男性)
  • ◯経験をピンポイントで活かせる職場を紹介してもらい、年収を100万円近く上げることができました。(技術職 女性)
  • △熱心な紹介は嬉しいが、勤務時間中にも電話が来るのはストレスだった(営業職 女性)

LHH転職エージェントの基本情報

向いている人の年収 600万円~
求人数 約60,000件
対応エリア 全国
運営会社 アデコ株式会社
運営歴 1985年~

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

3-6. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

実績や知名度の高さから、企業側も「高待遇の専門職」などハイキャリア求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収600万以上の方は必ず登録しておきましょう。

世界11カ国にも支店を持っていて国外の会社との取引も多く、外資系企業とのパイプも強い特徴があります。

JACリクルートメントの口コミ・評判

  • ◯私の職種に対する理解度は他社エージェントに比べて段違いに高かった。(研究職 男性)
  • ◯チャレンジングな紹介に最初は戸惑ったが、結果キャリアアップに成功し、感謝しかない。(営業 男性)
  • △腕試しに登録しましたが、職歴が浅いからか、丁重にお断りされました。(保険業界 女性)

JACリクルートメントの基本情報

向いている人の年収 600万円~
求人数 約11,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

転職エージェントの利用の流れは?

大まかな流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談(対面かWEB、電話)
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談は、どのエージェントも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

4. 一部の30代におすすめのその他転職サービス

30代でも、以下に当てはまる方には、これまで紹介したものとは別のサービスをおすすめします。

  • 30代前半のフリーター・無職
  • 35歳以上で正社員経験なし
  • アパレル業界・美容師・医療福祉の専門職

4-1. 30代前半のフリーター・無職

30代前半で正社員経験がないフリーターや無職の方は、こうした経歴の方のサポートに強い以下のエージェントを選んでおきましょう。

これまで紹介してきた大手は、主に正社員経験のある方を対象にしていて、経験がないと、「紹介できる求人がない」とサポートを断られる可能性が高いです。

実際、以下の大手3社は、公式でも以下のように説明しています。

リクルートエージェント 下記の求人は取り扱いが非常に少なくなっております。
新卒者など就業経験をお持ちでない方の求人
・一貫したキャリア、専門知識や経験を必要としない求人
(引用:お申し込みの際の注意点
マイナビエージェント 主に正社員としてのキャリアを有する方を対象とする求人を扱っておりますので、アルバイト経験もしくは派遣経験のみの方、また、正社員としての就業経験が長らくない方の場合、求人をご紹介できる可能性が極めて低くなります
(引用:マイナビエージェントに関するFAQ
doda 正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験をお持ちではない場合や学生・アルバイトご経験のみの場合、サポートが難しい場合があります。
(引用:サービスのご利用について

一方で、これから紹介する3社は正社員経験がない若手向けの求人をメインで扱うため、経歴に自信がない方でも、積極的なサポートが受けられます。

いずれも実績のある大手で、入社後の定着率も高いため、未経験可の求人がメインですが、すぐに辞めたくなるような求人を押し付けられる心配はありません。

それぞれ特徴を解説していきます。

JAIC

jaic

JAIC」は、上場企業の株式会社ジェイックが運営する、未経験の転職に強い転職エージェントです。

登録すると、厳選した優良企業20社と、書類審査なしで面接できる合同面接会に参加することができます。

入社後の定着率が9割以上と非常に高く、ほとんどの利用者が、安心して働けるマッチした職場に転職ができています。

求人数 非公開
対応エリア 関東、関西、東北、中部、中国、九州
運営会社 株式会社ジェイック
運営歴 1991年~

JAIC公式ページ:https://www.jaic-college.jp/sales/

ハタラクティブ

hataractive

ハタラクティブ」は、IT業界に特化した転職サービス「レバテック」なども展開する株式会社レバレジーズの運営する転職エージェントです。

経歴・スキルに自信のない若手のサポートに力を入れていて、未経験者向けの優良企業の求人をメインで扱っています。

短期間で内定を出すことを強みとしていて、最短で2週間で決まるケースもあるため、急いでいる人には特におすすめです。

求人数 約3,000件
対応エリア 北海道、関東全域、中部(愛知、岐阜、静岡)、近畿️(三重、大阪、兵庫、京都)、広島、福岡
運営会社 株式会社レバレジーズ
運営歴 2005年~

ハタラクティブ公式ページ:https://hataractive.jp/

就職ショップ

就職shop

就職ショップ」は業界最大手のリクルートが運営する、経歴に自信のない若手のサポートに強い転職エージェントです。

就職ショップから紹介された求人は書類選考なしで面接に進めるため、経歴を理由に書類で落とされる心配がありません。

求人数最多のリクルートの運営で、企業の選択肢もかなり多いため、とにかく多くの求人を見てみたいという人には特におすすめです。

求人数 非公開(登録社数は11,000社以上)
対応エリア 首都圏、大阪、京都、兵庫
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

就職ショップ公式ページ:https://www.ss-shop.jp/

4-2. 35歳以上で正社員経験なし

35歳以上で正社員経験のないフリーターや無職の方は、転職エージェント自体の利用が向きません。

これまで紹介したエージェントに申し込んでもサポートを断られたり、満足に求人紹介が受けられない可能性が高いです。

対象の求人自体が少なく、正社員になるハードルが高いため、転職を決めないと利益が出ないエージェントはサポートしたがらない事情があります。

こういった方には、転職サイトで自分で求人を探して応募していく方が効率的でおすすめです。

転職サイトなら「リクナビNEXT」一択

リクナビnext

転職サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。

総求人数は10万件以上と他サイト比べても圧倒的に多く、社会人経験がない方向けの求人も5,000件以上と多く掲載されています。

「30代が活躍中」となっている未経験歓迎の求人も多いので、まずはこれに登録して活動を進めましょう。

リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/

それでもダメなら「ハローワーク」を使う

転職サイトでも転職が決まらなかった方は、公共の職業紹介サービス「ハローワーク」を使いましょう。

これまで紹介した民間のサービスに比べると、地方や小さい会社の求人が多いですが、経験や年齢不問の正社員求人が多く掲載されています。

求人は以下から調べられるため、転職サイトでもいい求人が見つからなかった方は利用してみましょう。

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/kensaku/

4-3. アパレル業界、美容師、医療福祉の専門職

以下に当てはまる方のみ、それぞれの求人・サポートに強い”特化型”のエージェントを選んでおきましょう。

  • アパレル業界の方
  • 美容師
  • 医療・福祉の専門職

これまで取り上げたのは、全てどの業界にも強い”総合型”の転職エージェントですが、これらの求人やサポートに限っては弱い特徴があります。

そのため、あてはまる方はそれぞれの支援に強い、以下の”特化型”の転職エージェントを選びましょう。

アパレル クリーデンス
美容師 キレイビズ
看護師 看護roo!
薬剤師 ファルマスタッフ
医師 医師転職ドットコム
栄養士 栄養士人材バンク
保育士 ヒトシア保育
介護士 レバウェル介護

その他、これらの方が特化型を使うべき理由をまとめると以下の通りです。

使うべき業界 特化型を使うべき理由
アパレル・美容師 それぞれの業界が特殊で、店舗見学などにも対応しているエージェントが好ましい
看護師、薬剤師、医師など医療系専門職、保育士、介護士、栄養士 担当者に業界知識と病院・施設とのパイプがないとうまくいかない

上記以外の方は、これまで紹介した「総合型」転職エージェントだけを使い、時間があれば「特化型」転職エージェントを併用する程度で良いでしょう。

なぜ特化型のエージェントの優先度が低いのか

求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプが大手総合転職エージェントに劣るケースが多いからです。

以前までは、特化型エージェントも「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型エージェントも下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。

  • 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
  • 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている

そのため、大手で優良企業とのパイプが強い、総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができます。

(参考)主な特化型エージェントまとめ

どうしても特化型が気になる方向けに、その他の業界で、よく名前の上がる大手を以下にまとめました。

特化する業界、職種 それぞれの最大手
ITエンジニア・デザイナー レバテックキャリア
コンサル ムービン
金融 コトラ
メーカー(エンジニア) メイテックネクスト
管理部門・バックオフィス MS-Japan

まずは総合型を3つは使い、さらに使う余裕のある方のみこれらを使ってもいいでしょう。

5. 30代こそ転職エージェントを使うべき4つの理由

転職サイトから応募するなど他の方法もあり、エージェントを使うべきか迷っている30代の方もいるかもしれません。

ただ、以下の理由で、30代の方こそ、転職にはエージェントを使うべきと言えます。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • エージェントしか持っていない優良求人に応募できる
  • あらゆる転職サポートが無料で受けられる
  • 選考で有利になることがある

理由① 転職でのミスマッチが起きにくい

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

帝国データバンクの調査(2023年)」によると、国内の半数以上の企業は人手不足を感じていて、採用に苦労している企業が多いのが現状です。

とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあります。

いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「実はきついノルマがあり、達成しないとまともに稼げない」
  • 「サービス残業が当たり前の社風」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職してもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由② エージェントしか持っていない優良求人に応募できる

転職エージェントは、エージェント経由でしか応募できない30代向けの優良求人を豊富に持っているため、必ず使っておくべきです。

経験を問われない人柄重視の採用の多い20代と違い、30代の転職では以下が重視されます。

  • マネジメント経験:部下や組織をまとめた経験
  • 専門スキル:営業やプログラミングスキルなど

これらが必要な即戦力採用の求人は、以下のような求人で、表に出ない形で採用が進むことも多いです。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件

こうした求人は企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェント経由でしか応募できない優良求人が多いため、即戦力人材の30代こそ、転職エージェントは使うべきです。

理由③ 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

30代はまだ初めての転職という方も多く、何をすべきか、転職先はどう決めるべきかなど、一から相談できるのも大きなメリットと言えます。

理由④ 選考で有利になることがある

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

特に、年齢だけで不利になることもある、以下の30代の方には、強い味方になるのは間違いありません。

  • 正社員経験がない
  • 未経験の業界、職種への転職を目指す

デメリットは使い方次第で解消できる!

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →老舗、大手のエージェントを選ぶ
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →年収や経歴、職種の面で自分に合ったエージェントを選ぶ

また、30代が転職に使える他のサービスと転職エージェントを比べた結果は以下の通りです。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
転職サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
企業の採用ページ ×
自分でやる
×
公開求人、数少ない
×
自力で頑張る
スカウトサービス
一部のみのサポート

良質だが、数少ない

選考対策・プッシュあり
ハローワーク
求人の紹介

数は多いが低品質

簡単な選考対策のみあり

全てにおいて優れているのは転職エージェントだけですから、「35歳以上で正社員経験がない」といった一部の場合を除き、30代の方は、まず転職エージェントを使っておきましょう。

スカウトサービスは別物なので注意

近年以下のようなスカウトサービスがCMなどで有名で、転職エージェントとまとめて紹介されることも多いです。

しかし、これらは転職エージェントとは別物なので注意しましょう。

スカウトサービスは、職務経歴書を登録し、企業や、ヘッドハンターからのスカウトを待つタイプの転職サービスです。

転職エージェントとは、具体的には以下の点で違っています。

転職エージェント スカウトサービス
手続きのサポート ◎全て受けられる
必ず担当がついて動いてくれる
△受けられないことが多い
担当はつかず、企業からのスカウトなら全部自分でやる必要あり
転職時期の希望 ◎ある程度通る
目標に合わせて担当が動いてくれ、自分からも動ける
△通りにくい
スカウトが来なければ、いつまでも決まらない
対象 ◎ほぼ全ての転職者 △年収800万~のハイクラスがメイン

積極的に応募するなど、自分からも動ける転職エージェントと違い、スカウトサービスは受け身でスカウトを待つ形になります。

そのため、これだけに頼ると、「スカウトが来ずにいつまでも決まらない」となる恐れもあります。

30代の高年収の方も、まずは「JACリクルートメント」のように、ハイクラスに強い大手エージェントに登録して活動を進めましょう。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. 30代の転職についてよくある質問

最後に、30代の転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. 30代の女性におすすめのエージェントはある?

女性の場合も、下記の中から3社選びましょう。

~400万円 400~
600万円
600万円~
マイナビエージェント
リクルートエージェント
doda
ワークポート
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

上記の大手エージェントなら、女性の担当も多く、出産や家庭との両立など、女性特有の事情も踏まえた転職のサポートが受けられます。

女性の担当に対応してもらいたければ、登録時に、備考欄に下記を書いておきましょう。

女性ならではのキャリアの相談がしたいため、女性のご担当者様をつけていただけるよう、お願いします。

7-2. 30代の転職は厳しい?

人柄重視の採用が多い20代と比べると、経験やスキルが求められることが増え、やや厳しくなります。

ただ、大手エージェントdodaで転職を成功させた人の3人に1人は30代というデータもあり、40代以上と比べるとまだ有利と言えます。

doda_age

引用:doda「転職成功者の平均年齢調査

30代後半になると成功する人が半減するため、なるべく早く動き出すことをおすすめします。

7-3. スキルなしの30代でも転職できる?

自分にスキルがないと思っている30代の方でも、問題なく転職は可能です。

職歴のある方なら、実際には以下のようなスキルは持っていることがほとんどだからです。

  • 課題解決力:仕事上の問題に積極的にトライしたり、入念に分析して計画する力など
  • コミュニケーション能力:相手の話をじっくり聞いたり、説得する能力など

プログラミングスキルように、特定の仕事でしか使えないスキルに対し、これらはどの仕事にも持ち運びができるという意味で「ポータブルスキル」と呼ばれています。

自分ではわからない方は、これまでの経験から、アピールできるポータブルスキルがないか、エージェントに相談してみましょう。

7-4. 30代から未経験転職におすすめの職種は?

未経験でも転職がしやすいおすすめ職種は、以下の通りです。

おすすめの理由
営業職 実績やスキルよりも、コミュニケーション能力や人間性が特に採用で重視される
ITエンジニア ・業界全体の成長に人手が追いつかず、人手不足の会社が多いため比較的入りやすい
・未経験者向けの研修制度が充実した会社も多い
事務職 特別なスキルがなくても、エクセルやワードなどの基本的な操作ができれば採用してもらえる

7-5. 30代が転職で年収アップを目指すには?

以下のように、職種を変えずに、年収の高い業界へ転職をする方法がおすすめです。

  • 小売業の営業職 → IT業界の営業職への転職
  • 宿泊業、レジャー業の人事部 → 不動産業界の人事部への転職

営業や人事など、同じ仕事をしていても、どの業界にいるかだけで年収は100万円以上変わってきます。

dodaの調査によると、平均年収が高い業界としては、「金融、メーカー、IT、不動産」が上がっています。

同じ職種からの転職なら経験者として選考でも有利になるため、年収にこだわる方は、エージェントにこうした業界への転職を相談してみましょう。

厚生労働省の調査」によると、20代~30代前半までが、転職で年収アップに成功する人の割合が約5割と最も大きいです。

30代後半~40代は約4割と少なくなるため、年収アップを目指す30代の方は、早めに動くのがベストと言えます。

まとめ

30代なら転職エージェントはどこがいいのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

30代の方は、以下を意識して転職エージェントを選ぶと失敗しにくいです。

  • 実績のある大手エージェントか
  • ターゲットの年収が自分に合っているか
  • 自分の経歴・職種のサポートに強いか

まずは以下の大手エージェントの中から、自分の年収に合った会社に3社に登録しましょう。

年収別
おすすめ度
各社の特徴

おすすめ
エージェント
~400万円 400~
600万円
600万円~

マイナビエージェント

リクルートエージェント

doda

ワークポート

LHH転職エージェント

JACリクルートメント
×

おすすめ
エージェント

マイナビエージェント
新卒領域では最大手なのもあり、20~30代の若手のサポートに特に強い

リクルートエージェント
公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い

doda
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2

ワークポート
IT・WEB・ゲーム業界の求人が豊富で、特に若年層から評価を集めている

LHH転職エージェント
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い

JACリクルートメント
ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収600万円以上は登録必須

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。

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